しんちゃんの大工日記・1

三重県南伊勢町の西井建築工務店の棟梁の日記

年輪・・・・・・

2007年01月25日 08時13分22秒 | Weblog
この日 工場の原木をリフトで移動させていたしんちゃん棟梁が、
嫁にこう聞きました。








「この2本の杉の原木。どっちが値打ちあると思う?」




「そりゃ~上の杉の原木のほうが大きいから 値打ちがあるのは上の杉やろ?!」
と嫁は答えました。


「違うんや。年輪で見るんや。年輪の細かいものほど 丈夫な値打ちのある

 材になるんや」 「そやで下の杉の原木のほうがええ材が取れるんや」


なるほど。
確かによく年輪を見てみると下の杉の原木のほうが年輪が細かいです。







「この杉は お前の実家のほうの山の杉なんやぞ」
(嫁は同じ三重県でも山の奥深~い所から 嫁いで来ました)


そうかぁ。
お前も何の縁か、ここに(うちの工務店に)嫁いできてくれたんやねぇ。
一緒やねぇ。ありがとねぇ。




しんちゃん棟梁。
この杉。大切に大切に使ってあげてくださいね。

もちろん 嫁のことも。 ← ここ強調!!








西井建築工務店ホームページ
http://www.isesima.jp/nishii/


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8 コメント

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Unknown (山里の木地屋)
2007-01-25 09:20:14
ご無沙汰しました。心豊かな子育ての様子、伝統工法で頑張るご主人の事、そしてあなたの頑張り・しっかり拝見しました。こちらでは本当の大工さんが、いなくなりました。工務店に吸収され大変遠方の仕事を取り、若い大工さんたちの家も父親不在です。でも工務店さんたちもまた大変だといわれます。子供に父親の背中を見せながらの生活は、何よりの教育ですね・
素晴らしいと感動します。私も若いときより忙しくなってしまったような現実ですが、パソコンはやっぱり力になっています。10本の指の作業は肩こりも治ってしまいました。
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さりげない感謝の言葉だね (こましゅん)
2007-01-25 14:18:07
なんか、さりげない嫁様への
感謝の言葉に聞こえた私です

頑張ってくれている嫁様に
普段口下手で感謝の言葉を言えない気持ちを
この杉の材にたとえて喋ったんですね
なんか、ホンワカした気持ちになったこましゅんです

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Unknown (親方)
2007-01-25 20:56:49
フランソワさんも杉に負けづ劣らず目がつんでお肌すべすべです。
しんちゃん棟梁もそこにほれ込んだのですなぁ~!!
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Unknown (あっちゃん)
2007-01-25 21:59:43
こましゅんさんと同じ事思いましたよ~

きっと、感謝の言葉だったんでしょうね。

ふゅ~ふゅ~、きゃぁ~
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Unknown (しんちゃんの嫁)
2007-01-26 08:27:03
>木地屋さま

いくつになられても、前向きに頑張ってみえる
木地屋さま。

>若いときより忙しくなってしまったような・・・

これって 本当に 素敵な事ですよね
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Unknown (しんちゃんの嫁)
2007-01-26 08:29:52
>こましゅんさん

>さりげない感謝の言葉・・・

・・・・・・・・・????。
う~ん、その時は 全然 そんなふうには
残念ながら聞こえませんでした

こましゅんさん。やや 深読みしすぎでは?!



いやいや。

そういう意味で言ったんだと思っておくことに
します・・・。
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Unknown (しんちゃんの嫁)
2007-01-26 08:31:47
>親方

>フランソワさんも杉に負けず劣らず・・・


誰か~!!

親方に座布団を10枚 持ってきてくださ~い!
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Unknown (しんちゃんの嫁)
2007-01-26 08:33:46
>あっちゃん

>こましゅんさんと同じこと思いましたよ~


あっちゃんも やや深読みしすぎです


嫁。ブログ書いている時 そんなふうに全然感じずに
書いていましたが・・・・・。



いやいや。
お二人の言っているように

そう思うようにしますね。
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