★we were on a break★

水曜どうでしょう 「迷走中」…最大の見所はエンディング?

『孤高のメス』

2010-05-26 22:41:00 | 映画
コラムの仕事をしているので
たまによんでもらえる試写会。

最初の頃はけっこうマジな格好をして参加してたんだけど
田舎なので
割とみなさん、ラフでいらっしゃる。

今日なんて雨だったし
シウときたらすっかり普段着。

だって、いまだかつて誰か立派な人に会ったことなんてなかったんだもん。

そしたら、
今日に限って、支配人がわざわざ名刺を持ってあいさつに来てくださった。

しかも、
近来身近で見たことの無いイケメン!!

ぬかったな、シウ。

なんてことはさておき。

この作品、
見るまでは、ちょっと面倒くさいな~なんて思っていたんだけど
見て良かった!

邦画らしい良さ、っていうのが出ていた。

精密機械のような当麻鉄彦という医師が
決断力ある外科の名医として
名前の通り鉄のような意志を持った人なんだけど
その彼が決して“機械”ではなく
ものすごい優しさを感じさせる人間なの。
もっとも“人間離れ”しているはずの人がとても人間臭い魅力を持つ。

その彼を演じ切った堤真一の演技の勝利、
この言葉に尽きると思う。

内に秘めたる医療への情熱、人を救うことへの義務感、責任感は
本当に熱いものがあるのに
外見は控えめで、静か。
周囲の人を落ち着かせる魅力。

ひど過ぎる外野たちの表現も面白かった。
医者たちの内情に詳しいわけではないけど
リアリティがあるんだよね。

見ていて思ったこと。

天才っていうのは本当に一握りなんだ。

その他の大勢は悲しいほどに凡人。


何度も出てくるオペのシーンは、
さすがの緊迫感と臨場感。
心地良い緊張が2時間楽しめる作品。

ERやグレイズアナトミーでは
脳死肝移植がしょっちゅう行われていて、
アメリカではふつうの事なのかと思うけど
日本ではそうではないんだな~。

ラスト、中村看護士の息子が赴任する田舎の病院の院長が・・・っていうオチなんだけど
実際の出会いのシーンが無くて
それがシャレてたかも。

笑えるシーンも程良くあって
飽きさせない作品。

孤高のメス - goo 映画
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