断髪

お天気や屋な３歳の娘の気が変わらんうちに決行！

インドでは赤ちゃんのうちに２回髪の毛を剃るという習慣があるらしい。
これは、勿論丈夫で黒々としてたくさん（豊富に）生えてくるように、という願いが込められてるそう。
そういや、同じアパートのインド系南アフリカ人で親しくしてる人らもよく、娘の髪の毛を切れ切れといわれてたっけ。


でも、３歳にならずとも２歳を過ぎたら見事に自己主張もでてき、仲良く遊んでる年上の女の子が腰ぐらいまでの長い髪の毛を持ってるけど、知らず知らずに娘も自分を重ねるように、長くなってきてる自分の髪の毛がちょっと嬉しいのやら自慢なのやら、、、。
髪の毛切る？って聞いても「いやや」の一点張り。
それよか、鏡に映る姿を見る度に「私の髪の毛長い～」と喜んでる。
それが、ちょっと前やとただ単に友達が長い髪やから私も、的なぐらいやったと思うけど、（友達が持ってるから、してるから私も、みたいな）最近はちゃんと考えての「いらん」らしい。
なんせ、産まれてから一度も切った事あらへんからな。
１回だけ、１歳になる前のクリスマス頃、前髪が目にかかるのが気になって、寝てる隙にちょきちょき切ったぐらい。
まねっこのジキやから仕方ないなと思いながらも、結構親の私らも娘の柔らかいちょっとウエーヴがかった髪が好きやったからそれほど、切らな！とは思った事はなかってん。
ていうか、知る人ぞ知る、母親の私はこれまた親譲りで剛毛。
髪の毛が延びると、肩は凝ってくるし、美容師さんに幾度と「多いですね～」といわれ、乙女の時はあこがれの三つ編みに挑戦するも、量の多さに伸ばしてもなかなか編み目が出来ひん。それよかしめ縄になっていくだけ。
それに比べ、姉はいわゆる猫っ毛で姪っ子もそう。
旦那はというと、量は結構あるけど一本が細くて柔らかいから、娘はどうやら旦那、姉系の遺伝を受け継いだよう。

でも、たまに髪の毛をくくるゴムとか取ったとき、娘が髪の毛をガーッとかき乱したとき、櫛をとかすとき、ごそって抜けるねんな。ストレスか？って思うぐらい。
ただでさへ、量が少ないからその時ばかりはさすがに焦る。

今回インドいった時、仲良く遊んでもらってた土産屋の女の子がきれいなツヤツヤした黒髪にかえでもみとれてて、あんな髪になりたかったら切ってみる？って３歳児には理解もしようもない、わからん言い回しできいてみたらその時は「うん」やねんけど、その後に髪の毛を切るっていう行為がわかると、「いやや」。好き嫌いがッキリしてるこの歳。どうやらごまかせん。

でも、今日ふと聞いてみたら、以外や以外「うん」と返事。
ビックリして何回も聞いても「うん」。爪みたいに切ってもまた延びるって言葉が功を奏したのか、娘の気が変わらんうちに切る事に。
なんか私の方がドキドキしたけど、少ないからすぐ終わる。
もちろん素人切り。しかも髪きりばさみなんてないから、眉毛きりの小さいはなみで（笑）。

首が見えるぐらい短く切った髪の毛でも充分お似合いの娘。
少しお姉さんに見えるようになったのは気のせいかな？

旦那が帰宅して私を意味ありげに見たのは言うまでもない。
なんせ告知せんかったからなー。