Walking Holidays ~ニュージーランド編~

大好きなトレッキングを中心にニュージーでの生活を綴ります。なのでWorkingではなくWalking Holidays!

ゆめはゆめをよびおこし。

2012-12-18 | つれづれゴト。
私の好きな言葉の一つ。

それは冒険家・植村直己さんの『青春を山に賭けて』に出てくる一文。
「私の夢は夢を呼び起こし、無限に広がる。」

そしてその後、こう続きます。
「過去の出来事に満足して、それに浸ることは現在の私にはできない。困難のすえにやりぬいたひとつ、ひとつは、確かに、
つい昨日のできごとのように忘れることのできない思い出であり、私の生涯の糧である。しかし、今までのやってきた全てを土台にして
新しいことをやってみたいのだ。若い時代は二度とやってこない。現在(1971年)私は29歳、思考と行動が一致して動くのはここ
1、2年だろう。経験は技術である。今が私にとって、いちばん脂がのり、自分で何かができる時期である。」

最初の文章は、その言葉を見ているだけでも、なんだか自分までワクワクしてきて好きな言葉です。

本当、そう思う。
夢は夢を呼び起こし無限に広がって・・・どこからやっていこう~と手いっぱいになってしまうのが自分なので、
順々にカタチにしていけるヒトになるのが常々の課題です。

そして後半の文章の中で、この強靭な植村さんでさえ、29歳で、「思考と行動が一致して動くのはここ1、2年だろう。」と言っているのに驚きました。いえ、体力勝負な世界にいたからこそ、そう痛感されていたのでしょう。

一理あると思いつつ、自分の回りには、年齢と体力と思考の柔軟さが一致しない方々がおられます(良い意味で!)。
植村さんの言葉からとそんな方々を見て、特に体力面では、アウトドアアクティビティーが好きなので、年を取る=
体力低下は避けられないことではあるけれど、一般平均値とは異なる体力グラフを描けたらいいと思います。

そして「若い時代は二度とやってこない」という言葉に同感。

時間はお金である意味買えます。
例えば、東京ー大阪間を高いお金を出せば新幹線に乗れて、時間の節約ができます。
乗っている2時間弱の間で、本を読んだり、何か違うこともできます。
夜行バスよりも疲れないので、到着してからも疲労にやられずに実行したいことができます。
例えば、お金を出してお手伝いさんを雇えば、家事に費やす時間を他のことに費やせます。

が、

流れてしまった過去の時間は買えない。

自分の21歳の時のあの夏の時間が欲しいのだけれど・・と言って、いくらお金を積んだところでも、
アラブの石油王でも世界一のあのお金持ちでも買えないでしょう。

若い時代=若い数字の年齢のときが若さでは単純にはないと思うのですが、やっぱり10、20年後の自分より今の自分の方が
新しく体験することがたくさんある気がするから同じ刺激でも衝撃的に感じるだろうし、そのぶん感受性も大きく揺さぶられるの
ではないのかなと思っています。

だからこそ、多くの経験をしたいし、その時受けた刺激が自分にどんな影響をくれたのかしっかり自分の中で観察して次につなげていきたい。





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