元高校教師のブログ[since2007/06/27]

地元仲間とのウォーキング、ハイキング、サイクリング、旅行の写真入報告。エッセイや意見も。

出流山万願寺、奥の院への山道はシュウカイドウの花で埋まっていた。

2017-09-16 23:13:27 | ハイキング

実施日;217-09-15
天気;晴れ /最高気温;26度か
参加者;鎌ヶ谷ハイク&ウォークの会、メンバー7名
カメラ;ニコンD3000など+S君のカメラと撮影写真(*印)

電車;[往](東武)新鎌ヶ谷(6:15分)----(6:33)柏(6:41)--(7:25)春日部(7:36)
                   ----(7:52)南栗橋(7:54)--[新栃木行]--(8;28)栃木[北口]
                 (8:50)--[*バス300円]---(9:50)出流観音 /昼食→蕎麦屋・福松 
  [復]出流観音(13:50)--[バス]--(14:48)栃木(15:11)----(15:46)南栗橋
      (15:51)--→春日部→柏(17:04)--(17:23)鎌ヶ谷
  朝、柏から大宮行きの東武電車に乗っていたら、Jアラートの車内放送
  北朝鮮が飛ばしたミサイルが日本上空を通過するという。そのため、電車が
  時刻通り動かなくなるかも知れないという知らせ。
  嫌だな、栃木駅発のバスに間に合えばいいのだが---。
  結果的に遅れはほとんど無く、バスに間に合った。やれやれ、まさか身近な
  問題になるとは。     

☆ 栃木駅から市ふれあいバスの寺尾線に乗った。乗車時間は約1時間という。
 主要道路を過ぎると、バスは田舎道に入った。田園地帯になり、黄金色の稲穂
 がきれいだ。畔には真っ赤な彼岸花が列を作っている。時々、コスモスも彩りを
 添える。ところが突然、景色が変わった。目的地に近づいたあたりだろうか、
 あちこちで、山のこちら斜面が緑を削がれて灰色の岩斜面に変わった。
 山が削られて無残な形状となっている。秩父の武甲山と同じだ。

 運転手の説明では、石灰岩の採取場だそうだ。バスの左右に採石場のような工場
  や機械ベルトなどが並んでいる。工場の屋根や機械の上は白い粉が蓄積し、木々
  の葉も白くなっている。こんなの吸ったら肺をやられそう。

  そうした場所が終わるころ、ようやく人の住む建物が現れたと思ったら、蕎麦屋
の看板だ。この辺りから万願寺の山門が見えてくる辺りまで、あちこちに蕎麦屋の
看板。出流の蕎麦は昔から有名なのだそうだ。そういえば、来る途中、白い花の蕎麦
畑も見かけた。

 終点のバス停・出流観音で降り、緩い坂を登って行くと山門に着いた。5分くらい
であったろうか。山門の前でS君が待っていて我々と合流した。                  

★本堂右手の入山出入口で入山料300円を払い、そこから奥の院への山道となる。
 奥の院は、写真を撮りながら登ると、大悲の滝前休憩小屋まで1時間だ。
 傍らに出流川源流の清流が流れていて、ひんやりとした森の中の道なので、素晴
 らしい森林浴になる。しかも、せせらぎの音を聞きながら登るこの道はシュウカ
 イドウ(秋海棠)が群生していて、ちょうど見頃だ。以下の写真を見てもらえば
   一目瞭然。 
   
 万願寺境内のタイム;山門(10:10分)→本堂→鐘楼→本堂→如連堂→女人堂→
(11:00)大悲の滝・休憩小屋→奥の院往復→休憩小屋(11:25)→(12:00)本堂→
本堂周辺を散策→山門(12:30)→(12:35)蕎麦屋・福松[昼食](13:40)→バス停


門前で


山門=仁王門。左右の仁王は足利時代の作だそうだ。


*


* 日光山を開山した勝道上人が765年に出流山を開山したという。坂東三十三観音第十七番札所。元文五年(1740年)に焼失したが、明和元年(1764年)に再建された本堂(大御堂)は徳川中期の建築物とのことだ。
 江戸時代には徳川家の威光がある。日光開山と同じ人・勝道上人が開いた
のだから、こんな辺鄙な所にも沢山の人が訪れ、出流山万願寺は大いに栄えたと考えられる。『現本堂の大御堂は、坂東第十七番札所で、弘法大師ご敬刻の千手観世音菩薩がご本尊として安置されている。』



このように、シュウカイドウの花・花・花----。


* 流れに架かる橋を渡り、女人堂の前を往く。

 


* 大悲の滝。出流川の源流である。


* 懸崖造りの奥の院。下から見ると、物凄い場所に立っている。規模は清水の舞台に
劣るが、そこへ登る階段道の難度、上から見下ろすと足がすくむ高度感は清水のそれを遥かに上回る。階段道にはしっかりとした手すりが設置されているので、それを
頼りに慎重に上り下りする。最上階に着くと、右手に洞窟らしきものがある。


* 階段道の途中から奥の院を見上げる。

 
* 中央の鍾乳石は、十一面観音の後ろ姿だそうだ。 


頭をかがめて中に入る。中に鍾乳石立像があるが、その先は行き止まりのようだ。


* 上から見下ろした休憩所。この前に大悲の滝がある。なお、この建物の後ろ左手
から上がる山道がついていて、大日霊窟から剣ケ峰へ至る道らしい。だが、大日霊窟
へは危険で、当院の案内人が伴わないと許可されないと書いてある。通行禁止だ。


*シュウカイドウが咲く山道を下る。


*


* 下方の森の中に本堂の屋根が見えてきた。このように、山道はどこもシュウカイドウの花に溢れている。

 
                                                      奥に見えるのは鐘楼。


* 本堂脇で


宝光院前で


彼岸花の背後は紫式部の実

 

 ★なるほど、出流の蕎麦は他所とは違う。切断面の縦横が、(オーバーに言えば)きし麺形である。蕎麦そのものの風味も異なるようだ。店内は我々だけだったので、
(食べ終わっても)バスの時間まで居させてもらい、次回以降のスケジュールなどを話し合った。店主ともいろいろ会話した。
 そのうち、バスの時間が来たので、(マイカーの)S君と店の前で分かれ、バス停に向かった。


コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 今日は陽ざしの中だが、台風... | トップ | 沼南の田園地帯から持法院への道 »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
満願寺奥の院 (たかお-1)
2017-09-18 19:32:45
坂東観音巡りで満願寺も 参拝しました。
この頃は、脳梗塞の後遺症で杖なしでの歩行には難あり、いわんや山道となると・・・。奥の院への参拝はしませんでした。お寺さんも神社もバリアフリーとは縁がありませんからね。ブログで奥の院の一部の姿が見ることができ良かったです。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

ハイキング」カテゴリの最新記事