新薬

新薬ってのはどうやって生み出されるか？
大学入る前はアマゾンかどっかの植物から取り出した…
なんて想像してたのでだけど、
現実は違って、既に薬となっている化合物に色んなものをくっ付けたり
取り外したりして、より良い新薬を生み出しているんだ！
ってのを大学で習いました。コンビナトリアルケミストリーって言うんだっけ？

んが、今日のＮＨＫスペシャル夢の新薬が作れない　～生物資源をめぐる闘い～によれば
先のコンビナトリアルケミストリーでは似たような薬しかできず
画期的な新薬は生まれないというのが近年わかったとのことでした。

つまり今では冒頭で描いたように、アマゾンではないけど
世界各地の原住民が古くからやっている治療法からヒントを得て
新薬を作りだしてるそうです。
(もちろんコンビナトリアルケミストリーもやってるでしょうが・・・)
なんとなく原点に戻ったって感じですね。

で、世界各地にある新薬になるかも知れない植物等の資源について
乱獲が問題になっているそうです。
バイオ・パイラシー　（生物資源の泥棒・海賊)なんて言葉まで存在します。

ちょうど名古屋でＣＯＰ１０「生物多様性条約第10回締約国会議」
ってのが開催されてるんで、その関連です。
生物資源の利益分配を定める「名古屋議定書」策定できるか？
この会議のみどころとなりそうです。