★we were on a break★

水曜どうでしょう 「迷走中」…最大の見所はエンディング?

『アンジェリーナ 佐野元春と10の短編』 小川洋子

2008-08-28 22:09:10 | 読書
最近買ったほとんどの本は
アマゾンなんだけど
DVDを借りにTSUTAYAに行ったとき
夏のフェアみたいなのをやってて
これが目に入ってきた。

シウは小川洋子さんていう作家が嫌い。
『博士の愛した数式』は好きなんだけど
最初に読んだ『妊娠カレンダー』がいやだったからかも。
そして以前テレビに出て
爆笑問題を相手に佐野元春談義をしているのを見て
なんだかもっと嫌いに。
だって、有名人だからって
佐野元春と知り合いで、
しかも爆笑の2人と語り合うなんてムカつくでしょ。
(という、くだらない理由)

とはいえ、
その時にこの本の話をしていた事を思い出した。

で、つい読んでしまったよ。

これって特に小川洋子ファンじゃないとダメじゃないかな。
シウみたいに佐野元春“のみ”のファンには薦められない。

もちろん、
物語はうまい。
選曲(?)も素敵。

シウの大好きな【情けない週末】で〆ているし。

でも、その曲にたいするイメージの小説が
どうしても合わない。
小川洋子さんて女子ってことを忘れてしまう感じ。

そう、この小説は元春ファンの女子が書いたのに
なんだかそういう力が伝わってこない。

女子はこう思うだろう・・・って思い込んでいる
あまりモテなそうな男子が書いた雰囲気。


曲は【アンジェリーナ】や
【ガラスのジェネレーション】も好き。

つまらない大人にはなりたくないし
生活というウスノロにもはまり込みたくないって思ったな~
子供の頃。
さぁ、今のシウは両方ともはまりこんでいるかも。
でもね。
それもけっこう楽しいってことに気付いた大人でもあるけどね。


昔好きだった人が
「佐野元春といえば、“情けない週末”だよ。」
ってシウにCDをくれた。
新しいのではなくて
ケースにちょっとヒビが入った自分の車に積んでいたCD。
「すぐに聴いてほしいから、これあげる。」って。

壊れた噴水(死んでる噴水)や共同墓地や、
パーキングメーターなんていう
何でもないものに、乾いた命が吹き込まれている、
名曲だ。


ところで、シウの買ったのは上のピンクの装丁なんだけど、
最初に出たのは↓みたい。
新しいのは“佐野元春と10の短編”というサブタイトルが消されてる。
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4 Comments

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君を待っている (しまりす)
2008-08-28 23:34:36
アメリカで↑の曲を聞いて
泣いたことのあるしまりすです。
佐野元春は兄がはまりまくっていたので
自然に私も好きになったのですが
小川洋子がそんな本出しているとは知りませんでした。
私も小川洋子嫌いです(笑)
「博士の愛した数式」はもしかしたら違う人が書いたの?
って思うくらい、なんかあの人の中では違いますよねぇ(笑)

秋になると無性に佐野元春とか、オザケンとか聞きたくなるです。

♪ちょうど波のように
さよならがきました

とか、海見ながら歌ったりしてしまう、
そんな佐野元春好きの私なのでした。
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あら? (しんちゃん)
2008-08-29 07:43:41
 シウちゃん佐野さん好きだっけ?(笑)
って言う私も「THE SUN」以降は聞いてないなぁ(笑)


 キッチン広告片手に~♪(笑)
っていきなり歌いだす私(笑)

私も佐野さん大好きだから・・・この本は怖くて読めない(爆)
返信する
しまりすさん (シウ)
2008-08-29 14:03:52
小川洋子さんについての意見は
前にも交わしたことがありましたね!
博士の・・・はやっぱり別ものなのかも。

アメリカで聴いたら尚更だろうな~と思います。
ちょっと前にビールのCM出てましたよね。
その時はなんだか小さい人になっちゃったなって感じだったけど
小さくて、ビッグな人ですよね。
返信する
しんちゃん (シウ)
2008-08-29 14:05:15
佐野さんがおそらくものすごく注目されていたころは知らないけれど
CDはけっこう持っているし、
やっぱりファンだと思います。
佐野さんと切り離して、
物語は物語として面白いかもしれません。
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