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「+遊べて、創っていく」空間

ネットや情報端末機器のことを自分なりにメモとして残していきます。
何かのお役に立てれば幸いです。

(続)IPv6世界実験<Biglobe社内評価結果より> (これが、結論かな~)

2011-06-04 16:53:38 | 39:その他のNWサービス

Biglobeでやった社内評価試験の結果が公開されてましたので、参考までに。

http://www.attn.jp/worldipv6day/meeting/20110413/20110413W6D_biglobe.pdf

*<抜粋>*************************************

①IE6,7,8でデュアルスタックサーバへアクセスすると、主に初回・ 2回目のWeb閲覧の要求(GET処理)が行われないまま終了してしまう場合がある。
   (※IPv6/IPv4両方に対応したWebサーバ)
   (※一部の画像あ表示されない場合がある)

②ただし、手動操作の場合には、リトライすれば表示可となる。

③Webサーバ側の「ページの作り(JavaScript等での読み込み)」によっては失敗しないケースがある。
   ・HTMLの格納用サーバ と IMG(gifファイルなどのイメージファイル)ファイル格納用サーバが異なる場合はほぼだめ。
   ・裏返していうと、同じサーバ(デュアルスタックサーバ)内にあれば問題なし。
   ・失敗率もIE8で20%-60%程度

<結論>

HTMLファイルとIMGファイルが別サーバに存在する場合でかつIMGファイルのサーバがIPv6対応をしている場合、フォールバックした後、IMGファイルへのGETリクエスト処理が行われない場合がある。

******************************************

まさに、これだったようですね。   「・・・・、Web接続に問題がでる場合がある」とは。

<私なりの結論>

①Webアクセスに多少の遅延(数秒程度)が出る可能性はある。

②タイムアウトを待っての接続時には数十秒の待ち時間が出る可能性もある。

③仮に一部IMGファイルの読み込みに失敗しても、「再読み込み」すれば、表示できる。

④その失敗する可能性は、IE8で20-60%程度。
  ただし、そのWebサイトがHTMLとIMGが別サーバ構成である場合に限る。

・・・・となると、そんなに影響はないかもですね。

 


IPv6世界実験へ参加する主なサイト

2011-06-04 13:32:36 | 39:その他のNWサービス

最近、総務省や他にも色々と参加表明があるようですが・・・・

Ipv6_2

結局のところ、NTTの光ユーザでWinVista,Win7を使ってIE8.0以前のバージョンで、上記の参加サイトに当日アクセスした場合、なんらかの

①Webアクセス遅延(数秒)

②Webアクセス不具合(数十秒待って繋がる)

③Webアクセス不可(つながらない)

がありそうですね。

上記の条件に当てはまるかたがたは、本当に0.2%ぐらいなんでしょうか?

*************************************************************

最後に、いらんお世話を再度。

マイクロソフトから、この問題を1日だけ修正するパッチが出ています。

参考までに。

Microsoft社からの重要なお知らせ
http://support.microsoft.com/kb/2533454/ja

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IPv6世界実験(その2)・・・ 本当に影響はないの?(Part2)

2011-06-04 13:21:52 | 39:その他のNWサービス

その前に、「IPv4/IPv6フォールバック機能」とは?

まず、説明を加える前に2つの問題点があるようです。

①NTTのフレッツ網(IPv6網)は、NTTのサービス提供だけに限られる「閉域網」であるため「インターネット網」への接続がない。
  (実際、インターネットへつなぐときには、閉域網内を「PPPoEプロトコル」用いてトンネリングしてISPへ繋いでいる。)

②IE8.0までのインターネットエクスプローラには、IPv6/IPv4の両方のプロトコルを利用できるようになっているが、・・・

  1)IPv6プロトコルが優先になっている。

  2)また、IPv6で接続失敗したときにIPv4へ接続替えする機能がうまき働かない場合がある。(IE9.0以降は改善されているみたいです)


///////////////////////////////////
上記の問題を踏まえて、図をご覧ください。

①まず、NTTのフレッツ網に繋がる端末にはIPv4/IPv6アドレスが振られてます。

  1)ISPからPPPoE接続でもらった「IPv4」アドレスとDNS
  2)NTT網内からもらった「IPv6」アドレスとDNS

②PCからYahooを見ることにします。
  1)http://www.yahoo.co.jp/  からDNS問い合わせをします。
  2)DNS問い合わせはHGW(192.168.1.1:ISPのDNSに中継してるだけ?)経由でISPのDNSへ届く。
  3)通常は、yahoo.co.jpに対するDNSレコードはIPv4対応のAレコードだけですが、実験期間中はIPv6に対応するAAAAレコードを返します。

③すると、パソコンはIPv6の接続先アドレスをもらって優先的にIPv6で接続に行きます。

④パソコンには、IPS側にはIPv6の出口はありませんから、当然NTT網内へ接続に行きます。

⑤すると、NTT網からは「接続先なし(RST)」で帰ってきます。

⑥すると、RSTを受け取った端末は「フォールバック機能」を用いて、IPv4で再度接続を試みようとします。

そのときに、ユーザ側としては、以下のようなことが発生します。

①もし、フォールバックがうまくいってIPv4接続ができても「数秒間」の遅延が発生する。

②「NTT網ないからのRSTフラグを認識できない」「RSTフラグが帰ってこない」等でIPv6接続がタイムアウトするまで待ってIPv4再接続をすると、「数十秒」かかる。

③何らかの原因でIPv4のフォールバックしないと「接続自体ができない」ということもあります。

以上のような流れで問題が生じてくるみたいです。

このときに、IE8.0以前のバージョンだと「フォールバックがうまくいかないことがある」そうです。

Photo_2

 


IPv6世界実験(その2)・・・ 本当に影響はないの?(Part1)

2011-06-04 11:30:05 | 39:その他のNWサービス

最近、IPv6に関する記事が目立ってきたので、あちこち読んでいますが・・・

もうひとつ、「IPv6世界実験」の影響が良くわからないんです。

今日のメルマガに少し糸口が見える記事がありましたので抜粋しながら自分なりに整理してみたいと思います。

以下は、記事を抜粋しながらのコメントです。(記事抜粋部分は先頭に「>と下線」をつけてます。)

まずは、影響の範囲はというと、・・・

>米グーグルが事前に調査したところでは、IPv6を使ってインターネットにアクセスすることで実>際に問題が起こる割合は0.05%未満だそうです

先の記事でも「Yahoo Japanで0.2%」という数字とほぼ変わらないとおもってよいでしょう。
ということは、それほどの影響はない?
NTTからの本件に関する情報や注意喚起も今のところないみたいだし・・・。

でも、やっぱり気になります。

問題点はどこにある?

>国内でもある限られた条件を満たすユーザーは、インターネットアクセス時に多少の影響を受ける可能性があるそうです。具体的な条件は、以下の五つです。

>(1)NTT東日本/西日本(NTT東西)の光アクセス網につながるインターネット接続サービスを契約している
>(2)IPv6閉域網を利用するサービスを契約している
>(3)IPv6閉域網からRAなどでIPv6アドレスを受け取る環境になっている
>(4)接続する端末がIPv6に対応している
>(5)IPv6対応のアプリケーションを使用している

> 以上(1)~(5)すべての条件を全て満たす場合に、影響を受ける可能性があるということです。国内のインターネットユーザーのかなり多くの数が(1)に該当するでしょう。そのうち、「フレッツ 光ネクスト」「Bフレッツ」などにつながるユーザーは閉域網のサービスを使っていることになりますから、(2)に当てはまります。

> (3)については、フレッツ網を終端する宅内向けのルーターで、プロバイダー網側から受け取ったIPv6のRA(Router Advertisement)を、宅内のLANにそのまま通してしまうケースがあるのです。RAは端末に対して、IPv6アドレスなどIPv6接続に必要な各種の情報を通知する仕組みです。NTT東西からレンタルで提供される「ひかり電話ルーター」などは、デフォルトでRAを端末側に通知する設定になっています。言い換えれば、ルーターでこの機能を無効にすれば、問題は起こりません。

> (4)に関しては、Windows 7/VistaやMac OS X、iPhoneに搭載されているiOSなどがデフォルトでIPv6に対応していますから、該当する端末は多いといえます。

> (5)のIPv6対応アプリケーションについても同様で、Internet Explorerをはじめとする多くのアプリケーションがIPv6に対応しています。つまり、総合的にみて結構な数の国内ユーザーが影響を受ける可能性があります。

この記事からすると

①フレッツ光ネクスト、Bフレッツのユーザで光電話を使っている方は(1)、(2)、(3)を満たしています。

②なおかつ、Win Vista、Win7のパソコンを使っている方は(4)も満たします。

③で、IE(インターネットエクスプローラ)は、ほとんどが使っていますから、

IEはver9.0にあげれば、これからいう「IPv6⇒IPv4フォールバック機能」が問題なく働いて「対象から外れる」そうですが、IE9.0はこの3月に出たばかりなのでそうそう適用されている方はないかと・・・・。

結構対象が出てきそうですね?
これで、ほんとうに影響するユーザは0.2%程度?

ただ、気になるのは、すべてが繋がらないじゃなくて「まれに繋がらないことがある」という表現があることです。

では、具体的にどんな影響があるかというと・・・。

>具体的にはどんな影響があるのか、もう少し詳しく見てみましょう。端末からIPv6での接続が失敗した場合、IPv4での接続に切り替える動作を「IPv6-IPv4フォールバック」などと呼びます。まれにこのフォールバックが上手くいかないため、接続が遅くなる、接続できないといった問題が起こることがあるのです。

ほら、ここにもやっぱり「接続が遅くなる、接続ができないといった問題が起こることがあるのです。」という表現が・・・。

では、いったいどんな影響が・・・・

は、(Part2)へどうぞ!!


IPv6世界実験(2011/6/8)でのトラブルは?

2011-06-04 10:34:49 | 39:その他のNWサービス

日本時間の 6/8(水) 9:00 ~ 6/9(木) 8:59までで
IPv6導入に関する世界的な実験が行われるようです。

世界のインターネットサイトの数百社がこのイベントに参加して、1日だけ当該サイトをIPv6に対応させて実験をするものです。
実験目的は、もちろん「IPv4アドレス枯渇問題」に対応するため、IPv6導入時の問題点発見のための大実験であるようです。

これに伴い、ある一定の条件下で、「その実験に参加しているWebサイトへのアクセスができない」状況が発生するそうです。

<抜粋>**********************************************************
障害が発生する可能性のある環境
  a.. Internet Explorer 7、もしくは Internet Explorer 8をお使いの方
  b.. インターネット アクセス環境が、フレッツ光 (NTT東日本、NTT西日本)
  c.. ホームルーターを使用していない方、または IPv6 に対応したホームルーターを使用している方
上記全ての条件を満たす場合、World IPv6 Day (2011 年 6月 8 日)の期間中、一部の Web サイトへアクセス出来なくなる可能性があります。

**********************************************************************

上記の条件を見ていると、結構影響があるように見えますが、・・・
ちなみに、Yahoo-Japanサイトで0.2%程度の影響と見ているようです。

影響範囲は限られますが、以下の修正パッチを加えることで、1日だけ「IPv6プロトコルとIPv4プロトコルの選択優先度を変更する」ことができて、問題が解決できるようです。

Microsoft社からの重要なお知らせ
http://support.microsoft.com/kb/2533454/ja

いらん お世話かもしれませんが・・・・ 気になりましたもので。