Team Vogan

育児に追われながらも、日々何気ない生活を綴る私的徒然草子。

のびのびた

2009-04-21 23:04:12 | 徒然草子
年明けの休みで行ったインド旅行を最後に学校の連休はなく、このまま夏休みまでいくか?と思われた気の長くなるこのシーズン。日本で言う2学期みたいに長い。けど、なんでか4月半ばに1週間程の休みがあったから、前々から行こうって言ってた、隣国オマーンへ行くことに。旦那は初めそれでもインドって言ってたけど、いろいろ面倒臭いから辞め辞め!
 *というのも前回のインドヴィザ申請で旦那と娘は長期の上何回でも出入りできるヴィザが降りたのに対して、私は少し短くしかも1回のみ出入国可。せやから、行くとなると私の分だけ申請せんとあかん。決して安くはない代金を払って。

目的地マスカットまで車で4時間の道のりやけど、昼過ぎに家を出た私らは入国審査だのヴィザ手続き、途中で休憩を取ったりして4時頃にはマスカットまで半分の所しか走ってないやん。どう考えても目的地に着く頃には日はとっくに暮れてるやろうとよんで、どこかでテントを張ろうということに。入国審査が終わった後、すぐ近くにいかにも観光センターやけど、畳三畳の広さしかないとこで、地図やらパンフレットとか貰い話を聞いてたら、基本的にはどこでテントを張っても良いとのこと。その彼がお勧めする、ビーチサイトがすぐ近くにありそうやからそこにしようと、高速から道を折れる。走ること5分程かな?小さな集落が見えてその向こうには明らかに海が見えてる。ちょっと前に一応観光地っぽいゲートが道脇にあったのをみたから、ここがそうかな?と思い更に住宅の間をのろのろ走らせる。道ばたでしゃがみながらお話をしてるおっちゃん、おじいちゃんもこんにちは、って気軽に声を掛けてくれる。うーん、エミレティ(アラブの国の人)ではないな、、。
次に見えたのは木造の船がずらーっと並んでてその合間に小さな簡単な小屋。その周りを地元の子供が遊んだり、ヤギの群れがあっちこっちにいてたり。どうやら、私らは観光地であるビーチサイトとは程遠い小さな漁村サイドに来たみたい。でも、地元の人にここで、テントはって一晩過ごしても大丈夫?って聞いたら、オッケーオッケーっと返事。信じるのは自分次第ということで、日が暮れる前にテントを張り食事を済ます。なんか気を集めて日をおこして、テントを張ってと久しぶりにキャンプをして、(ていうか野宿?)なんか嬉しかったわ。娘にとっても初キャンプ。なかなか楽しんでた。さすが遺伝子には逆らえへんのかな?
日も落ちすっかり暗くなると、ちょっと心配になって車がきたら、家らの車にぶつからんといて―やとか、同じように近くに車が止まれば、何しにきたん?って思うし。でも疲れもあって、早々にテントに潜り込むと今度は女の人の話し声。どうやら二人で散歩にきてるみたいやけど、これを境に安心したのかグッスリ眠りの淵へ、、。

翌朝、並の音と微かに聞こえる火tの話し声で目が覚めると、6時。辺りを見回したら、潮が引いた浜辺を家族で、夫婦で、友達で散歩してる人に多いこと。更に、漁にこれから出る人、夜釣りから帰ってきた船、昨夜にはみかけへんかったけど同じようにテントを張って野宿をしてる人たち。と、そこへ家族やろうけど女の人の群れが近づいてきたから、挨拶をしたら各々に返事をして握手までしてくれた。興味深そうに私と娘を見て、ピアスをしてない娘を男の子?って聞いてきた。私達を(特に娘)携帯で写真を撮って帰っていった。後に旦那が一人の女の人は私を上から下まで不思議そうに眺めてたとか、、。


簡単に朝ご飯も済まし、早々に本来の目的地マスカットへ向かう。段々車の量、車線も増え、簡単な道のりであるはずが、やや入り込んだ感じに思えたのもつかの間、港町に到着。よく写真で見る風景で、マスカットといえば、の写真に使われてるマルタっというオールドマスカット。大小の豪華客船やら石油を積んだ船が停まってて、気持ち的にもやっとついたって感じ。ここで休憩がてら昼ご飯を食べスーク(商店街)をうろうろ。それにしても観光地だけにたくさんの旅行客。ヨーロッパ、ロシア系の人が多いみたい。再び車を走らせ、ちょっと小ジャレタ町並みを抜けると、片や岸壁に建つフォート(昔の見張りどころ?)片や海。岩山を削って作られた街やからか、坂道、くねり道の多いこと。
サインもなく1回は見落とした所が、今回の目的地ヨットセンター。ここではテントを張って宿泊できるし、お手洗いにはちゃんとお湯がでるシャワー付き。一泊も2500円?と安!。同じ日程でマスカットにホテルをとった友達夫婦は一泊1万って言ってた。ちょっとした台所付きやから、簡単なものは用意できたんやろけど。
それにしても金持ちはいるねんな、あるわあるわのヨット。ここはヨットの駐船場で、ここから乗り入れがされるけど、プライベートビーチとしても使われてるから、変な意味で地元の人とかは入ってこーへん。せやから、、

今回のお題、のびのびたやってんな。

せやないと、特にインド系アラブ系の殿方の視線の痛いこと。これはここに住んでる西洋人の女の人はみんな言ってる。
だって、普通の海とか行くと、インド系女の人は服着たまんま海に入ってるからな、、.

前日同様、日が暮れる前にテントを張って、と用意してる間に、娘はねむたくなったのかシートの上で寝てる。
BBQセットも借りれたから、暗闇になる直前に料理もなんとかできたから、旦那と食べ、海から月が昇るのを眺め、漁船が行き交うのを見て、、となかなかにのんびり。
が、蚊っが!!特に寝てる時にぶーんとやかましい!!蚊取り線香、家にあったけど持ってこーへんかってんな、、。一回は手にしてたのに。後悔先にたたず。
それでも、翌日朝も早くに起き8時前から海で遊ぶ。水はかなりきれいで肉眼でも魚が見えたから、ゴーグルをつけてみたら、いるわいるわのいろんな魚。他の人たちも結構シュノーケリングをしてたから、早速セットを買って再びトライ。通称カナヅチな私は全身が水の中に入ること到底難しく(それでも過去1回スキューバダイビングはした)、海の下を見渡せるだけで満足に浅瀬を泳いでたら、ふと一組の魚が一緒に泳いでることに気づいてん。何か可愛いな、とか思ってるうちに段々仲間は増えていって、、。ある人らは大きなマンタを見たって言ってたし、旦那は張り切って遠浅の方に行ったらそこにはたくさんのビールの缶とウニがあったらしい。ここも禁酒の国やから、飲んだのは誰?

楽しむ親を横目に娘は少し疲れもあったのか帰る日朝起きっぱなしから、しんどそう。ぐったりしてて、心配してたら、急に元気になって遊びだした。水にこそ入らへんかったけど、砂で遊んだり。でもちょっと昼寝して起きたらまた変。ちょっと私も太陽浴び過ぎたんかしんどいな、って思ってたから面倒になる前に帰路へつくことに。
車を走らせてしばらくしたら娘は案の定寝だしてんけど、起きてしばらくしたら車酔いかな、ゲロ。この時点でもう5時ぐらいで、どう考えても家につくのは夜。お腹も空いてきたし、まずは簡単に食をとって再び走り出したら、またまたゲロ。近くのホテルで泊まるってのも考えたけど、私も娘も家に帰りたかったから、一路目指すは我が家。
国境ちかくの山道は工事をしててかなり不便。行きは昼間やったからそう感じひんかったけど、帰りは暗いししかもお前方大きなトラックが5、6台と続いてる上ゆっくりやから後方が渋滞。私らもいらいらして抜くにも対向車が見えんから絶対の直線が車で仕方なく後をついてたけど、土地の人らはここ!って思った所で、2、3台の車がトラックをごぼう抜きしていった。その向こうで対向車が近づいてくくるのも見えて、家らの方がひぇぇって言わなあかんぐらいやった。

なんとか関門もくぐり抜け、我が家についたのは夜遅く。娘もなんとか落ち着いたみたいやから、良かった良かった。
計3泊四日の旅。観光名所とかいかず、ビーチでのんびりしてたから、まだマスカットをちゃんと見たとは言いがたいけど、かなり印象はいい。人々が気さくやし、景色もちがう。隣国やからまた是非行きたい所やな。

そうそう、このマルタは魚市場もあって勿論毎日新鮮な魚が手に入るねんけど、大きなマグロがごろごろ会ったのはちょっとビックリした。アリと刺身で食べたいな、なんて言いながら。でも、上手はおって地元の人は港とはいえ海はかなりきれいで、魚がよく見える。せやから餌付けて自ら漁をしてた。タダやん!



最新の画像もっと見る