s*mile!

徒然なるささやかな日常

愛と食欲と歴史と反省の二日間

2004-12-20 09:07:13 | diary
土曜日から、aikaとご両親が遊びに来ていました。
相変わらずのでこぼこ夫婦(いい意味で)でらして、
お父さんのドッカリぶりと、お母さんのチョコマカぶりが、
いいバランスでしたよ。

aikaの石山リベンジは、妻の母も加わって、
総勢6名でカウンターを占拠して行われ、
しこたま飲んで、食って、騒いでと、
まー、うるさい事この上ない、養鶏場のような様相でした。
でも、美味しい話と美味しい食べ物と美味しいお酒は
やっぱり何度味わっても、素敵な時間になりますね。

自宅に戻って、再び酒盛り。
妻は調子に乗ってマシンガンの様に喋り、
水のように酒を飲み、グハグハ言い続けていました。
不可解な支離滅裂トークで無かったか、心配ですが、
心優しいaika一家は、うふふ、と笑って聞いてくれました。
寝際まで妻のグズグズを耳元で強制的に聞かされた
aikaに、幸あれ!!

さて、翌朝。ここからが地獄でした。
夜中から既に妻は飲み過ぎで、気持ち悪く、あまり寝れない所へ、
aika一家の比叡山延暦寺リクエスト。
・・・比叡山。
妻の記憶が正しければ、山ですよ。
この二日酔いを抱えて車で山登り、うふふふ。
飲み過ぎは妻の落ち度。せっかく遠路はるばる来てくれた
aika一家のリクエストを断れるかーい!

というわけで、行ってきました比叡山。
山道は存外厳しく、始終顔面蒼白の妻。
色々話しかけて頂いたり、ご心配を頂き、
途中何度も休憩して平静を取り戻しながら延暦寺到着。
途中、夫に

「無茶な運転して、吐かせたったら良かった・・・」

と真っ黒な事を言われる始末。ホント、ごめん。
身に浸みる山頂の冷え込みと、揺れない地面が功を奏したのか、
境内では、かりそめの健康体を手に入れる妻。
比叡山で、献香をあげ、仏像に手を合わせながら

「今後、調子の乗って、アホみたいに飲まないので、
 今すぐ二日酔いを治して下さい!」

等と、自分本位な念を真剣に送る。

aika一家は色んな物に興味を示し、
必ず以下の言動が行われる事が判明。

1.aikaが発見して、見て触る。感激する。
2.すぐさまお母さんを呼び、見てみてー!と言う。
3.お母さんが、見て触る。そして感激。
4.すぐさまお母さんがお父さんを呼び、見てみてー!と言う。
5.お父さんが、見て触る。そして三人で感心。

ちなみに、妻の家にある自動食器洗機の
洗い上がりを見る時も同じでした。
この法則で、鐘を発見した一家は、
三人で一突きしようと、写真のような有様に。
左から、お父さん、お母さん、aika。
お母さんはただぶら下がってるだけという感じ。
aikaなんか、引きずられちゃってるだけだし。
なんて、ネタな一家なんでしょうかね。

比叡山を後にして、京都駅へ。
お土産をしこたま買い込んだaika一家とお昼ご飯を。
二日酔いも比叡山祈祷効果が効いたのか
(お母さんがくれた胃腸薬のおかげだと思うけど)
良くなり、お蕎麦をずるずると啜れるまでに回復。
ここでも一家は前出の法則で、箱寿司を発見し、
新幹線で食べようよ!うふふふ!とご購入。
妻と夫は、新幹線では駅弁の方が好みです。(だから?)

いよいよお別れの時。
前回、ホームまでお見送りしていただいたので、
恩返しとばかりに、妻と夫も入場券でホームへ。
別れ際くらい、笑顔で見送りたいと思って、
ヘラヘラ笑って、見えなくなるまで手を振る。
aika一家を乗せた新幹線は、容赦なくホームを出ていった。
人もまばらなホームで妻が

「新幹線は速いねぇ。」

と言うと、夫は

「そうだね」

とだけ答えた。
やっぱり、お別れは笑顔でも寂しい。
楽しい時間は待ち遠しくてその日がくるまですごく長いのに、
当日が来てしまうと、その日が去るのは恐ろしく短い。
次は、いつ会えるのかなぁー。