SAIJO StudyAbroad

海外インターンシップ・留学準備から渡航・滞在、帰国まで

一足お先に

2011-02-28 18:57:52 | Weblog
2011年 2月26日(土)

Time flies like an arrow.(光陰矢の如し)あっという間の2週間であった。初めは異国に来て戸惑いがちだった学生たちも1週間を過ぎるあたりから地元っ子になったようにアメリカの地に馴染み始めた。慣れるにつれて、英語をマスターしようという勉強熱が、ショッピングも含めアメリカを知りたいというお遊びムードに変わり始める(危ない!危ない!)この分で行くと2週間もあっという間だろう。たくさん外国の友達を作って英語をいっぱい話したり、予習復習をしっかりとしてLidia先生の授業にも積極的に参加して、有益なアメリカ短期留学にしてほしいと願うばかりである。忘れないで!帰ったらTOEIC600点への挑戦が待ってることを!

私は、一足お先に今日帰国となる。予定のチェックインタイムより1時間早めにSea-Tac空港に到着。チェックイン手続きは至極簡単。まず係員の前に設置された機械にパスポートをかざし、指示に従って画面上の必要事項を埋めていく。(日本語のところをクリックすると日本語の説明に変わるので英語がわからなくても心配はいらない)画面上で座席の選択を終えたところで搭乗券が自動的に出てくるという仕組み。(便利!)その搭乗券とパスポートを係員に提示し、荷物を預けるとそれで手続きは完了。いざ税関へ。

ど~んとした周りの重い空気に少しドキドキ。税関に行く前に、靴を脱ぎ、時計を外し、コートを脱ぎ・・・ありとあらゆる持物を透視される(厳し~い)すべての所持品が無事通過しホット胸をなでおろしたとき、係員に「ちょっと来い」サインを出され、指示されるところに向かう。まるで犯罪者になった気持・・・・ウェットティッシュのようなもので手を拭かれ、それを機械に当て、次に鞄の中の魔法瓶を拭きとり、またまたそれも機械でチェック。内心のドキドキはおくびにも見せず、冷静さを装い、恐る恐るWhat are you doing?と笑顔で聞いてみる。すると係員は、なんと劇物チェックだと言う。ショック!



なにはともあれ無事、税関突破!!完璧チェック後、逃げるように足早に階段を下り、モノレールに乗ってゲートN10へ向かう。後はすべて順調。定刻どおり飛行機は滑走路を離陸。ほっー。グッバイ、シアトル(正確にはリンウッド)!眼下に広がるシアトルの光景を見ながらがいろいろな思い出がよみがえってきた。4人の学生たちが、あと2週間、充実した日々が過ごせるように心から祈りつつアメリカを後にする。

★このブログは学生たちからのメッセージが日本へ届けば、このまま学生たちが帰国する日まで続けるつもりです。

International Night

2011-02-28 18:20:23 | Weblog
2011年 2月25日(金)



International Night とはいわゆるCommunity College の学園祭だ。世界各国の学生たちがお家芸を披露する絶好のチャンスが、1年に1回のこのInternational Night。Edomondsの会場は溢れんばかりの観客だ。夜の7時、練習に練習を積み重ねた華やかなショーが幕開けとなった。おいしい食事にありつけると期待をしてやって来た4人の学生たちには「だんごより花」のこのパーフォーマンスが、初めはちょっと物足りなかったらしいが、ショーが始まると盛んにカメラのシャッターを押しまくってこの夜の催しを楽しんでいた。間に一度の休憩をはさんで、ショーは10時近くまで続き、盛況のうちに幕を閉じた。ショーが終わるころには、それぞれの家族が会場まで学生たちを迎えにきていて、お腹はすいていたが、国際的な雰囲気に触れ、満たされた心で学生たちはそれぞれの家路へと向かった。

   

雪やこんこん霰やこんこん

2011-02-28 03:46:39 | Weblog
2011年 2月24日(木)

昨夜、Collegeからがあり、雪のため今日の授業の開始は午前10時からとの連絡あり。朝起きて窓の外を見た。うぁお!天気予報通り、一面の雪景色。突然、が鳴る。雪のためLidia先生が来れなくなり今日は休講とのこと。3人には連絡がついたが、Yさんの家だけは誰もに出ず、留守番電話に伝言を残したとのこと。

しばらくたって又が鳴る。今度はTさんから。皆でAlderwood Mallに行くことに決めたけど、Tさんだけには連絡がつかないから何とか連絡を取ってほしいという。さぁ大変!どうやって連絡をとればいいのだろう???美樹さん、萌さん、ISS・・・とを掛けまくるが誰も電話口に出てくれない。最後の望みと{Jessyにかけた時、やっとがつながった!!そして30分遅れてYさんに伝達事項が伝わった。やれやれ。4人の話では無事に4人が会えて、午後3時近くまでショッピングを楽しんだそうだ。

ちょっとお得なフランス料理

2011-02-23 21:48:53 | Weblog
2011年 2月23日(水)

    

今日のランチはちょっとリッチに・・・といってもここはCollege Cafeー将来シェフになりたい学生たちの実習訓練の場である。そうはいっても味も雰囲気も一流(?)レストラン並み。大きく違うのは値段である。フランス料理が市価の半額以下で食べられるという知る人ぞ知るカレッジの穴場である。さらにお得なことに、料理を頼むとパンにスープかサラダがついてくる。Kさん、Yさん、Tさんはリゾット付きステーキ、Wさんはパスタ料理。本格的なテーブルマナーが必要とされる、いつもとはまったく異なるランチに学生たちはちょっと緊張気味。「フォークはどれを使うの???」「スープを飲み終わった後はスプーンはどこに置くの???」などなど質問攻めに合う。舌鼓を打ったグルメ料理のそれぞれの値段がなんと7ドルとは、お腹の中も心の中も超満たされた今日のランチであった。


バス停でバスを待っていたら、急に大粒の霰が横殴りに降ってきた。大急ぎでバスに飛び乗る。バスが進むにつれて、目の前が雪景色へと変わる。今までのあの穏やかな天気は何だったのだろう。バスの運転手さんによれば、エルニーニョ現象で最近は天気がおかしいらしい。それにしてもシアトル近辺の気候は本当に変わりやすい。



パイクプレースマーケットと日系スーパー宇和島屋

2011-02-23 20:21:11 | Weblog
2011年 2月22日(火)

昼食後、萌さんの案内でシアトル観光をする。

 

シアトルで最も有名な観光スポットPike Place Marketへ。ここでまず初めに足を運んだのは、かの有名なスターバック1号店。店の前にはひょうきん者のミュージシャンがギター片手に大エンターテイメントを披露し、歌いながら4人の記念撮影の中にも参加してくれるという大サービスぶり。レトロな雰囲気のスターバックス店内は、人人人でごったがえし、商売大繁盛。4人もそれぞれタンブラーやらコーヒーやらを買って、この店のビジネスに貢献していた。

  

続いてメインアーケードの中を試食しながら見学し、雑多な魚がきれいに陳列されたPike Place Fishへと向かう。ここでも日系人のお兄さんから大きめの鮭の切り身を一掴み、気前よくサービスされ、皆「おいしい!」と思わず満足の歓声をあげる。市場のランドマークであるネオンサインの前で記念写真を撮ったら、今度は人気のピロシキ店でアメリカ風ピロシキを買って、アメリカ人のように食べ歩きして海の景色を眺めたところでパイク・プレースのツアーは終わりとなった。

次に向かったのが在米日本人のお助けマン的存在ー「宇和島屋」。宇和島屋では、たくさんの日本の食材が売られていたが、値段を見て皆悲鳴をあげた。日本の2-3倍!!!それでもこちらに住んでいる日本人は、宇和島屋に来るとたくさん買い込んで行くそうである。帰るころには萌さんも袋いっぱいの買い物を手にしていた。4人の中では、Kさんだけがやきそばを買っていた。なんでも今のホームステー家族に日本食を作ってあげるのだそうだ。やさし~い。


道案内の英会話は私たちにおまかせ!

2011-02-22 04:10:36 | Weblog
2011年 2月20日(日)

今日は皆でちょっとお出かけ。AMTRACKに乗ってポートランドへ。ルンルン、4人の心はすっかり遠足気分。3連休のなか日とあって電車は満席。暖房のきいている暖かい電車の車窓から美しい景色が流れてゆく。一路ポートランドへ。AMTRACKの中では無線ランが使用でき、車内は、インターネットを楽しむ人、おしゃべりをする人、本を読む人・・それぞれに目的地までの快適な時間を楽しんでいた。時折、外の景色の説明やら注意事項やらのアナウンスが入り、乗客の動きを止めていた。


午前10時50分、定刻より10分早くポートランド駅に到着。まずは腹ごしらえと4人の意見が一致する。電車の中で知り合ったアメリカ人女学生のお勧めのレストランに向かうが迷うことしきり。"Could you tell us Where Blossoming Loutus is?"と行きかう人を捕まえて聞きまくる。英会話の良い練習だ!9回目の英会話プラクティスに応じてくれた親切そうなアメリカ人カップルは、突然ポケットから携帯電話を取り出し、携帯電話に“Blossoming Loutus"と話しかける????。すると不思議、携帯画面に問いかけレストランの住所が現れた!!!わぁお!さすがアメリカ。進んでる!!結局“Blossoming Loutus"レストランは方向違いと分かり、カップル紹介のアメリカ風レストランでランチとなる。レストランは、ほとんどが地元の人々。それほど大感激はしないが、値段も手頃で味もまーまー。Wさんは大満足。YさんとKさんはそれなりに満足。Tさんは大不満足。

    

又“Could you tell us where ~is?"を繰り返しながらダウンタウンへ向かう。4人のお目当てはショッピング。何はさておきパイオニア・プレースへ。パイオニアプレースで2時までショッピングを楽しんだ後は、かの有名なVoodooドーナツ店へ。さすがに地元で一番人気のドーナツ店とあって、レンガ造りの趣のある店の前にはもうすでに行列ができていた。

4人にとって駆け足の珍道中ではあったが、「ワイワイがやがや」の楽しい思い出と道を聞く時の英語フレーズだけはしっかりと頭の中に残った。


Yさんの新しい家族

2011-02-21 18:38:57 | Weblog
2011年  2月19日(土)



今日、Yさんが引っ越した。新しい家族は、学校の近くに住むGillさん。(後で分かったことだが、Tさんのホームステイ先とは結構近いらしい)Gillさんは看護師をしていて、10歳のラブラドール犬と一緒に暮らしている。

朝の10時、Community Collegeのバス停で待っていると、“Hello!"と緑の車から笑顔の女性がやさしそうな声をかけてきた。好印象のGillさんとの初顔合わせ。誘われるまま、私もYさんの新居にお邪魔することになった。ピンク色の好きなYさんのことをあたかも知っていたかのようにピンクカラーに統一された室内はいかにも女の子好み。案内されるままYさんの部屋に行くと、机の上にかわいいらしいプレゼントが置いてあった。何から何まで心憎いまでの心遣いに、「やばい・・」「やばい・・」を連発するYさんの目はうるうる。

今日は、Yさんの心の中を反映しているかのように、久々の青空。一日中、Yさんの顔から笑顔が絶えることはなかった。Yさん、本当によかったね

セーフコフィールド

2011-02-19 05:56:26 | Weblog
2011年 2月18日(金)



イチロー選手が属しているマリナーズの本拠地セーフコフィールドを見学する。アメリカに来て初めてのすがすがしい行楽日和。まずは入り口のイチロー選手の写真をバックに記念撮影。「ハイ、チーズ!」2時半のフィールドツアーまでの待ち時間は、大好きなショッピング。売り場には野球帽、シャツ、バットなどなどたくさんの種類のカラフルグッズが所狭しと並び、ショッパーたちの心を取り込んでいた。ツアーが始まる前までにはツアー客それぞれの手に、しっかりと土産袋が握られていた。


2時半、ツアー開始。ちょっと怖~い元気な白髪のガイドさんが英語で私たちを案内してくれる。ツアー客はほとんどが日本人。いたるところにイチローの写真が貼られ、ここアメリカでもイチロー人気が窺われた。フィールドはもちろんのこと記者会見の部屋や選手たちの控室まで気前よく見せてくれて、ツアーは1時間半後に終わった。終了と同時に4人の口から出た言葉:「やったー!」・・・・そう、このツアーは本当に寒かった!!!


【報告事項】

その1
ライド・ザ・ダックスに乗った翌日から、予想通りWさんを除いて全員が風邪をひいてしまった模様。症状はそれほど悪くはなく、一見問題なさそうだが、それぞれが鼻声。悪いことに、ホームステー先の室内が、暖かくないらしい。こちらの人々は寒さに強く、こんなに寒いのに軽装の人々も多い。そろそろカルチャーショックが頭を出し始めた。

その2
Yさんが19日(土)からホームステー先を変わることになった。家族が忙しそうなのと、ホームステーのお母さんがコロンビア人で英語になまりがあって、会話の勉強がなかなかできないというのが理由。こんどの家族の家からは、学校へもバスで5分くらい。看護師さんをしているお母さんのみ。Yさん、今度こそ、英語でいっぱいおしゃべりができるといいね。





シアトル観光

2011-02-17 21:07:22 | Weblog
2011年 2月16日(水)

午前9時半~12時20分
2回目の授業は、映画「Brue Crush」を使っての飽きない授業であった。映画の中の若者たちはかなり早口で話していたが、Lydia先生の手にかかると、あたかもなぞなぞを解くように映画内容がクリアーになっていく。さすが10年のベテラン先生。学生たちも手を挙げて、知ってる単語を駆使し積極的にコミュニケーションを図ろうとしている。いいぞ!いいぞ!一ヶ月後の英語上達が大いに期待できそうだ!!??

午後12時20分~1時
ランチタイム。みんなのランチメニューは持ち寄りの手作り家庭料理。Wさん:アップルパイとピーチパイ Tさん:バナナとトルティヤ Kさん:Yさんの持ってきたチャーハン Yさんは寝不足で食欲がないらしく、学校の無料ポップコーン。アメリカサイズのボディーになるのを恐れてか4人とも小食。

午後1時~5時
今日のシアトル観光は、シアトルのランドマークでもある「スペースニードル」と観光客に一番人気の「ライド・ザ・ダックス」だ。

    

皆の心がけが良かったせいか、雲の合間から久々に青空が顔を見せ半行楽日和。スペースニードルでは、184mの高さの円盤の展望台から眼下に展開するシアトルのパノラマを4人の学生たちはカメラにしっかりと収めていた。ライド・ザ・ダックまで少し時間があったので、この後、1階の店でショッピングを楽しんだ後、マクドナルドでしばしの休憩。ハンバーガーに甘いスイート・・・食欲旺盛。キングサイズボディなどDon't mine!!! 今回のプライベートツアーのハイライトはなんといっても、水陸両用車でまわる市内観光ツアーだ。DJのような陽気でおもしろいドライバーの話術とパーフォーマンスに魅せられ、バスの中は乗客の笑い声が絶えない。4人も大いにエンジョイしていたが、バスの中は、ちょっと(?)寒くてツアーが終わるころには皆鼻声になっていた。


Hi, guys! My name's Lydia

2011-02-16 15:32:40 | Weblog
2011年 2月15日(火)


今日からいよいよ英語の授業が始まる。さあどんな先生が4人の授業を担当してくれるのだろう?ドキドキ、ワクワク・・待つこと5分・・そこにさわやかな笑顔のLydia先生登場!まずはLydia先生の自己紹介から

Hi,guys. My name's Lydia.
I have been teaching for 10 years.
I live in South Seattle.
I have twins.
I like traveling.
I love music, I play the guitar.
I love ocean. I love surfing.

う~ん、なかなか活動的な先生だ。学生たちもLydia先生の話を、頷きながら真剣に聞いている、まずまず好調なスタート。



その後、Lydia先生がおもむろに取り出したのは、ピンクのコーティングのしてあるかわいらしいビスケット。一日遅れの先生からのバレンタインプレゼント。予期せぬプレゼントに学生たちは満面の笑みを浮かべる。この時点で、Lydia先生は、もうしっかりと生徒たちの心を掴んでしまった。
その後、生徒自身の自己紹介→バレンタインにちなんだ単語クイズ→映画「Twilight」が撮影されたForkの町や、明日訪問する「Space Needle」のインターネットの画面を使っての説明など内容の濃い授業に、学生たちも興味深々、反応も上々。授業終了後、学生たちに初授業の感想を聞くと「すごくわかりやすい」と大評判。英語モードに頭のスイッチが入切り替わった模様。


ランチは、近くのベトナム料理屋のホー(ベトナム式うどん)。一人約6ドルと値段は手頃だが、ちょっと癖のある味に、食べる前の期待感が大きかっただけに、「もう一度で十分」と4人の満足度はマイナス。

午後は、フリータイム。食後、Wさんは家のパーティーのためアップルパイを作るとかで早々に切り上げ、Yさんは時差ぼけがひどいらしく、満腹になって、睡魔に襲われ家に帰る。Tさんは図書館でインターネット、Kさんはスーパーマーケットに行ったかも?来米4日目にして、学生たちはそれぞれにアメリカの生活に慣れ始めている。方向感覚も優れていて、いつも引率者の私が学生たちに道案内されている。昨日、Wさんが下りるバス停を間違えたが、自力で自分のバス停にたどり着いた。バスを降りたら、連絡もしないのに、そこに家の人が待っていてくれてすごく感動したそうだ。この分で行くと迷子の心配もなさそうだ。

Tさんの親指がいつの間にか腫れて、痛みもあるという。ちょっと心配。Tさんはお金がかかるので病院へは行きたくないと頑として病院行きを拒絶。しかたがないので学校で、殺菌クリームと氷で冷やすという応急処置をとってもらった。明日までに少しは良くなっていますように