たとえば、法律的な交渉をしている最中に、相手が突然、弁護士をたててきたとしましょう。弁護士から突然、手紙が来て「本事件については当職が受任しておりますので、今後の連絡は当職までお願いいたします・・」などという連絡があったとしましょう。
「そんなの俺は知らない。俺の相手は、あくまで本人だ!」と弁護士に言えるのでしょうか?
プロ野球選手が年棒交渉を代理人弁護士に任せたときに、球団が拒否できるか?という問題です。
代理人として弁護士を選任したら弁護士を相手に交渉しなければならないという制度はありません。そこで、あなたが、弁護士を無視することは可能ではあります。
しかしながら、相手が弁護士を通してしか交渉をしてくれない場合に、弁護士を無視すると交渉がすすみません。しかも相手は代理人を通じてであれば交渉のテーブルについているのですから、こちらが交渉を拒否している形になります。
前に書いた例でも、球団が、代理人交渉を拒否したら、社会的に問題になります。選手側は交渉のテーブルについているからです。
あなたが、あくまで交渉を拒否していると、弁護士は訴訟を提起してくるでしょう。
そうすると、あなたは裁判に応じざるを得なくなります。
ですから、弁護士が相手についたときには、弁護士を相手に交渉するしかないということになります。
相手の弁護士の言うことが納得できないときには、こちらも弁護士をたてましょう。

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姉妹編ブログ「弁護士スクラップブック」もよろしくお願い致します。
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「そんなの俺は知らない。俺の相手は、あくまで本人だ!」と弁護士に言えるのでしょうか?
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代理人として弁護士を選任したら弁護士を相手に交渉しなければならないという制度はありません。そこで、あなたが、弁護士を無視することは可能ではあります。
しかしながら、相手が弁護士を通してしか交渉をしてくれない場合に、弁護士を無視すると交渉がすすみません。しかも相手は代理人を通じてであれば交渉のテーブルについているのですから、こちらが交渉を拒否している形になります。
前に書いた例でも、球団が、代理人交渉を拒否したら、社会的に問題になります。選手側は交渉のテーブルについているからです。
あなたが、あくまで交渉を拒否していると、弁護士は訴訟を提起してくるでしょう。
そうすると、あなたは裁判に応じざるを得なくなります。
ですから、弁護士が相手についたときには、弁護士を相手に交渉するしかないということになります。
相手の弁護士の言うことが納得できないときには、こちらも弁護士をたてましょう。
【今回の法律武装】 代理人交渉は拒否できない、不利と感じたら、こちらも弁護士へ委任をしよう |

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