1日講習・全国出張!職長教育・安全衛生責任者教育ブログ

全国を渡り歩き、職長教育・安全衛生責任者教育を1日講習で行う愛知のRSTトレーナー。

安全衛生点検-1.安全衛生点検の意義について

2018-07-04 13:10:22 | 日記
1.安全衛生点検の意義

 作業設備は、使用するにつれて、最初に計画した状態(基準の状態)から
だんだんとずれてきます。たとえば、ポンプやブロワーのような回転機械では、
軸を支える軸受の温度は運転によって温度が上がってきますが、正常な状態
であれば、発生する摩擦熱と放散する熱がバランスを保って、一定の温度
(平衡温度)を保つようになります。しかし、潤滑油が劣化したり、軸受に
異常があって焼き付きを起こしたりすれば、軸受の温度は正常の範囲を超えて
上昇します。これは「異常な状態」で早期に発見して対策を講ずる必要が
あります。

 また、職場で働いている作業者も、疲労や心理的な圧迫感から、正しい
作業手順を無視して不安全な行動をするようになります。これも基準から
ずれた「異常な状態」です。

 これらの異常な状態を早期に発見して是正することが、安全衛生点検の
意義なのです。また機械・設備の点検は、クレーン、局所排気装置等に
代表されますように、法令によって点検要件(項目、期間、点検者等)が
定められているものもあります。

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