元農協職員Dの儲かる百姓への道

元農協職員が東京都立川市の農家で修行後、伊勢の国三重県にUターンして儲かる百姓になるまでを書くブログです。

将来の構想②~直売所の考察編~

2017-11-21 17:32:30 | 日記
今日も寒かったですねー。最低気温をどんどん更新していきます。

朝一だと野菜が凍ってたり縮こまってしまっているため、今日から収穫は午後に集中的にやることになりました。

私は人参を7コンテナと白カブ4コンテナを。これだけで3時間かかるので、その他のキャベツやら長ネギやらほうれん草など手分けして収穫。


さて、昨日の続き。

『儲かる仕組み』とは?

自前の直売所で、スーパーによく並んでいる野菜を作るということは、その分ライバルも多いということ。

何らかの強みを発揮しなければ、より価格の安いスーパーに商圏を奪われてしまいます。以下強みと弱みを検討してみました。
※直売所と畑が近いという前提で

強み①:鮮度
これは言わずもがな。採れたて新鮮野菜を売りにしない手はありません。旬なものをより旬な時に食べられます。

強み②:地産地消
これもそう。三重県津市産をその場で消費してもらいたいですね。

強み③:農家と対話できる
よくトレーサビリティで「○○さん家の野菜」というのがあります。が、実物に敵うものはありません。対話でその人となりが見えます。分からないことや不安なことも直接聞けますね。

強み④:畑というショールーム
その野菜が植わっているところを見れます。これも実物に敵うものはありません。

強み⑤:リピートしやすい
同じ農家が同じ畑で作った野菜と、どこの誰か分からないごちゃまぜのスーパーの野菜。お気に入りの味や香りの野菜をもう一度食べたいなら、あなたはどちらを選ぶ?

では、逆に弱みとその対策は?

弱み①:野菜以外買えない
→果物や花などを仕入れて販売。

弱み②:営業時間帯が限られている
→営業時間外は無人の自動販売機で販売する。

弱み③:最安値ではない可能性
→特になし。価格競争には加わってはいけない。


以上、考察でした。
こう考えると徹底した安心安全の追求が直売所ではできることが分かります。

コア事業はやはり大切にしていきたいと思います。

☆★☆

では、サブ事業として、地元の農協や大学、スーパーやメーカーなどとのコラボはどうか?


農場と直売所の名前をそれぞれ仮に『津ファーム』と『まつぼっくり』とします。

★第一段階
津ファームで採れた三重県津市産の野菜がまつぼっくりで売られ、繁盛しブランド化できた場合、次の目標は半径500m以上の客層。

まずは、地元スーパーでの取扱いが可能となるでしょう。信用が大事なのです。

★第二段階
農協とは、他の農家との横のつながりを作れる可能性。農家どうしの連携は、販売の機会を増やすと思われます。農協が窓口になってくれるとなおよいですね。

★第三段階
窓口である農協や団結した農家はさらなるブランド化を。
大学と産学連携や、地元メーカー・私鉄などとのコラボ。

事業主である農家どうしが簡単にまとまれるとは思えないですが、まとまる努力の必要性と農協さんへの期待を持ちたいと思います。

今日はこのへんで。

今日も一日お疲れさまでした。
だいこーより。

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