1. I Guess You Made It
2. C’mon
3. Hear That Music
4. Kind Woman
5. Medley: Hard Luck / Child’s Claim To Fame / Pickin Up The Pieces
6. You'd Better Think Twice
7. A Man Like Me
8. Medley: Just in Case It Happens, Yes Indeed / Grand Junction / Consequently So Long
1970年にボストンとニューヨークで収録されたライブで、メッシーナが参加する最後のアルバムとなった。開演前に"No Smoking, No Smoking"なんてアナウンスがあって、今となっては時代がかっているなあ。まだフューレイがバンドの主役だった時代なので殆どの曲は彼の作品。ポコ結成のきっかけとなったバッファロー時代の「Kind Woman」も演っている。メッシーナの曲は「You'd Better Think Twice」のみだが、彼の硬質なギターは随所で聴かれる。前作から加入したシュミットは「Hear That Music」と「Hard Luck」で初々しいボーカルをお披露目。メドレーが2つあるがこれってポコの伝統なのかしらん、30年前の来日公演でもアコースティックなナンバーをメドレーで繋いでいた。全体を通して演奏も上手いしコーラスワークも実にピタッと決まっている。
僕の場合、ポコを本格的に聴き始めたのは、ポール・コットンが加入して泥臭いサウンドに移行した後。このアルバムは後追いで入手したのだが、その頃には既に「ポコの代表作はこのアルバム」というのが定説になっていて、第2期ポコが好きだったからちょっと不思議な気がしたものだ。でもメッシーナは当時ロギンズ&メッシーナで名を馳せていたし、このラインアップでのアルバムとなるとファーストはともかくセカンドはちょっとプログレッシブすぎるし、ベスト的な選曲のライブではある。最初は違和感もあったけど、カントリーの比重が高かった初期のポコの魅力をいちばんわかりやすく表現できているアルバムはこれしかないという気になって徐々に納得。
(かみ)
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