エーアイカ

近年頻繁に水揚げされるようになった新種のイカ。

学習能力に秀で、人より優秀とかいわれており
オモシロがって
将棋をさせたり株をやらせたり
あまつさえ
会社の人事や採用面接までやらせたりするアホウが続出する始末。

積極的に自己の存在を否定する
“ヒト”という生き物っていったい・・・。

たらし

一気に春がやってきて
ぬくぬくとした暖かさに
何もかも緩んでしまったやつ。

春休みなんて
すぐおわるので
そんなに緩めてたら
なかなか元にもどらないぞっっっ!

はなみずるずる

春先になるとどこからともなくやって来て
鼻をムズムズさせて右往左往するやつ。

なんでもスギ花粉から逃げ回っているらしいのだが
なかなかに手強い相手なので困り果てているらしい。

あーーーーー
杉の木全部ぶった切ってやりてーーーー。

バカゲタタカゲタ

「苦労」とか「努力」とかいった言葉には
とーーーーんと縁がない幸運なやつ。

生まれの幸運は
死ぬまでも死んでからも連鎖し続けるという
馬鹿げた世の中の権化である。

ここで一首・・・

ああ
へし折りたい
きみの下駄の歯を

ふさふさ

髪の毛の様なものが
ふさふさと生えている
石のような頭のような物体。

言い伝えによると
毛のようなものを煎じて飲めば
頭髪の悩みがたちどころに解決する・・・らしい。

タダ者

“タダ”につられて踊り狂う未熟者。

“タダ”の先に待つものは
風か嵐か稲妻か　戦いの渦　火の地獄
何が待つかはつゆ知らず
今がよければええじゃないか。

虐げられてるジジイとババアは
未来のわが身のなれの果て。

それでも“タダ”でええじゃないか。

教育も無償でええじゃないか。

今だけ“タダ”のブロイラー。

おすべり

どーしよーもなくお喋りで
喋りすぎて言ってはいけないことまで
口を滑らせる“おすべり”である。

その滑りっぷりは
オリンピックで金メダル確実とウワサされている。

ただしオリンピックに“お喋り”などという種目が
あればだけれど・・・。

コリス無援

いつからそこにいるのか
なぜそこにいるのか
いつか脱出できるのか・・・
本人すらその答えが見いだせないが
小さな島に孤立無援状態でいることだけは確かなコリス。

現実というやつは
いつも不条理で無慈悲なのであった。

残飯ダ

食べ物をイタズラにこねくり回して
「さあ皆さん今年はこの料理が流行ります」
「新食感あーーーんどインスタ映えしてなんたらかんたら」
というセリフが飛び交う飽食の先進国。


残飯もブームも垂れ流して
ホントにそれでいいのか。

飢えも空腹も知らない仮想に蝕まれた人々は
いつの間にか自分が死んでいても
そのことに気が付かないのかもしれない。

苦の尾

苦悩は途切れずついてくる
トカゲの尻尾と同じように
切れたと思えばまた生えてくる
時には数珠のように連なって
苦悩の重さで息もできない。

このままでは
やがて苦悩に取り込まれ
苦悩そのものに変貌するかもしれない。

そのとき
自分は自分でいられるのだろうか。

・・・とか言っている間に
加速度的に苦悩がぁぁぁぁぁっ!!

・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・け・・・・
・・・・・・・・・・・・・けけ
・・・・・けけけけけ・・・・・
・・けけけけけけけけけけけけけ
けけけけけけけけけけけっっっ