1日講習・全国出張!職長教育・安全衛生責任者教育ブログ

全国を渡り歩き、職長教育・安全衛生責任者教育を1日講習で行う愛知のRSTトレーナー。

設備の改善 (part1)

2018-09-14 10:02:48 | 日記
1 作業設備の安全化についての基本的な考え方
作業設備(機械、器具、道具、工具、仮設物、建築物など)は、
完成してしまうと後から安全上の問題が出てきても直すことは容易なことではない。
また、直すことができても十分なことができない場合が少なくない。


2 安全な設備としての条件
安全な作業設備は、次のような条件を備えることが必要である。

(1) 外観からみた安全性
作業者が触れる可能性のある所に、鋭利な角やバリがないか、露出した回転部分はないかなど外観の安全性を調べる。

(2) 強度からみた安全性
各部分や材料は十分な安全率をとっているか。
特に破損をすると大きな危険が生じるような部品にはよく注意をすること。

(3) 機能からみた安全性
その作業設備に課せられた機能を果たすときに、作業者が危険に晒されるようなことはないか。
試運転のときには特に注意をすること。

(4) 操作からみた安全性
作業をするときに無理な姿勢や力を入れる必要はないか。
また、誤作動を起こさないような配慮がされているか。

(5)保守からみた安全性
点検、注油、部品の交換や補修などが、安全にやりやすい構造になっているか。

(6)レイアウトからみた安全性
完成した後でレイアウトを変えることは困難である。製品や半製品、不良品などの置場や部品交換時のスペースや安全な通路は確保されているか。

(7) 労働衛生面での配慮
有害な物質が漏れてばく露をしたり、点検、補修の時に触れるような危険はないか。


これら安全な設備としての条件を、特に計画、設計の段階から考慮をすることが必要である。


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