元高校教師のブログ[since2007/06/27]

地元仲間とのウォーキング、ハイキング、サイクリング、旅行の写真入報告。エッセイや意見も。

奥の寄り道3日間(その3)

2007-10-10 09:36:07 | 旅行

 *塩釜神社  タクシーで階段上に無事到着。「港まで近いですか?この後、徒歩で行くんですけど。」と運転手に訊ねる。「歩いちゃ大変ですよ。時間決めてもらえば、迎えに来ます。」---「迎えの料金とるのでしよう?」---「いいです」---「じゃ11:10分に3台でここに来てください」ということで交渉成立。---  あ、これって、会社に知られるとドライバー困るかな?  この神社、桜の名所だと知りました。たしか、拝見料とらなかったよ。ええと、お釜はどこにあるのかな?芭蕉の句碑は?

 
花びらが何十枚もある塩釜桜の碑         
(国指定天然記念物)

*松島湾遊覧  「松島の月、先ず心にかかりて」--芭蕉さん、ついに着ましたよ。芭蕉・隠密説もあることだし、この長旅の冒頭の文にあるように、何故、第一に松島が彼を呼ぶのであろうか?誰か、重要人物でも彼を「松=待つ=待って」いるのだろうか?私も「心にかかり」ます。


松尾芭蕉・奥の細道関連絵図展示室 面八句を庵の柱に懸置

おくのほそ道より
草の戸も住替る代ぞひなの家 る方は人に譲り杉風が別墅に移るに ゆるより松島の月先心にか
ゝりて
をつ
ゞり笠の緒付かえて三里に灸す
あひて取もの手につかず
ゝ引の破
つきて心をくるはせ道祖神のまねきに 空に白川の関こえんと
ゞろ神の物に
巣をはらひて
ゝ年も暮春立る霞の
さすらへ去年の秋江上の破屋に蜘の古 さそはれて漂泊の思ひやまず海浜に 予もいづれの年よりか片雲の風に て旅を栖とす古人も多く旅に死せるあ とらえて老をむかふる物は
々旅にし
旅人也舟の上に生涯をうかべ馬の口 月日は百代の過客にして行かふ年も又

 -----[俳聖 松尾芭蕉・芭蕉庵ドットコム]より転載----

 天気は良いいし、波は静か。たしかに無数の島々。住んでるところもあるそうな。気持ちいいので、つい、うとうと。50分、船にゆられて五大堂が見えてきた。JR松島駅発の時間が気になったので、お昼は過ぎていたが、そのまま瑞巌寺へ。

 
 M..Nさん撮影

 

 
                               松島湾内航路 

*瑞巌寺  門を潜ったが、右手の断崖が気になる。多くの仏が彫られている。やがて参道(写真左下) に合流。♪♪まつしまぁーの、ずいがんじぃ----♪~ってな気分で行くと、拝観料700円が待っていた。

 
 参道の並木           門をくぐると右側に洞窟が並ぶ


  [受付でもらったパンフより]

 時間が気になるので受付に訊いた。「松島駅まで歩くとどのくらいですか?」。すると不快そうな顔で「30分くらいかかる」とのことなので、あわただしく拝観。中の管理人にも同じ質問。「たいしたことないよ、10分くらいかな」--おいおい、どっちが正しいんだ。 


        [Yahoo地図より]

--結局、松島駅まで20分くらい歩いたかな。駅前のそば屋で遅い昼食。他に食事処はない。競争相手がいないせいか、まったく愛想がない。蕎麦も水っぽくて、自分で作ったほうがよっぽどいい。最後に「そば湯、お願いできますか?」とメンバーの一人。店内に高々と響いたのに、店員はこれを無視。
 「後の言葉がでなかった」と、電車に乗り込みながら、その発声者がポツリ。

*中尊寺 15:34分、平泉駅に到着。早速駅脇のレンタサイクルへ。翌日の自転車の予約とコースのことを相談。いろいろな地図やパンフを用意してくれたのだが、「衣川の柵」など管理人にも分らない。話し込んでいると、「中尊寺へ行くならあれに乗らないと。」目をやると、地元の循環バス・「るんるん号」がそこにいた。最終バスだとのこと。
 中尊寺に着いたのは4時前後。薄暗い坂道をえっちらおっちら。なかなか金色堂にはたどり着かない。 
      [中尊寺受付でもらったパンフより]

  ※このたび、私の母校の高校出身者が、ここの管主になられたそうです。たしか、今東光も何代かの管主を勤めたと記憶しています。
 個人的なことですが、私の妹も同校出身で、同期生ということで、この春訪ねて行って、いろいろとお話を伺ったそうです。私のほうは、訪ねるのが半年早かったと後悔しています。

 
  [これも同様です]

 
  中尊寺本堂前

 


 [平泉 散策ガイドマップの裏--平泉農林商工観光課]より 

 山を下りたのは5時頃。帰りはバス便が無いので、そこから毛越寺(もうつうじ)まで、暗い道を歩くことになる。やっと毛越寺の境内に入る。宿院(=宿坊)の管理人曰く。「風呂は狭いので、近くの温泉のほうが--」。でも言うほどのこともない。結構よかったよ。それに出てからもぽかぽかなので、もしかしたら温泉?--」


    [奥州平泉、一店逸品マップ]より

 夕食は管理人が電話をかけてくれた。(その1)に書いたけど、メニュー豊富でなかなかいい。上の地図でno.8の松田食堂です。私はビールのおつまみ代わりに野菜たっぷりの焼きそばを注文したが、他の者はいろいろ注文していた。すべてリーズナブルなお値段。味も良いし、ここ、絶対いいよ。

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