伯父(母の兄)が67歳の若さで亡くなりました
後半生は、離婚、失業などのすえ、体調を崩し、借金を抱え…と度々問題を起こしていて、そのたびに、両親が尻拭いというか面倒を見ていたのですが、8月末に入院し、あっという間に旅立ってしまいました
母は、「最後までなんにもしないで…でも、長患いしなかったのがせめてもの罪滅ぼしだったのかな」と言っていましたが、二人の娘(私のいとこ達)は、やさしい夫を見つけ、母(私の祖母)も仙台で娘(母)に面倒を見てもらい、最後は、安心して亡くなることができたのだと思います
母も、「これで一つ肩の荷が下りた」と、ちょっぴり涙しながら話していました
卒業してからも、かかわっていたのでしょう、高校の応援団の生徒さん達が校歌を歌って、見送ってくれました
「たくさん迷惑をかけられたけど、憎めないやつだった」と同級生の方がおっしゃっていましたが、友達や後輩といった男同士の付き合いを大切にしていた伯父にとって、何よりのはなむけだったと思います
火葬場で待っている間に、懐かしい憧れの味に再会しました
「たけや」のおにぎり
卒業した金透小学校近くにある老舗のおにぎり屋さんです
小学生のころ、お弁当を持って来られない(商売をしている家の子が多く、お金を渡される子が何人かいた)人達は、お昼になると、このたけやにおにぎりを買いに行っていたのです
「私も買いたい!食べたい!」と、よだれを垂らしたのを覚えています
今考えると、手作りのお弁当を持たせてくれた母に感謝なのですが、当時は、母が病気になったりして、作れない…なんてことにならないかな~などと不謹慎なことを思っていたものでした
たけやのおにぎりは、もっちりしていて、やっぱりおいしかったです
伯父にかわいがってもらっていた小学生のころを思い出しながら、郡山をあとにしました