1日講習・全国出張!職長教育・安全衛生責任者教育ブログ

全国を渡り歩き、職長教育・安全衛生責任者教育を1日講習で行う愛知のRSTトレーナー。

労働災害防止についての動機づけについて

2018-07-24 13:10:48 | 日記
労働災害の防止を図るためには、労働災害防止について作業者の関心を高め、
作業者が自主的に安全衛生を考え、かつそれを実行に移すようにすることが
大切です。「労働災害防止について関心を高める」ということは、これまで
学んできた作業方法・設備・職場環境の現状、および作業者に対する監督・
指導のあり方について、どこに問題点があるのか、常に職長として考え
作業者に自分の職場について関心を持たせることが職場のリーダーとして
重要です。そのためには、職場の問題を解決するために、現状の作業方法・
設備・職場環境のリスクアセスメントによるリスク低減対策等を実施する
ための安全衛生計画の策定が重要となります。また、問題解決意識の向上を
目指し、的確な動機づけを図ることです。動機づけには、外的なものと
内的なものとさまざまな手段があります。
動機づけについて、図2-12-1に示します。

①外的な動機づけ
・見せる、聞かせる  ⇒ ポスター、写真、スライド、映画、DVDなど
・話す、教える    ⇒ 安全訓話、講演、ミーティングなど
・褒める、いましめる ⇒ 無災害記録賞、改善提案賞を創設する。
             ルール違反の原因を明らかにして、ルールを
             守らせる。
             ルール違反者に対する懲戒を実施する。

②内的な動機づけ
・災害事例 ⇒ 最も強く影響するヒヤリ・ハット体験、災害事例を生かす。
・自尊心を生かす ⇒ 能力、先輩としての誇りを生かす。
           役割意識を持たせる。


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ヒューマンファクター (2)について

2018-07-24 10:11:22 | 日記
こんにちは~、今日もアスファルトに熱気が立ち込めて強い日差しが暑さ
を加速するそうです。昼間はむせ返るような暑さになります。炎天下での
外出や屋外での運動は極力避けた方が安心です~。

それでは、ヒューマンファクター (2)について書きます。

1.ヒューマンファクター
(2)ヒューマンエラーの防止

ヒューマンエラーの防止は、労働災害防止についての動機づけとともに、
設備環境などヒューマンエラーを起こしやすくする外的な要因を減少させる
ものとして、4つのMを強化することです。

① Man(人間関係)の強化
適正配置と監督指示および指導教育で述べたように、仕事に関する指示を
通りやすくし、話し合いをよくするなど職場の人間関係を良くして
ヒューマンエラーの防止に努める。

② Machine(機械設備や設備環境)について
設備の本質安全化と人間工学的配慮、すなわち使いやすい間違いにくいものに
改善する。

③ Media(仕事のやり方や連絡の方法など)について
危険に気付く仕組みを強化する。作業指示書や手順書を積極的に活用して、
作業の中の危険の存在を明確にして、ツール・ボックス・ミーティングなどの
活発化を図る。

④ Management(安全管理を進める仕組み)の強化
職場の一人ひとりの役割分担を明らかにして監督指示、計画的な教育の実施と
職場の問題点を解決する具体的な安全活動をP(計画)D(実施)
C(チェック)A(改善)の管理サイクルを確実に実行することにより、
活性化を図る。

このように職長は、4つのMに目を向けてヒューマンエラーの発生を
可能な限り減少させることによって、職場から事故や災害を根絶する
気概を持つことが必要です。

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