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水曜どうでしょう 「迷走中」…最大の見所はエンディング?

ジミーを天国に運んでしまったポルシェ

2008-07-04 00:53:24 | 雑記
James Dean は
主演3作目にして遺作になってしまった
『ジャイアンツ』(エリザベス・テイラーと共演)の
撮影が終わるか終わらないかの時に
愛車ポルシェ・スパイダーに乗って
交通事故に遭って死んでしまった。


『エデンの東』『理由なき反抗』『ジャイアンツ』
立て続けに作品に恵まれ
生きていたら今頃は大御所中の大御所という扱いになっていただろう。

そんなのはジミーに合わないかもしれないけど。

そのポルシェのボンネット(多分)にジミーは
【bastard】っていう文字を書いていたの。
シウが子どもの頃に読んだジミーの本には
(シウは小学生の頃から、ジミーの本を読み漁ってた)
bastard=いけすかない野郎、みたいな説明だった。
なのでそういう風にずっと覚えていて
普段使う言葉じゃないから
それについてそれ以上に知る機会も無かったの。

先日英語の授業の時
いやな野郎・・って表現を色々教えてもらった時
ふと思い出して、先生に
「bastardは?」と聞いてみた。
すると先生は
「bastardには“私生児”っていう意味があるから、
 絶対に使わない方が良い。」
って言ったのよね。
驚き。
確かに辞書できちんと調べれば
元々はそういう意味があるのが分かる。
いやな野郎、ダメな野郎っていうのには
そういう意味から使っていたみたい。

で、納得した。

ジミーがあえて自分を卑下し
大事な愛車に【bastard】なんて書かせていたのは
そこに意味があったんだよね。
9歳で最愛の母を失い、
その後、厳しい父はジミーに愛情をかけてくれなかった。
少なくともジミーはそう思いながら
寂しい子ども時代を送っていた。
自分は母だけの子どもだ。
そう思っていたのだろう。
【bastard】と書かれたポルシェでの
交通事故のニュースは
どんなにか父親への復讐になっただろうなと思う。


寂しさは
ジミーの一番の魅力なんだけど、
でももっと幸せに生きて
もっともっと長生きして
できれば“シウにとって特別な人”なんかにならないでほしかった。
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