一週間ほど福岡へ帰ります
好きだと私は何度言ったことか
あなたが好きだと
あなたのその考えが
あなたのその髪が
あなたのその服が
でも
よく考えたら
愛しているといったことがなかった
好きだと私は何度言ったことか
あなたが好きだと
あなたのその語りが
あなたのその表情が
あなたのその・・・・
でも
そうではなかった
理解できるよと言えなかった
好きだと私は何度言ったことか
あなたが好きだと
あなたのその振る舞いが
あなたのその唇が
あなたのその生き方が
でも
どうしてもそこには
希薄さが漂っていた
好きだと私な何度言ったことか
あなたが好きだと
あなたのその空ろいの目が
あなたのその指先が
あなたのその真実が
でも
そこにあったのは
計り知れない儚さだった
何で愛してるよと言えなかったんだろう
何で愛してるよと
何で愛してるよと
もし言えていたなら
きっと今の人生はなかっただろう
どちらが良かったのかわからないが
どうして愛してるよと言えなかったのか
(※ こんな殴り書きをした紙切れが机の引出の整理をしていたら出てきました
考えたら どれだけ昔の そしてどれだけ机の整理をしていなかったのだろう
また なんでこんなこと書いたのだろう
昔の文章をそのまま載せてみるのも・・・・恥ずかしながら )