湘南ゆるガシ日和 ・・・急がず、休まず

湘南でゆるゆら暮らしココロ赴く先へガシガシ出かけるライター山秋真が更新。updated by Shin Yamaaki

おだやかなのにアグレッシブ:映画『マザーウォーター』公開/台船かえる:祝島沖の上関原発予定地

2010-10-30 23:58:28 | 祝島沖・上関原発計画

祝島(いわいしま)の3.5km対岸にある
上関(かみのせき)町の田ノ浦の浜に原発をつくるため
瀬戸内海最後の聖域ともよばれる海の埋めたて工事を再開しようと、
中国電力が3種の作業台船を軸とする船団をうごかしたのが10月15日。

その後、本船とよばれる船が座礁して修理のため姿をけすと、
数日後にクレーン台船が、最後には砂運搬用台船も帰っていった。
原発建設もそのための海の埋めたても
中電は諦めたわけではないけれど、ひとまずは小休止。

そんなわけで、
今週わたしが上関についたとき台船の姿はなかった。
遅れをとって情けないような、台船を見られず残念なような。
でも一番大きかったのは、台船がいなくなった安堵感だ。

そうした状況の変化をうけ、滞在中はあちこち動くことができた。
またしても貴重な経験を重ね、すこし報告もしたいところ。
でも今日は台風のなか仕事で外出したので、もはや体力の限界。

とはいえ今日は、これだけは書かないと眠れない。
  
  ***  ***  ***

映画『マザーウオーター』が、今日10月30日に遂に公開された。
主なキャストは、小林聡美さん、小泉今日子さん、
加瀬亮さん、市川実日子さん、永山絢斗さん、光石研さん、
そして、もたいまさこさん。
映画のコピーは「あしたへは、ダイジなことだけもってゆく。

無理を承知で、敢えてひとことで表現をこころみるなら、
おだやかなのにアグレッシブ、そんな映画と呼べるかも。
まったりゆったり静かだけれど、底流の潮は意外と激しい。

オールフィンランドロケでつくった
映画『かもめ食堂』チームの第4作にあたる、
オール京都ロケ映画でもある。

ついでに言うと、
英字新聞にコラムを書いておられる友人のKristina Kosakaさんが
Mariyo Neekuraさんとともに英語字幕の翻訳を手がけた映画でもあったりする
(もっとも字幕は日本での上映には関係ないのだけれど)。

忙しい人こそ、なんとか時間をつくって劇場で観るのがお勧め。
いろんな意味で。想像力が鍛えられる気もするから。

『マザーウォーター』の公式サイトはこちらから↓
http://www.motherwater-movie.com/

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