s*mile!

徒然なるささやかな日常

生家にさよなら

2006-06-02 21:28:47 | diary
先日の記事の通り、
愛媛の生家に行ってきました。

朝7時くらいに迎えに来てもらう。
車に乗り込むなり母の一言

「柏餅、食べる?」

一気に和やかムードで出発。
とりあえず淡路SAまで一気に走行。
遅い朝ご飯をザ・丼でかき込む。
少し前にニュースで、
大観覧車が出来たと聞いたので早速乗ってみる事に。
母はがっしりとバーに掴まって
「だだだだ、大丈夫かしらっ
 ゆゆ、揺れてるんじゃないのっ!」
と怖がっておりましたが、
叔母と私たち夫婦は一様に
「すっげー!」だの
「眺めいいーっ!」だの
「写真しゃしーん!」だのと大騒ぎでした。
淡路SAへ立ち寄られる方は是非どうぞ~。
夜はライトアップした明石大橋が綺麗だそうです。

そこから香川のうどん屋を目指して走る。
目的が「食」に走りがちなのはいつもの事。
前回の四国旅行で立ち寄った庵治の近くにある
うどん本陣 山田屋」さんがターゲット。
大きな長屋門をくぐると、中庭と立派な本館が。
私は釜ぶっかけを頂きました。
もちもちのツルツルで美味しかったー!
次回こそ本命に行きたいなぁ。

そして今回の本命の生家へ。
前回は外から眺めるだけだったけど、
今回は夏みかんを摘んで帰るという使命もあるので
鍵を開けて中に入る。どきどき。
無人の家はすでに廃墟という感じで
野良猫が住み着いて、子猫もいました。
家は人が住んでこそ、なんだなぁーと…。
裏庭にある夏みかんを摘み、
私の杏の木を見ると実の影は無し。
もしかしたら、寿命なのかな…。
実がなり始めた数年間、楽しませて貰いました。
美味しい杏酒、大事に飲みます。


(ジャングルの様相を呈している裏庭)


夏みかんも摘み終わり、
蔵の整理をしていると、
夫が

「写真みつけたー!」

と古い写真を色々発掘。
なつかしーと見入ると時間もなくなるので、
全部まとめて祖母に送る事に。
母の結婚式の写真もあったので、
今度、写真を肴に飲もう、という事に。

皆でてくてくと祖父のお墓参りへ。
亡くなってから、誰の夢枕にも立たない祖父を
皆は「よっぽどいい所へ行ったのよ」と笑う。
線香の香りに包まれながら、手を合わせる。

全てを片づけて、
がちゃり、と鍵をかけ生家にさよなら。
次、ここを訪れる時は、
あの家はもう、あそこにはないんだなー。