SAIJO StudyAbroad

海外インターンシップ・留学準備から渡航・滞在、帰国まで

さあ、いよいよ出発だ~

2011-02-13 12:58:04 | Weblog
2011年 2月12日(土)

 


あいにくの雨の出発となってしまったが、これからシアトルに向かう4人の心の中は快晴だ。遥か彼方のシアトルの地に夢と期待が大きく膨らむ。見知らぬ外国にこれから向かうという不安なんてなんのその。「なんだかこれから出かけるという気がしない・・・」というのが4人の正直な実感だ。安全を期して早めに出発ゲートに行くが、飛行機の車輪が凍結しているとかで出発時間が1時間遅れる。飛行機を待っている間、私たちが乗る便のパイロットと隣り合わせになり、おしゃべりがはずむ。飛行機の中から時々オーロラが見えるという彼の話に、4人は「へ~」と一斉に歓声をあげ、今回の飛行中もひょっとしたら?!!と期待に胸を躍らせる。

午後6時40分、やっと飛行機が滑走路を滑り始めた!これから8時間の長い飛行だ。飛行機は結構揺れたが、4人は元気ハツラツ。Tさんが突然、前部座席から私の方を見て「先生、こんないいものもらちゃた!」と嬉しそうに話しかけてきた。男性のCAと仲良くなって、ちゃっかりと4人分の高級(?)アメニティグッズをゲットした模様。実にたくましい。

同日午前10時40分、シアトル着。到着後すぐの4人の感想:
Wさん「まだ実感がしない」Tさん「わくわくしてる」Kさん「緊張してきた」Yさん「不思議な感じがする」・・・・ここまでは順調。

税関での質問はマニュアル通りにはいかず、意地悪な質問が次から次へと威厳ある係員の口から発せられ、学生たちはたじたじ。それでも何とか通り抜けることができたが、これまでのアメリカのイメージがここでがらりと変わる。税関後、4人に感想:「怖~い」



空港ロビーに出ると、飛行機が遅れたにもかかわらず、ちゃんと萌さんとJesseからの出迎えを受け、ほっと胸をなでおろす。Community Collegeの車で一路ホームステー家族の待つCollegeの集会室へ。車の中では日本語と英語の会話が飛びかう。運転手を含めるスタッフの皆さんは、とてもフレンドリーで4人の学生たちもすぐに溶け込んでしまった。




さあ、いよいよ滞在先のアメリカ人家族と初顔合わせだ。いままでにぎやかだった学生たちは、ここにきて急に寡黙で従順になる。4人はこの家族たちと今週末をすごし、月曜日の初登校日には、家族が学校まで送ってくれることになっている。
Have nice weekends!

皆がそれぞれの家族に連れられて行ってしまった後、雲行きが急にあやしくなり、強風にあおられた雨が地面をたたきつけ始めた。このため学校付近の家々が停電になり、しばらく暗がりの中で明かりを待つ。こういうことはよくあるのかと地元の人に聞くと、今までに一度もなかったという。機中で知り合った人の話でも、この時期シアトルは雨が多いが、しとしと雨だから、みんなは傘はささないと言っていたのに・・・・この先、外の天候も4人の心模様も「好天が続くことを願うばかりである。