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Wild Life Style -YEZOENSIS-

野生動物の行動などを学ぶとある大学に通う大学生が趣味で作っている図鑑。今までに出会った動物達です

沖縄遠征報告5日目 part.3 最終回

2013-03-22 17:49:53 | 2012年度 野生動物生態研究会 遠征
残りのお写真を全て!!

相変わらずの毒舌解説などで、今日も元気にみんなの夢をぶち壊すよー!☆



イロブダイ

真っ青な体に、ときどき入り混じっている綺麗な模様の魚。

なんと、骨まで真っ青だとか。

しかも寝るときには粘液をだして繭を作り、その中で眠る変な奴。



モンガラカワハギ

これまた変わった見た目のカワハギの仲間。

しかし、噛まれると大出血を起こしかねない上に鰭には鋭い棘を持つ。

ちょっとあぶなっかしい奴ですね。



エラブウミヘビ

なんとここにきて爬虫類。ウミヘビ科にはウナギの仲間のウミヘビ科と、爬虫類の仲間のウミヘビ科がいる。

だがしかし、こいつはコブラ科の蛇の仲間。もう何が何だかわからんよお前。どっちだよ。

他のウミヘビ同様、海の中で生活をしていて、人間が噛まれると神経伝達のための電気を妨害する神経毒を注入してくるため、大変危険。

しかし、基本的に臆病な性格なうえ、非常に温厚。しかも好奇心旺盛なため近づいてくることもある。何気に可愛い奴。



ヤシガニ

陸上に生息する中で世界最大の甲殻類であるヤシガニ。

食用にもなるそうだが、ヤシガニが食べていたものによっては毒性を持つというギャンブル食材。

黄金伝説沖縄サバイバルSPとかで言ってそうな紹介だなとか言わないで

というか、こいつ自体が絶滅危惧2類なので食べない方が無難かと思われ。



レモンザメ

出、出たwwwww和名なのに英語使奴wwww

しかも命名由来がレモン色をしているから。お前色盲かと

追い討ちには、沖縄語での呼び名が『マーブカー』。意味は普通のサメ

…なんかお前可哀そうだな



ダイオウイカ

世界最大の無脊椎動物であるダイオウイカ。マッコウクジラを闘っている絵などがかなり有名。

とんでもなく大きいし、イカ刺しやイカフライなどにしたらどれだけの人数分が得られるんだろう…?ってわくわくした人、悲報です。

体全体に塩化アンモニウムが含まれており、しかも時間が立つとアンモニア臭がしてとても喰えたものではない

らしいです☆



メガマウス

ニッチ的にはジンベエザメと同じプランクトン食の大きなサメ。

しかし、発見報告が極端に少なく、年に1回ペースの発見例だとか。

深海性であることと、身が水っぽいために食用には向かないらしい。人間ってなんでも食べようとするよなホント



オキゴンドウ

マイルカ科の仲間ではかなり大きめの種類。ちなみに、別名シャチモドキ

イルカショー等でも有名な彼らだが、意外と知られていないことが。

別名の通り、小型のクジラ類を襲って食べるという一面を持つ。

…子供泣いちゃうね☆



オオウミウマ

龍の落とし子だの、大きな海の馬だのよくもまぁはっきりしない名前を付けられた魚です事。

しかしその生態は実に面白い。なんと、メスが♂の身体の中に卵を産み付け、出産を任せる。

こらそこ育児放棄とか言うな




さて、これにて沖縄遠征は終了でございます。

色々と思うこともありましたが、遠征ぶっ続け2週間リーダーをやっていた副部長にはこの場で感謝したいと思います。

…まぁこのブログ知らないけど。

喧嘩も無く、仲良く過ごせたのが一番ですかね!

今後も沖縄遠征の写真を使いながら図鑑を増やしていきますよー。



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沖縄遠征報告5日目 part.2

2013-03-21 17:54:42 | 2012年度 野生動物生態研究会 遠征
さて、続きでございます。

今回も魚メインですよー。


シノノメサカタザメ

サメ?エイ?どっちだよ!! って感じのお魚。実はエイの仲間です。このシノノメサカタザメのみで一属一科一種を形成する。

なんでエイなんだよ。って思いますよね。エラが腹側にあるからエイという分類方法らしい。なんだそりゃ。



ナンヨウマンタ

オニイトマキエイだぁ!!

とか言ってた巨大水槽前の自分を殺したいですね。ナンヨウマンタでした。えぇ。

それもそのはず。2009年まで、美ら海水族館で飼育していたこのエイはオニイトマキエイと誤表記されていたためだ。

学者ですら間違うようなものなのに、外見だけでナンヨウマンタだ!!とか言う奴には敬意を表したい。



ジンベエザメ

お待ちかねのジンベエザメでございます。ちなみに、僕の一番大好きなお魚さんです。

体の水玉模様が愛くるしい。この模様が甚平の模様に似ているためにこの和名がついた。

サメの仲間でありながら、しかもこの巨体のくせにプランクトン食とかいうもう可愛い奴。しかもかなり臆病ときた。

英語名をホエールシャークといい、卵生ではなく胎生で、クジラの様な生態を持つ何から何まで可愛いとしか言えないお魚。

余談だが、僕の沖縄のお土産のほとんどがジンベエザメグッズで埋め尽くされた。笑

それほど大好きなんです。こいつ。



カイロウドウケツ&ドウケツエビ

体の成分が二酸化ケイ素とかいうとんでもない生き物。しかもその中に住んでいると言うペアのドウケツエビ。

成長するにあたってカイロウドウケツの体の外に出られなくなると言う

しばしばこの片利共生を模って結婚式の飾りなどにも使われることがあるとか。でも単に家から出られないから離婚できないだけじゃね?



リュウグウオキナエビスガイ

オキナワエビスじゃないよ。

なんと、ギネスブックに『世界一高価な貝』として登録されている貝。

ぶっちゃけ高級そうに見えない



ナガタチカマス

深海に住んでいる獰猛な肉食魚。深海に住んでる生き物ってなんだか魅力的だ。

大きく口を開いて獲物を捕食する。しかも牙で引き裂いて器用に食べるとか。怖い。


トゲナシシンカイコシオリエビ

生態を展示しようといくつもの水族館が試みるも、今回もダメだったよ。あいつは話を聞かないからなぁ。

というか、船内に引き上げた頃には既に息を引き取っているか、瀕死の状態であることが多いとか。

哀れな奴。



ゴエモンコシオリエビ

五右衛門という人が発見したからついた和名…ではありません。

名前の由来は、安土桃山時代に大暴れした大盗賊、石川五右衛門

釜ゆでにされて処刑されたという彼だが、このゴエモンコシオリエビは深海の熱水噴出孔と言う場所にしか生息しない。

300度もの熱湯を噴出しているところで生きれるの?とかいう人が居るが、ご安心を。その周辺の比較的暖かい場所に住んでいます。

勿論、熱水に当たると石川五右衛門のように釜ゆで処刑されます。



オオグソクムシ

でっかいワラジムシ

深海の掃除屋と呼ばれるグソクムシ類。ダイオウグソクムシの方が有名過ぎてこっちのほうは陰に隠れがち。

ちなみに、寄生虫として有名なタイノエ、ウオノエはこの仲間。




まだまだ写真はあまってる。次回、沖縄遠征最終回!



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沖縄遠征報告5日目 part.1

2013-03-20 22:43:31 | 2012年度 野生動物生態研究会 遠征
3月11日


実質最終日である本日。

念願の美ら海水族館に来たぞ!!

だがなんとカメラの充電器を忘れたために思い切り写真を撮れないとかいう間抜けな失態。

しかし、念願の美ら海水族館に来たからには大好きな魚の写真を限界まで撮る。

…もともと、虫屋ではなくて魚専門だったものでね。

虫よりも興奮出来たんだ…。笑

お得意(?)のツッコミをいれながらの写真解説をしていきましょう。


最初はタッチプールでニセクロナマコたちと遊んだ。

カメラを落としては元も子もないのでここでは写真なし。笑


ネズミフグ

ハリセンボンの仲間で、体長は60cmにもなる大型のもの。

沖縄では食用になる。ちなみに、名前の通り針は千本あるかと思いきや、200~400程度しかないそう。笑


ツノダシ

熱帯魚としてよく紹介されるが、このツノダシのみで一属一科を形成する珍しい奴。写真はぶれ過ぎだがきにするな。


トゲチョウチョウウオ

似た仲間にフウライチョウチョウウオがいるらしいが、体の真ん中に黒い線が入っていないので本種と同定。

ちなみに、『チョウチョ』ウオではなく、『チョウチョウ』ウオなので間違えないように。


ツバメウオ(奥)

手前のは鮮明じゃなくてよくわかんない。(泣)


ニシキエビ

イセエビ科最大の種類で、非常に美しい外見を持ち、学術的標本価値も高いうえに美味。

まさにエビ界のリア充。


ニセゴイシウツボ

なんとこいつ、ニセモノでありながらニセモノではない。

な、何を言っているのか分からねーと思うが…  

ゴイシウツボ という魚は存在しない。

名前が適当すぎるにもほどがあるだろうよ…


アオリイカ

遊離アミノ酸という物質を大量に含むイカで、高級料理などに多く使われるイカ。非常に美味。生態なんて知るか


チンアナゴ&ニシキアナゴ

非常に臆病で、いつも砂の中に身の半分を隠している魚。泳いでいる姿を見られたらラッキーかも!笑


オジサン

その見た目からネーミングされたという逸話を持つこの魚。なんと、オバサンもいるという。

『オキアジ』という魚が別名『メツキノオバサン』というらしい。


ミズクラゲ

日本で一番なじみの深いクラゲで、北海道を除く日本各地に出現している。
港やヨットハーバーなどで大群を見かけたことのある人も多いだろう。
体全体は無色透明または乳白色で、円盤状の傘からは馬の蹄のような形をした
生殖腺が四つ見られることから、「ヨツメクラゲ」ともいう。


以上、誕生日に貰ったクラゲガイドブックからの引用でした。笑




まだまだ写真はたくさんあるので、次回に続く。

沖縄遠征報告4日目

2013-03-18 21:41:41 | 2012年度 野生動物生態研究会 遠征
3月10日


この日はグラスボートに乗るために全員で早起きし、すぐさま民宿を後にした。

グラスボートというのは、船の底を板の代わりにガラスを取り付け、海の中を見れるようにしてあるモノ。

どんなものかとワクワクしていたのだが、ボート自体は案外しょぼかった。笑

まぁ、そんなものだ。しかし景色はかなり良かった。沖縄の海って、こんなに綺麗なのか。



シラナミシャコガイとルリスズメダイが良く見える。



オビブダイとおもわしき魚も見れた。

他にも、カクレクマノミ、ツノダシ、アカククリなどが見れたのだが、ボートが早くて写真が上手く取れなかった(泣)



諦めて船内を撮る始末。笑

近くにはリュウキュウヒヨドリがいて結構うるさかった。イソヒヨドリじゃないよ。


リュウキュウヒヨドリ



その後は石垣島を後にし、飛行機で那覇空港へと飛ぶ。

ここにきて旅疲れが一気に来た模様。運転手の一人であるカエル部員が後ろで爆睡。一緒に副部長も爆睡。

男2名もだいぶ疲れていたようで、途中までは僕が一人で黙々と運転をしていた。

話相手が居なくて少し寂しかったのは内緒だ。笑

乙羽岳オートキャンプ場に着くころにはもうとっくに日が暮れていた。

すぐにテントを立て、お夕食の準備。



ファイヤーああああああ


…熱いわ。ちなみに真ん中僕です。えぇ。

材料をカエル部員と僕で切り刻み、炒める。なかつ氏と副部長が火力調整。他2名は遊んでた。。。

そして焼きそばが完成。美味しく出来ました。なかなかこういうキャンプ場で料理する機会はないですからね。良い経験。


飯を食い終わった後、ちんけなシャワールームでひとっ風呂浴びる。

あんな山奥なのに温水が出るとは思わなかったぜ。

近くにはアマミヒゲコメツキやアマミアオジョウカイ、オキナワナナフシがいた。

そしてライトセンサスに移る。

そこで見れたのは…?




!!


リュウキュウアオバズク


リュウキュウアオバズクじゃないか!!!

もう6人で追いかけっこ。走りまわったり転んだり。みんな必死でした。

時間が余ったところでヤモリとカナヘビの餌を調達する事に。

その辺で鳴いてたフタホシコオロギを拉致して与えたところ、すぐに食べてくれた。

今ではコオロギを見せただけで反応するくらいです。笑


そしてキャンプ最後の晩酌をして4日目の沖縄遠征は終了。


5日目に続きます…


‐見れた生き物‐


シラナミシャコガイ
ルリスズメダイ
オビブダイ
アカククリ
カクレクマノミ
ハナクマノミ
ツノダシ
トゲチョウチョウウオ
リュウキュウヒヨドリ
リュウキュウアオバズク
ハマダンゴムシ
オキナワナナフシ
アマミヒゲコメツキ
アマミアオジョウカイ

沖縄遠征報告3日目 Part.2

2013-03-17 15:26:57 | 2012年度 野生動物生態研究会 遠征
名蔵アンパルを後にして、近くの田んぼに足を運ぶ一行。

そこでは大きな白い鳥が悠然と歩いていた。


チュウサギ

チュウサギだ。

コサギ、チュウサギ、ダイサギ…のチュウサギである。

嘴に黒っぽい模様が付いているのが特徴らしいが、どうも冬羽だと同定が難しい。

カエル部員はコガタハナサキガエルを見つけて大興奮。ちっちゃかったが立派なカエルの姿をしている。

田んぼの奥ではシロハラクイナがおり、その辺にはたくさんのジャンボタニシの卵が産みつけられていた。


そこの近くにはジュース屋さんがあり、美味しいシークヮーサージュースを飲まさせてもらった。


次に於茂登トンネル付近へと移動。

休憩を兼ねた探索だったのだが、そこには生き物が沢山いて休憩どころではなかった。


サキシマカナヘビ

なにこれかわいい美しいヤバい



部員の一人がとっ捕まえたカナヘビ。それを譲り受けたモノです。

日本最大のカナヘビで、綺麗な緑色と体の2倍はある長い尻尾が特徴。

一目惚れしたので現在では珍しく僕の家で飼われています。虫と犬以外あまりペットは飼わないんですがね。例外です。

名前は咲ちゃんです。かわゆすかわゆす。


他にも大きなイシガキナナフシが僕の体にへばりついていたことや、樹皮の裏に隠れていたヤモリ(キノボリヤモリ…ではないよな。)

を見たり、シロオビアゲハ、イシガケチョウなども沢山飛んでいた。

トンネルの守り神(?)のシーサーの口の中ではカナヘビらしきものの卵がうみつけられていた。

…罰当たりな。笑


その帰り道、山道を車で走っていると副部長の叫び声が。

「猛禽!!!猛禽!!!」

ふと、車から出て上を見てみるとそこには…


!?


カ、カンムリワシ!!

班員、全員がシャッターを切る。ぱしゃぱしゃ。

それにしてもカッコいい…。しかし、まだ少し小さくこれは幼鳥から大人になる間の個体のようだ。

冠羽に幼鳥の名残りがかすかに残っている。



写真には残す間もなく飛び去って行ったが、近くにヤエヤマオオコウモリもいた。


十分にカンムリワシを堪能したところで、ダム近くの山道に車を止め、散策。

そこではこの気味の悪い奇虫を捕獲。


タイワンサソリモドキ(ビネガロン)

友人のお土産に持って帰ろうと思ったのだが、不覚ながら入れてしまったのが『毒ビン』だった。

…いまでは乾燥させて標本箱にぶちこまれるであろうことに…。ごめんねビネガロン。

…サソリモドキで良かったと思う。ハブやヤエヤマサソリだったら完全にパニクってたよ…。


その後、カーナビが機嫌を悪くして物凄い山道の中へと連れて行かれ、レンタカーの腹を擦る。

副部長の顔が一気に青ざめていたがなんとか無事に返すことに成功。傷はついていなかったみたいだ。

返す前に訪れたダムではダイサギやチョウゲンボウが見れてこの日の探索は終わった。


ダイサギ


チョウゲンボウ

…ハヤブサ面してるのにヒヨコの如くちょこまかと走っていたが、気のせいであろう。きっと。

お前飛べよ。と。


4日目に続きます…



‐この日見れた生物たち‐

リュウキュウキンバト
ツムギハゼ
ヒルギハシリイワガニ
ミナミトビハゼ
シレナシジミ
キバウミニナ
リュウキュウウミニナ
ミナミアシハラガニ
チュウサギ
コガタハナサキガエル
アオスジアゲハ
スクミリンゴガイ(ジャンボタニシ)
シロハラクイナ
サキシマカナヘビ
イシガキナナフシ
イシガケチョウ
シロオビアゲハ
シュリケマイマイ
カンムリワシ
ヤエヤマオオコウモリ
タイワンサソリモドキ
ダイサギ
チョウゲンボウ

沖縄遠征報告3日目 Part.1

2013-03-16 21:30:12 | 2012年度 野生動物生態研究会 遠征
3月9日

レミオロメンの日でもなく初音ミクの日でもなく。

どうやら今日は卒業式が多い日のようだ。

北海道は3月1日にやることが多いのでまったくそのようなことを思ったことはなかったのだが。

キャンプ場で朝を迎えると、早速テントを片付ける。今日は早めに行動する事がもっとー。

テントを片付け、しばらく時間が空いたので自由行動する事に。僕はナナホシキンカメムシの写真を撮ろうと

森の方へと足を向けた。しかしそこではハト類らしき姿が。綺麗な鳥だなーと思いながらシャッターを切る。

その綺麗な鳥を副部長に報告。「綺麗な鳥居たよー」



「その鳥どこで見たの!?これリュウキュウキンバトじゃない!!!」



僕「」

怒号がキャンプ場に響いた。唖然。そんなに珍しいのかこの鳥。



美しい緑色の羽を太陽に輝かせながら留まる姿はさながら宝石のようでもあった。

どうやら絶滅危惧IB類のようで、しかも天然記念物。



かわゆす。



次に我ら1行は名蔵アンパル干潟へと足を運ぶ。

勿論、干潟の生物たちを見るためである。


ツムギハゼ


ヒルギハシリイワガニ


ミナミトビハゼ


どれもこれも北海道では見られない種類ばかりだ。

他にも、シレナシジミ、キバウミニナ、リュウキュウウミニナ、ミナミアシハラガニなどを確認できた。

つか、ミナミアシハラガニに挟まれたところがすっごい痛い。(泣)


そんな生物たちを堪能していると、予想外の出来事が。


中州に閉じ込められた



あ、あれ…?

水がすっごい近くなってるなー


本当に取り残されてしまう前に全員でマングローブ林をつっき抜けて避難。




あわや大惨事となる前に全員無事に避難できました。笑




3日目Part.2に続く…

沖縄遠征報告2日目 Part.2

2013-03-14 22:00:55 | 2012年度 野生動物生態研究会 遠征
実は、日が暮れる前に蝶館カビラでの見学の後、ご飯を食べに行った。

そこでは沖縄名物タコライスを注文した。



ふむ、こういう風に作るのか。と、入ってるモノを確認して居たら部員の一人に

「クックパッド見れば良いじゃん」

と言われてしまい、反論できずに無言のまま食べた。笑

美味しくタコライスをいただいた後は移動…と、思っていたがレストランの出口の下になにやら動く影が。


…トカゲ…?


トカゲらしき姿を確認し、すぐさまとっ捕まえる。

姿はとてもニホントカゲに似ている。どうやらイシガキトカゲのようだった。

入れものに入れて写真を取ろうと網に入れて持って帰ろうとしたのだが、ほんの数秒の隙をつかれて

網の隙間から逃げ出してしまった。部員曰く、「九死に一生を得たね。」とのこと。悔しい。


そんなこんなでキャンプ場へ移動し、管理人が不在とのことで時間がおおいにあり余ってしまったので

皆で砂浜探索。そこでは沢山の貝がらが落ちていた。



上から、マダライモガイ・2段目左はトリカゴオトメフデ。真ん中ハチノスサンゴ、右はツタノハガイ。

下はハナビラダカラ。 他にはオウムガイ等の貝がらの破片が落ちていたりした。

中でも驚いたのは、これ。



なんと20cmを越えるコウイカの甲だった。

…でかいなオイ。

他にも、ニセクロナマコが落ちていたり楽しい海岸散歩をすることができた。






それから、日が暮れてのこと。

オオナキオカヤドカリが道路を横断していた。




…かなりでかいぞ。貝殻はチョウセンサザエのようだ。

近くに小川にはコガタハナサキガエルがいたり、モクズガニがいたりした。



そして夜も段々を更けてくるとフクロウの鳴き声がした。ここでは写真に収めることが出来なかったが、

どうやらリュウキュウコノハズクが鳴いていた模様。他にもミナミヤモリの集団やオキナワコフキコガネ、

なんと運がいいことにサキシマヒラタクワガタを拾うこともできた。今日はツイてる!!

他には北海道にも居るが、初確認のシンジュサンが見ることが出来た。




そんなこんなで2日目は終了したのだった。

3日目に続きます。


‐見れた生き物たち‐

オサハシブトガラス
イソヒヨドリ
オキナワシジュウカラ
オオゴマダラ
クロアゲハ
シロオビアゲハ
リュウキュウミスジ
リュウキュウアサギマダラ
ナナホシキンカメムシ
ズグロミゾゴイ
カイウサギ
ヤギsp.
イシガキトカゲ
マダライモガイ
トリカゴオトメフデ
ツタノハガイ
ハナビラダカラ
ハチノスサンゴ
コウイカ
ニセクロナマコ
オオナキオカヤドカリ
オカヤドカリ
モクズガニ
コガタハナサキガエル
ミナミヤモリ
オキナワコフキコガネ
サキシマヒラタクワガタ
シンジュサン


沖縄遠征報告2日目 Part.1

2013-03-14 10:16:14 | 2012年度 野生動物生態研究会 遠征
3月8日

どうでもいいことだが、我が弟&高校の友人の誕生日である。

この日は少しだけ早起きをして遠くの川平(カビラ)という場所へ行く…予定だった。

だが、とんでもないことにレンタカーの予約をしていたはずなのだがレンタカーショップが無かったのだ。

…と、いうか、石垣島空港が新しくなるとともにほとんどのレンタカーショップが空港近くに移動してしまったらしい。

40分もかけて歩いたのに…と、僕とつな氏、副部長は落胆+少々の怒りを覚えた。移転するなら事前に教えてください。ホント。

朝から鳴き叫んでいるいつもは可愛いイソヒヨドリやオキナワシジュウカラが今回ばかりは鬱陶しくて仕方が無い。

しかし新しくなったレンタカーショップに移動する道中でオオゴマダラを発見する。

テンションの上がる3人はひたすらに追いかける。柄の部分を持っていなかったが、折り畳み式の網で無事に捕獲。

手の平サイズまでに大きくなる蝶を見たのは初めてだ…。少しだけだが、疲れが吹き飛んだ3人だった。

そしてレンタカーを無事に借り、遅れるも遠くのカビラと言う場所へ向かう。

無論、昆虫屋の聖地である蝶館カビラに行くためだ。副部長に行かせてくださいと頭をこすりつけて土下座したので行かせてくれた。

…冗談です。普通に行かせてくれましたよ。



凄い数の標本箱に感動(?)する女子3名



部員の髪の毛に集まったオオゴマダラ。蝶の一部の仲間はフェロモンで♂を呼び寄せることがあり、

整髪料の成分がそれに酷似していることがあり、寄せられると言う性質がある。


蝶館カビラを後にし、キャンプ場へ着く。

ここでは柄の無い網を振り回し、蝶を乱獲。(と言っても1種類1頭のみで合計6頭ですが。)

クロアゲハ、シロオビアゲハ、リュウキュウミスジ、リュウキュウアサギマダラ等をGET。

残念だが、定着したと言うキミスジの存在は確認できなかった。



ついでに美しい色のナナホシキンカメムシを2頭捕獲。すっごいピカピカ。


しばらく蝶類を堪能しながらテントを張っていると、日が段々と落ちてきた。

副部長のお告げにより、近くにあると言う眺めの良い展望台へ移動する事に。

その道中で、何か大きな動く影が! 鳥? 鳥だ!



ズグロミゾゴイだった。興奮する6人。濁点多くね!?だのなんだの言っていた気がする。

しかし、玉取崎展望台に移動する道でも3羽ほど見掛け、珍しい鳥ではなかったことに落胆していた。笑

無事に展望台に着くと、そこには何故かカイウサギがいた。ググってみたところ、かなり前から住んでいる兎のようだ。

模様も同じ個体が写真に写っていたりするので、ここの主ではないだろうか。



生き物を飼えなくなっても、本来生態系に属していない生物を逃がすのは本当にやめて貰いたい。


何度か兎を追いかけっこをしていると完全に日が沈んでしまっていた。




Part2に続きます。

沖縄遠征報告1日目

2013-03-13 21:31:53 | 2012年度 野生動物生態研究会 遠征
3月7日

とうとうやってきた野生動物生態研究会毎年恒例の沖縄遠征。

…去年はやってないらしいですけど。

それはそうと、朝早くから新千歳空港に向かう一向。

駅で一人僕が皆の到着を待っていると3人が到着した。

もう一人は実家から電車に乗って合流の予定。角言う僕も実家生です。

そしてなんやかんやで新千歳空港を出発。



しばらくの間、さらば北海道。


そして途中、関西国際空港でお昼ごはん。なんだっけこれ。




美味しかった。

そして那覇空港にて副部長と合流。彼女はなんと1週間前から沖縄にいて、現在2周目。体力大丈夫か…

みんなでソーキそばを食べて、那覇から南ぬ島石垣島空港へと飛ぶ。

丁度僕たちの乗った飛行機がオープン初の最終便(なんか複雑)だったようで、中はピッカピカだった。



そこで記念撮影をしてバス到着を待つ。

…のだが、飛行機が微妙に遅れたため到着直後にバスが行ってしまう大惨事。

長旅のため、みんなお疲れモード。



ここではコワモンゴキブリとフタホシコオロギを見ることが出来た。

そして石垣島の民宿に着いたのはなんと午後9時過ぎ。

移動に12時間以上も使ったようだ。わーお。

近くのスーパーマーケットで明日の朝ご飯などを買いだしに行く途中、動体視力だけは誇れる僕がホオグロヤモリを捕獲した。



まだ小さく、尻尾の棘も発達していない様だったがちゃんとヤモリの形をしている。

ちなみに尻尾の棘の事を教えてくれたのはツイッターのお方。ちびおさんありがとうございます。


そんなこんなで沖縄遠征1日目は終了。

次回に続きます…。



‐見れた生き物‐

フタホシコオロギ
コワモンゴキブリ
ホオグロヤモリ