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毒殺未遂の高校生

2005年11月11日 00時19分04秒 | 社会・事件・芸能
先週、母親に劇物のタリウムを飲ませて殺害しようとして逮捕された女子高生の事が新聞やワイドショーで取り上げられていました。
18歳未満への販売が禁じられているタリウムを16歳の女子生徒が購入した事犯行の手口をブログに書いていた等、様々な報道があります。
しかし、『Irregular Expression』さんに書かれているように、“肝心な事”はあまり報じられてないようです。
マスコミが先ず最初に伝えるべき事は「タリウムを服毒した場合の中毒症状の見分け方」と「その解毒方法」だろ。ついでに言えば「タリウムを売った薬局の処罰内容」と「毒殺未遂に対する罪の重さ」こそ周知徹底させるべき。
この事件もまた容疑者が未成年と言う事で、女子高生に関して詳しく報じられる事はないでしょう。
18歳未満の者の悪用・誤用する事を避ける為にも18歳未満への販売が禁じられているのでしょうが、薬局が『応対した薬剤師は、女子生徒が化学部に所属していて薬物の知識も豊富だったことや、「前にも(劇物を)買いに来た者です」と落ち着いて話したことなどから、信用してしまったという。』と言った対応をしているのであれば、何の為の法律なのか解ったものではありません。
本人の責任は勿論、劇物を販売した薬局・薬剤師の責任も厳しく追及して頂きたいものです。

この女子高生は「化学に興味があった」とも報じられていますが、化学が好きな生徒が皆このような事件を起こす訳ではないでしょう。
同様に、ブログを書いている人(私も含めてですが)が皆このような事件を起こすと思われても困ります。

この事件に限らず高校生の犯罪があると「普通の生徒と変わらなかった」との発言が教育関係者・学校関係者から出る事ありますが、“母親に劇物を飲ませて殺そうとする生徒”と“本当に普通の生徒”の見分けも付かず、犯行後にもそのような発言をするような教育者であっては犯罪を未然に発見する事も難しいでしょう。
しかし、犯罪を起こすからには犯罪を起こすだけの理由があり、何らかの兆しがあると考えられます。
犯罪者と一般人の区別が付かないような人達の発言に惑わされる事なく、厳しい法の運用で犯罪を抑止して頂きたいものです。

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