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湘南でゆるゆら暮らしココロ赴く先へガシガシ出かけるライター山秋真が更新。updated by Shin Yamaaki

希望の大陸アフリカ:11日からサッカー・ワールドカップ/世界最大の湿地帯では~新アフリカ紀行

2010-06-07 23:40:39 | 応援告知

「暗黒大陸」とも呼ばれてきたアフリカが、いま熱い。
この11日から、南アフリカのヨハネスブルグでは
サッカーのワールドカップ(W杯)がはじまる。
アフリカ大陸での開催ははじめてだとか。
サッカー発祥の地とされるヨーロッパからアフリカは近いから、
今ごろは駆けつけたファンで街中が興奮に満ちつつあるのだろうか。

   ***

2000年代になってから、たびたび
アフリカについて調べる機会をいただいた。
特に、南アフリカ・ジンバブエ・ルワンダ・スーダン・
タンザニア・ザンビア・ボツワナなど、サハラ以南の地域。

この地域は、
世界三大瀑布のひとつ・ビクトリアの滝や、
カラハリ砂漠の宝石」と呼ばれる
世界最大の内陸湿地帯・オカバンゴデルタなど
惑星・地球をかんじさせる話題がたくさん。

 たとえば、オカバンゴデルタをながれるオカバンゴ川は、
 上流のアンゴラ高原に降った雨で氾濫した水が
 下流に到達するまでに半年かかる。
 それほどの大河なのに、河口はない。
 海にも湖にも到達することなく、大地に吸いこまれてきえる。

かとおもえば、この地域は
貧困、内戦、虐殺、HIV/AIDS、インフレ、土地問題など、
にんげんって…と、おもわず眉間にしわが寄ってしまう話題にも
コト欠かない。

だからといって、
重苦しく深刻なばかりかといえば、そうでもない。

いのちの連鎖あるいは生命体としての惑星・地球。
その気配も色濃い人類発祥の地・アフリカで、
歴史を背負いもがきながら、どっこいヒトは生きている―。
単純すぎる物言いに陥らないよう注意深くある必要はあるけれど、
それでもなお、そう言いたい気もちを否めない。

とりわけ印象深いのは、2002年のヨハネスブルグ環境サミット
会場の外でデモをする人びとが口々に訴えていた言葉が、
いつしか美しいゴスペルの歌のようになって一帯に響いていた。
こういうデモもありうるのかと、衝撃的だった。
アフリカは、知れば知るほど興味が尽きない。

その深い悩みゆえに、アフリカは示唆に富むように思う。
ながらく西欧の外部とされてきたアフリカの悩みは、
ある社会で外部とされた者にとって覚えのある悩みだから。
もっというなら、
外部が背負わされた悩みは、実は外部のものではない。
「外部」を必要とせざるをえない「内部」の問題であり、
そういう「内部」に生きざるをえない人びとの悩みでもあるだろう。
その意味でも、アフリカを「希望の大陸」と呼びたい。

アフリカについてはもっと書きたいこともあるけれど、
ちかぢかNHKのBS-hiチャンネルで
新アフリカ紀行」シリーズが放映されるようなので、
せっかくだから、まずはそちらをご覧ください。

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プレミアム8<紀行> 
新アフリカ紀行「第2回 夢 高らかに歌う道
  チャンネル :BShi
  放送日 :2010年 6月 9日(水)
  放送時間 :午後8:00~午後9:30(90分)

内容
空前の資源景気に沸く南部アフリカで始まった自立への挑戦。
ダイヤと金を取り戻そうとする男たち、世界最大の湿地帯で
自然と生きる知恵を自立への力とする部族を描く。

詳細は以下URLからどうぞ:
http://cgi4.nhk.or.jp/topepg/xmldef/epg3.cgi?setup=/bs/premium8-wed/main
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この番組でアフリカに興味をもたれた方、
もっと深く考えたい方には、
NHKスペシャル「アフリカンドリーム」シリーズもお勧め。
詳しくは以下のURLを参照されたし:
http://www.nhk.or.jp/special/onair/100606.html

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