「みつばちの大地」

みつばちがいなくなる・・・

虫嫌いの人は、
っていうか、ミツバチなんてみんなそんなに好きじゃないよね。
できればハチミツだけどこか隔離された場所で作っててほしいと思ったりするよね。

でも、そう思った人は、シウも含めて、ミツバチのことを何にも知らないのだ。

みつばちの大地

みつばちは送粉者。
彼らに受粉を依存している農作物のいかに多いこと。
彼らがいなきゃ、ほんとに大変なのだ！

キラービーと聞くと、あ～、って思う人おおいはず。
どこかの研究所から逃げた、凶暴な蜂たちだ。
でも彼らは実は良いハチミツを作り、人間を助ける能力もすごく高いらしい。
そんな強い蜂を研究しているチームがあるとのこと。
今は前の失敗を繰り返さぬよう、
万が一逃げても被害が少ない、沖合の孤島で研究されているそうだ。

中国のエピソードも紹介されている。
穀物を食い荒らすスズメを大量に殺したら
昆虫が異常発生し、それで強力な殺虫剤を使ったところ
ミツバチまで死んでしまった。
今、受粉作業は人間が行っているとのこと。

色々と考えさせる出来事が紹介される。
地球上のいかに小さなものでも
地球の生命のサイクルの中でどれだけ重要な役割を果たしているか、
それは人間の知恵の及ばない複雑な仕組みなのだと思い知らされた。