週末、一時帰宅しました。

抗がん剤の副作用が出なかったことと、
抗がん剤や放射線も回を重ねるごとに
他の症状が出たりするから

もし帰宅したいなら
今週がチャンスよ。
と看護師さんに言われ、

（そういうためになる“現実的な情報”って
　看護師さんが教えてくれるものなんだよね。）

先週土曜日、自宅に１泊した。
（自宅に１泊って、変）


家に帰ると
なんとなく動いてしまって疲れるので気をつけてといわれたけど
なんの、なんの、
シウときたら
すっかりお客様状態。

シウ彼が作ったご飯を食べ、
シウ彼が敷いてくれた特別な布団に寝て、
ずっとソファーにグタ～っとし、
思う存分、何もしなかったよ。
（なぜか機械が予約録画しててくれた“もやしもん”を見たけど）

手術でリンパ節をとってしまったシウは
今後一生、リンパ浮腫との闘いをしなければいけないんだけど
そのことについて詳しく書いた資料を
病室で読んでいる。
で、シウ彼もいつの間にかそれを読んでくれていたみたいで、
シウ彼が敷いてくれていた特別な布団は
足の部分のシーツの下に毛布が折って入れてあったの。
（足を少し高くして寝ると予防効果がある）
それを見て、
シウは一生シウ彼に頭が上がらないと思った。


１泊だけど
自宅で過ごすのはすごく楽しかった。
「こんな夢みたいな時間・・・」
って思ったりして、
でも、考えてみたら
「これが本来の自分じゃん。」
って、ちょっと変な感じ。

陳腐だけど、
日常っていうのがいかに貴重なものなのか
病気になって、改めて実感する。
っていうのを
実感しました。