
メキシコサラマンダー(ウーパールーパー)
有尾目 トラフサンショウウオ科 メキシコサラマンダー属 メキシコサラマンダー
学名:Ambystoma mexicanum
和名:墨西哥山椒魚
英名:Axolotl
撮影:宮城
ウーパールーパーという名前で親しまれているメキシコサラマンダー。
幼形成熟(ネオテニー)をする動物で、通常はこの姿のまま大人になる。
その愛くるしい姿からペット用に人気があるが、レッドリスト上では保全状態が絶滅危惧種CRとなっている。
ペットショップなどで売っている個体は全て飼育されていて繁殖された物なので安心していい。
元々メキシコのソミチルコ周辺の湖にしか生息しない固有種だった。
そこでネオテニー固体のサンショウウオが発見されて、このウーパールーパーが世に広まったとされる。
生息する湖にはヨウ素などが少なく、水温も低いために甲状腺ホルモンの一種である
サイロキシンが生成できないためこのような姿のまま大人になるのだと言う。
しかし、十分に栄養を与え、脳に別種のタイガーサラマンダーの脳下垂体を移植し、陸地を作ると
通常のサンショウウオのような姿に変態する。
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