ぼくの部屋には
何か面倒事が起こるたびに
他人を呪って事を収めようとする
難儀なロボットが棲みついています。
彼によると
ぼくの子孫がぼくのために
未来から送り込んできた
お助けロボットなのだそうです。
ぼくが
「ガキ大将にいじめられたよー」
とか
「学校の先生に怒られたよー」
とか
「ママに嫌いなピーマン食べさせられたよー」
とか言おうものなら
そいつは躊躇なく藁人形を取り出し
ぼくにイヤな思いをさせた相手を呪い殺しました。
そのせいで
ぼくの周りからは
ぼくに近しかった人たちが
どんどん消えていき
今やこの世にいるのは
ぼくとロボットだけになってしまいました。
ホントに呪われているのは
実はぼくなのかも知れないと考える
今日この頃です。
何か面倒事が起こるたびに
他人を呪って事を収めようとする
難儀なロボットが棲みついています。

彼によると
ぼくの子孫がぼくのために
未来から送り込んできた
お助けロボットなのだそうです。

ぼくが
「ガキ大将にいじめられたよー」
とか
「学校の先生に怒られたよー」
とか
「ママに嫌いなピーマン食べさせられたよー」
とか言おうものなら
そいつは躊躇なく藁人形を取り出し
ぼくにイヤな思いをさせた相手を呪い殺しました。

そのせいで
ぼくの周りからは
ぼくに近しかった人たちが
どんどん消えていき
今やこの世にいるのは
ぼくとロボットだけになってしまいました。

ホントに呪われているのは
実はぼくなのかも知れないと考える
今日この頃です。
