「グッド・ドクター 禁断のカルテ」

“禁断のカルテ”っていうサブタイトルはどうだろう・・・・

もちろん、「グッド・ドクター」だけだと
「パッチ・アダムス」的な物語を想像しちゃうから
このサスペンス感を込めるのに必要だったのかもしれないけど。

禁断の・・とかっていうワードで
途端に安っぽくなっちゃわないか？

シウも大好きなオーランド・ブルーム。
オーリー様もだいぶ大人になった。
でも今だに“レゴラス”を超えるハマり役ってないよね。
キルスティン・ダンストと共演した作品は良かったのをうすら覚えているが。
（とはいえ、タイトルは忘れているし調べもしない・・・）

そんなオーリー“イケメン”ブルームが
制作側にも加わった今作は
よりによって、まるで冴えない役どころ。
医者なのに
なんとなく周囲に“コバカ”にされている。
一所懸命なんだけど空回り。

早く良い医者として認められたいという気持ちの焦りが
彼をズルズルと悪い方に引きずって行くのだけど
同情するよりも、彼の偏った思いに引いてしまう展開だ。

医術は知っていても、
人間的に未熟な医師っていうのはいるものだよね。
それは学校では教えてもらえないことで
持って生まれたものと、年齢を重ねて得られる経験。

冷静に考えれば
そこまで深刻になる必要も無かったと思うけど、
“ワル”になりきれない甘さがきわどい行動を起こさせて
ハラハラしちゃった。

賛否別れるラストだろうな。


オーリーを虜にする１８歳の少女、
たしかに男を狂わせる瞳ってとこに説得力あり。

「ナンバーズ」のＦＢＩ捜査官ドンと
「サード・ウォッチ」の女性警官が出演。
ドラマ好きにはなかなかのサプライズ。