旅の記録

てくてくてく・・・今、どこ?

伊予ー讃岐路遍路前哨戦(34520)

2008-02-29 15:54:23 | Weblog
 漸く春を迎えた感じの今日。風も無く陽だまりにいると眠くなる
ような穏やかな暖かい一日であった。
 今年は暖冬と当初予想されていたが、寒い日が続きいままでは
冬と春のせめぎあいと言う感じで、少し最高気温が上がるとすぐに
下がり、雪になったりで一向に暖かくならず、寒い日が続いたが、
これからは徐々に暖かくなるとの予報である。
 春の遍路出発まで一週間。一週間の天気予報では6日までの予報
が出て来た。まだその先は勿論今の段階では分からない。高知のこの
1週間の予報には傘のマークが出ていないので、7日以降の丁度歩く
最中に降るのでは、と思ったりするが、こればっかりはどうしよう
もない。本番集合日の10日が晴れてくれれば良いと思っている。
 この日は朝一番で今回の埋め合わせの歩き遍路の内最後の宿泊地
室戸市佐喜浜町の旅館を出発後、24番最御崎寺まで歩いたあと、
バスで移動する日であり、またその後は列車で高知へ出たあと車で
今治の集合場所であるホテルまで行かねばならず、この日が雨だと
移動が大変ちょっと天気が気になる日である。
 春はしっかりと近づいて来ている。梅は勿論、桜の便りも聞かれる
頃となり、遍路には丁度良い季節となって来た。これで四国も5回目
の区切り遍路となる。無事に歩き通せる事を祈るのみだ。
 

China Freeで行こう!(41558)

2008-02-27 17:26:01 | Weblog
 毒餃子事件も日中両国の警察当局がそれぞれ情報を交換して
捜査が進んでいるが、中国は事実を突きつけられてもまだ事件は
中国で起こったとは認めていない。
  今まで検疫当局や外務省報道官などが、工場は清潔に保たれ、
従業員の工場での作業も髪の毛一本も落ちる事は有りえず、今回の
農薬混入の可能性は殆んどない(殆んど)と何回も外国の報道陣など
を工場に招き、案内したりして躍起になっているが、今日は外務大臣が
中国の「食は安全」との発言も、何を根拠にこういう事を言っている
のだろうか、理解できない。五輪を前にした発言であろうが今まで、
このような事を言われた国が五輪を開催した国は無い。
 時間が経つに連れて次から次に農薬が検出され今日は更にシロアリ
駆除の薬品が検出されたと報道されていた。
 中国には「悪人でない商売人はいない。悪知恵がなければ商売が
できない」という言葉があり、「法を犯すことなど考えていたら
商売が出来ない」と言う考えで、下水に浮いて溜まっている油を
調理用油として売ったり、ジクロスボスを入れてニセのマオタイ酒
を作って売ったりとこれらはほんの一例に過ぎないが、我々日本人には
考えられないような事でお金を稼ごうとする連中なのである。
 食の安全を言う前に早く今回の天洋食品の事件を解決し、五輪に
備えた方がダメージが少ないように思えるが。
 我々日本人も小さな子供がいる家庭など弁当や食事を作る時間が
ない人には手っ取り早く出来る冷凍食品は欠かせないものだろうが、
中国製は買わないという以外に身を守る方法はないのではないか。

 

見沼代用水(24550)

2008-02-25 16:33:15 | Weblog
 今日は用水の上流つまり北に向かった。用水とは別に綾瀬川と
いう小さな川があるが、それに沿った道を伊奈のバラ公園まで
歩いた。往復約16Km。
 穏やかな天気とは言え、田圃の中を歩くには風があり、寒く、
鼻水が出てしょうがなかった。帰りは往きとは違い、用水に沿って
帰ってきた。この用水沿いのコースには片側だが木が沢山ある所が
あり、久し振りの北への歩きだったが、夏には日陰が出来、暑さを
凌ぐには良いコースなのだが、がっかりする事を目にした。
 大きな木々が用水沿いの道路を覆いかぶさるように続く所があり、
ここへ来ると夏などほっとするのだが、その木が何本も切られていた
のだ。大きなクレーン車が出て、木を切り、6~7人程の作業員が枝を
小さくしてトラックに乗せたりしていた。もっと自然を大切に出来ない
ものかと思った。
 その場を通り過ぎようとした時に、傍を何かつぶやきながら通り過ぎる
人がいたので、「あなたどなた?」と声を掛けると「県の者です」と答え
が帰ってきた。事情を聞くと木が倒れる危険性があり、虫がついたりする
と苦情が出ているとの話であった。
 この用水は独立行政法人 水資源機構 見沼代用水土地改良区の所有で
県が管理を委託されているとの事であった。
 確かにこれらの木々は1mほどの石の塀の上に木の根っこの部分があり、
一部の木は土が崩れて根が宙に浮いている。これでは倒れるのも分かるが
何で倒れないようにしないのかと思った。やはり苦情があるとは言え、木の
根元に生えている草を刈ったり、倒れないようにするのがまず取るべき方法
ではないのか。
 これらの仕事も独立行政法人の仕事かと思うと、税金でこれらの用水や
周りの維持管理が行われているのは分かったが、やはり簡単に木を切って
しまう前に、もっと自然を残す工夫をして欲しいと思った。
 自然を破壊するのは早いが元に戻すのは時間とお金が掛かる。この事を
肝に銘じるべきだ。

e-Taxで確定申告(1716)

2008-02-23 18:42:40 | Weblog
 今日は午前中は暖かかったものの、午後は風が強くなり寒さが
戻ってきた。予報では今月はまだ冬の寒さが続くという。
 遍路を目前にして、今はウオーキングに精を出すところだが
今日は朝から昨年の確定申告をe-Taxで済ませようと頑張って何とか
申告を済ませ、ほっとしている所である。
 今まで歩数が上がらなかったのは、電子申告が出来るように、
パソコンの環境やソフトをインストールしていて出掛けなかった為、
歩数が上がらなかったのだ。これで遍路に出掛ける前の大仕事が終わり
後は準備に専念出来る。それにしても5千円の控除が出来るにしても
ちょっと大変な部分がある。ボケ防止にと取り組んだが、来年も同じ
ように出来る事を考え、今年の苦労はしょうがないと思うしかない。
 初めてなので、やはり分からない所が多々あり、国税庁へ電話して
聞いたりしたが、丁寧に説明していただき、夜九時を過ぎても親切に
付き合って(一応9時までとなっている)頂き、なんとか申告まで
できる事ができた。官僚の一部に老後(天下り)の心配ばかりして
いる人間が多いなか、このように国民の為に頑張っている人もいる
事を肌で感じた時だった。
 ところで、来年の春は遍路も今年で終わりなので、また避寒を兼ねて
ロングステイでもと思っているが、腰が前回の遍路でちょっと悪くして
あまり調子が良くないので、遍路が終れば少し体をいたわり、健康に
気をつける程度に歩こうと思っている。

注目される五輪(31190)

2008-02-21 17:47:25 | Weblog
 東アジアサッカー選手権が中国重慶で開かれている。昨日は
日本は中国との対戦であった。前回大会優勝している中国は
韓国戦に敗れ、日本戦で負けると連覇の望みは無くなり、日本も
敗れれば優勝の望みは無くなる。どちらも負けられない一戦で
日本はアウエーの中での戦いとなった。
 中国は北京五輪へのイメージ悪化を危惧する当局から、マナー
良く観戦するようにとの指示が出て、開会式の時の「君が代」に
対する前回の時のようなブーイングは聞かれなかった。
 が試合が始まった時からレフェリーが北朝鮮の、これまた太った
とうより、今まで見たことの無いメタボな審判員で、あれでは選手の
動きについてはいけない。それに明らかに中国よりの笛が吹かれた
感じで、岡田監督は声を上げ、ジェスチャーで判定に不満の様子で
あったが、選手は冷静で前半山瀬のボレーで上げた1点を守りきり
なんとか勝ち点3を上げ、土曜の韓国戦に優勝の望みをつないだ。
 中国GKの足蹴りで安田選手が負傷して倒れたり、ボールにチェック
を入れるというより、体当たりでくるようなプレーで負傷者が続出した。
 スタンドは自国中国の監督にブーイングで会場が騒然となり、発炎筒
が燃やされたり、ペットボトルが投げ込まれたりしたが、選手達も中国人
観客の罵声を浴びながらも何とか、無事バスに乗り込み、特に大きな
混乱は無かった。
 新聞では、小型の日の丸を燃やしたりして、中国人観客は悔しがった
と出ていたが、五輪でどこまでフェアーな態度で観戦、応援が出来るか
真価が問われる。
 経済が発展し、五輪を開くまでになった中国。餃子事件がさらに発展し、
昔聞いたパラチオンなる農薬が検出されたという。やはりいろんな意味で
北京五輪は話題が尽きない。
 「衣食足りて礼節を知る」というがまだ五輪開催は早いのではないか。
 イメージダウンに繋がらなければ良いが。
 


 

個人の海外旅行(34728)

2008-02-19 17:52:35 | Weblog
 前回の「商の中国人」に関し、読者の一人から若者が新嘉坡を
嫌いになり、すぐにマレーシアへ出国して言った具体的な理由
が書いてないとの指摘を受けた。
 確かに書かなかったというより、嫌いになったという事だけが
強く印象に残っているというのが正直な所である。20年以上前
のことであり、具体的な事は記憶にない。
 海外をパックツアー等で旅行するのは観光地を添乗員について
廻るだけで、特にいやな事には出くわす事は無いだろう。
 色んな所が見て廻れるので、多くの場所を見て廻るには非常に
便利である。
 然し、彼のように好きな所へ好きなように行動しようとした場合、
どうしてもその土地の人との接触が必要になり、そこで現地の人との
意志の疎通を通じ会話があれば、もっとその旅行そのものが生き生き
として思い出深いものになり、ましてはそこで親切にされたりすると
なお一層その土地が好きになるだろう。少しの危険もあるが。
 彼のような旅行者と定住者も土地の人と接触しなければならない点は
同じである。ましてたった二日間で経験した事を、長いあいだ経験すると
慣れっこになるという事もあるが、時間にルーズというようなものではなく、
いやな事はやはり見たり、経験したりしたくないものだ。それが10年
以上も続けば、その国自体が嫌いになるものではないだろうか。
 彼はインドネシアから新嘉坡に来たと言っていたので、そこで受けた
印象と新嘉坡で受けた印象を比較していたのだろう。
 海外旅行の醍醐味はやはり勝って気儘な旅行であろう。その土地の
人々との交流は旅の良さを倍増してくれる。時間に追われ、あちこちと
廻っているのは日本人に多い。西洋人はのんびりホテルのプールサイド
で横になったり、本などを読んだりして過している。
 余暇の考え方が違うようだ。どちらが良いとも言えないと思うが。
 

商の中国人(32672)

2008-02-17 18:23:19 | Weblog
 2月も半ば過ぎであるが、未だに寒い日が続いている。風もあったが、
昨日、今日と歩いた。
 遍路にも慣れて来たのか遍路を前にしても大分慌てなくなった。
 それが良いのかどうか。
 ところで、自分のブログを見て、中国に関する記述が多いように思う。
それも、内容としては中国非難が多いし、また中国好きの人には、そこまで
言わなくても という事まで書いていると思うが、所謂嫌中、反中になった
のは、勿論理由がある。
 18年ほどの海外駐在、特に新嘉坡での滞在が一番長かった(13年)が、
そこでの経験つまり見たり、聞いたり、体験したりした中で、そのような嫌中
感情が生まれていったと思っている。
 ここでその経験を書く紙幅がないので割愛するが、自分のひとりよがりの
感情ではない話があるので紹介しよう。
 銀行合併で名前は変わっているが、昔の東京銀行新嘉坡支店で、東南
アジアを旅行している30歳にならない日本人の若者に会った。向こうも
こちらが日本人と思って話し掛けてきたのだろう。
 「新嘉坡に来てまだ3日も経たないですが、もうこんないやな新嘉坡には
居たくない。これからマレーシアに行きます」と言う。
 常々そんな感情を持っていたので、別にこちらも、「いやそんな事はない
ですよ。探せばきっと良いところがありますよ」とは言う気にはならず、
「良い旅が出来るように」と言って用事が済んだ当方は銀行を後にしたが、
どんな経験をしたのか、同じような気持ちになる人が他にもいるんだ、自分
だけが抱いている感情ではない、と彼の気持ちがよく理解出来てちょっと
安心したというような事があった。
 だからと言って中国好きな人でも、今回の毒餃子事件は許せないだろう。
 如何に彼らが、手前勝手な事を言っているか分かると思う。最大の
被害者は天洋食品ではなく、日本の消費者である。
 経営者だけが金に目が眩み、儲けて従業員が安い賃金でこき使われている
のが原因の労使間のトラブルで起きた、経営者に対する腹いせ、所謂拝金主義
が今回の事件の真相と思っている。こんな事でこちらが死に目に遭うとはいかにも
理不尽である。中国好きの人は中国の文化面だけを見ているだけではないか
と思うが、本当はこんな事件は中国に行けば掃いて捨てる程の例があるのである。
中国の実態を知らず、日本文化の源と思っているだけではないのだろうか。中国
好きの人は。
 と言っては言い過ぎであろうか。
 

スピルバーグ監督の見識(2161)

2008-02-15 17:50:59 | Weblog
 餃子事件で中国の検疫当局は人為的に農薬などの混入は
殆んど無かったと発表した。
 それも製造から箱詰、通関までの間の全ての行程で
人為的な混入はなかったという。殆んど無いと言っている
ところがミソであるが。そして、一旦開封した袋でも密封
出来るとも言っている。あたかも日本側にその可能性がある
かの如きである。
 どう見ても、日本で許可された物ではなく、純度の高い
試薬程度の量しか普通に出回っていない薬品が、それも130
ppmも入っていたと言う事は、日本サイドでの混入の余地は
無い。
 日本の警察までが中国の工場の梱包までの間を疑っているのに
である。
 そこでこのような発言とは全く驚きとしか言いようがない。
 五輪を迎えた中国としては中国側で起こったと認めたくない
のだろう。それでなくてもスピルバーグ監督に五輪開会式の芸術
監督を辞退された上にこのような食の安全問題でケチをつけられ
たく無いのである。
 日本の警察と一緒に調査しても良いと言っているのは、混入した
と言われる日に働いていた作業員や工場を調べた結果、証拠が出て
来ないと判断しての提案だろう。
 胡金涛の訪日に検疫当局も慌てているようだ。
 そして、中国サイドで確実な証拠が無いという筋書きで終らせる
のだろうが、日本側もあいまいに終らせてはいけない。重症患者が
出ているのである。日本側は大騒ぎなのに、勝ってに訪日に影響は
無いなどと軽々しく言って欲しくない。相手の事など考えない中国人
らしい言葉である。
 それはこちらが言うせりふである。

道路工事中(2122)

2008-02-13 16:45:18 | Weblog
 今日は今冬一番の寒さだとか。ここ埼玉の地では今までに
ー3度を記録した事があったが、今日は風もあり、寒さは
堪えた。この寒さの中、例の下水道工事が始まった。
 以前から近所では工事が行われていたが、昨日から家のすぐ
前の道路の工事が始まった。1m幅に深さ2m位の溝がブル
ドーザーで掘られ、玄関の前の扉を開くとぱっくりと口を開けて
いる。
 ブルドーザーが掘るたびに音がガタピシとうなり、振動が伝わって
くる。うるさくて、テレビの声も聞こえない時がある。
 また明日は家の駐車場の前辺りを掘るのだろう。裏庭の横が
近所の地主の大きな駐車場で、そこがブルやトラックなど工事用具
などの置き場になっており、仕事が終ると集めらるので、家にいると
朝から音に囲まれている感じである。
 その日の仕事が終ると一応、土で穴を埋めて帰るので、その後は
車も出せるが、工事が他の場所に移るまで、車も出せなくなる。
 昨日、今日と出掛けなかったので、歩数は上がらず。寒さがここ
暫らくは続く予想で、春はまだまだ名のみの感である。
 去年は暖冬で3月末には桜の満開を迎えたくらいで、3月の始めは
遍路に丁度良いくらいの気温だったと思うが、今回の遍路は3月の始め
だが、まだまだ寒そうな感じで、天候がちょっと気にかかる。
 天候が良くなったら貯筋をしようと思っていたが、暖かくなるのは
当分望めず、寒いなかのウオーキングとなりそうだ。


  観梅やみな立ち止まる一樹かな

  黒々と続く庭石今朝の雪

  春寒く納屋に乱れし猫車



区切り遍路五回目(14207)

2008-02-11 15:48:24 | Weblog
 春の遍路 出発の10日まであと1ヶ月。実際には以前
歩かなかった部分を歩くため、6日出発の日まで1ヶ月もない。
 今年は例年の寒さだろうが、やけに雪が多い。予報では
今週末でも最高気温が1桁台。それに春先になれば三寒四温と
暖かくなるのは良いが、雨も降る。いつもの事ながら修行とは
言え、やはり雨はいやなもの。
 11日間の歩きとなるが、何勝何敗となるか。
 伊予路では晴れが多く、きつい所もあったがよく歩く事が出来た。
 晴れていれば知らない土地を歩くのは楽しい。また土地の人との
触れ合いや温かい接待も気持ちを和ませてくれる。
 今回の区切り遍路も五回目。当初23人でスタートしたが、種々の
事情で、抜けざるを得ない人が出て今回は11人。
 みな体のどこかに故障を持っている人が多い。それだけ歩いて
いるということである。
 今回も無事に11日間歩き通せる事を祈るばかりである。

  野地蔵や頭巾の褪せし寒の明け

  水鳥や水面の落暉崩し行く
   落暉:読み=らっき 意=夕日 

  老残と言ふには早し遍路かな