ふくみみタケ

森の奥小学校
1年　マッシュ組
出席番号　308番

【ふくみみタケ】


その福々しい容姿から
さぞかし御利益があるだろうと
人々にありがたがられるタケ。

ホントはそうでない場合も多いのだが
偶然福が舞い込んだ者の
耳を疑うようなハッピーな体験談が
尾ひれ足ひれをつけて
我も我もと
たくさんの信者を呼ぶのであった。

いわしの頭も何とかなのである・・・。

らくがきむほーちたい ♯54

あまり巷の話題にのぼらないまま
いつの間にやら
「国民総奴隷化囚人番号貼付政策（通称マイナンバー制度）」が
始まろうとしている。

この制度は
“マイ”ナンバーというよりも
“ユア”ナンバーというべきもので
つまり
個人のためのものではなく
政府のためのものであり
「国民監視管理システム」の根幹だ。

何故そういえるのか・・・
当初、政府はマイナンバー制度の運用を行政機関に限定し
医療・社会福祉等行政サービスの向上云々と
言っていたにもかかわらず
この運用開始直前になって民間金融機関に対して
マイナンバー制度を導入せよとのお達しを出したからである。
これすなわち
国民の資産を国が全て把握し
それに基づいて自分たちに都合のいい政策絵図を描くことが
主たる目的としか理解できない。

運用開始後は
やがてすべての民間企業や個人商店に至るまで
マイナンバー制度の導入を促し
誰が何月何日何時何分に何処で何をしていたのかという
個人のデータもマイナンバーによって
ビッグデータとして蓄積管理されていくことだろう。

個人情報保護も何もあったものではない
ハイパー管理社会が誕生するのである。

われわれは今
原発問題や安保問題やイスラムのテロ問題
はたまた
アベノミクスによってでっち上げられた
バブル株価操作問題より
全国民にとっての身近な大問題である
マイナンバー制度の闇について
もっともっと声を上げるべきなのである。

やめラれなイン

つながり過ぎて
止めたくなっても止められないとまらない
便利なフリして
友達のフリして
善意をかざして近寄ってきて
みんなを虜にした後は
ああ
その後は
あなたも始めてみればわかりますなんて
わかった時にはもう遅い
わかった時にはもうおしまい
わかった時にはハイそれまでよ
もうどーにもやめラれなイン・・・♪

ペラい人

薄いのがオシャレ

軽いのが今風

もっと薄く、もっと軽く
もっともっと薄く、もっともっと軽く
もっともっともっと薄く、もっともっともっと軽く
もっともっともっともっと・・・。

限りない欲望の追求の果てに
自分自身もすっかりペラペラになってしまった人。

ちなみに
薄すぎて中身は詰まっていません
あしからず・・・。

ゲスシ

なんとかミクスの恩恵を受けて
あぶく銭で膨れ上がった株成金。

品行方正が大嫌いで
客に対して"品"というものを
無言のプレッシャーで求めてくる店に出没しては
わざとゲスな振る舞いをして
「金ならなんぼでもあるんやでぇぇぇっ」と
悪態をつくのを趣味にしているという。

ゲスである・・・。

怒りんとう

その理由はよくわからないが
とにかく不機嫌で
本来甘いはずなのに
心なしか辛くてしょっぱいカリントウ。

黒糖なんだから笑顔でとか
宮内庁御用達なんだから気を使ってとか
周囲の大人たちにたしなめられるのだが
「だから」がどーした！と
さらにイラつくのであった。

思春期ってムズカシイ・・・。

ひとコロ児

少年犯罪の低年齢化で
ついに凶悪な乳幼児まで現る!

これに対し政府与党内で
“少年法を何歳まで引き下げるべきか”の議論がなされるも
「下げても下げてもキリがない」との意見で一致した。

自称リベラルな文化人たちに唆され
子供の人権に配慮し過ぎた世の中のツケは
これから先も確実にまわってくるのであった。

カッパヌードル

むかしむかし
熱湯が出る自販機とともに現れ
新しい物好きの青少年のココロを
鷲掴みにした
三分で美味しい妖怪。

今では
その種類を爆発的に増やし
箸を使っていただくことが
アタリマエとなっているが
最初の種類に限っては
プラスチックのフォークを使って
いただくというのが
やはり粋であろう。

つかれタケ

森の奥小学校
1年　マッシュ組
出席番号　307番

【つかれタケ】


どんなに頑張っても
いくら辛抱しても
そのことが決して成果として
反映されない不幸なタケ。

成果主義論者からは
努力不足だの
方法論の誤りだのと
好き勝手に言われているが
ぶっちゃけ
「運がない」だけなのであった。

９９パーセント努力しても
残り１パーセントの運が無ければ
努力は実を結ばないし
逆に１パーセントの努力でも
９９パーセントの運があれば
成功者たりうる。

「ツイてるやつには敵わない」とは
よく言ったものである。

御ガキ様

体罰がどーのとか
ハラスメントがどーのとか
人権がどーのとか
大人が異常に気を使いすぎて
ムカシの「お犬様」状態に祭り上げてしまい
増長しまくった無分別なガキ。

どんな悪さを仕出かそうが
どんな非常識な振る舞いをしようが
御ガキ様のなさることですからと
周囲の大人達は
“腫れ物に触らぬ神に祟りなし”とばかり
ただただペコペコするばかりなのであった。