前回のエントリーに書いたように、現実と照らし合わせる事で大きく誤ったメッセージを発している事になる場合があります。
最近は目にする事は減りましたが、以前は「日本政府が経済制裁を発動しないのは拉致事件の幕引きを謀っているからだ」との声もありました。
日本政府は「拉致・核・ミサイルの解決の後に国交正常化。拉致・核・ミサイルの解決なくして国交正常化なし。」とし、国内外に対して明確なメッセージを出しています。
また、経済制裁は条件が整わなければ発動出来るものではなく、実際に今に到るまで発動されていません。
このような現実の中で「日本政府が経済制裁を発動しないのは拉致事件の幕引きを謀っているからだ」との声が強くなればどうなるでしょうか?
経済制裁が発動されない現実と照らし合わせれば、「日本政府が拉致事件の幕引きを謀っている」との誤ったメッセージになってしまいます。
実際に入港してくる船を前に「北朝鮮の船が日本の港に入港許可されるのは政府が拉致事件を解決するつもりがないからだ」と言う事もまた、誤ったメッセージとなるでしょう。
同様に「経済制裁を発動しない日本政府は拉致事件を軽視している」との声が強くなれば、現政府が日本国民から大きな支持を受けて選挙に“歴史的大勝”した現実と照らし合わせれば「日本国・日本国民は拉致事件を軽視している」との誤ったメッセージにもなりかねません。
これら「日本政府が経済制裁を発動しないのは拉致事件の幕引きを謀っているからだ」「経済制裁を発動しない小泉首相は拉致事件を軽視している」等と発言している人達が何を意図しているのか、私には解りません。
或いは、自分たちの意図と異なるメッセージを発してしまっている事に気付いていないのかも知れません。
しかし現実は現実として望むと望まざるとに関わらず存在しているものですから、メッセージを発する際には現実を理解すべきでしょう。
日本にとって必要なのは「経済制裁を発動しようとしまいと、拉致事件を中途半端に幕引きしない」「北朝鮮の船を入港させようとさせまいと、拉致被害者は取り戻す」との姿勢を明確に打ち出す事ではないでしょうか。
最近は目にする事は減りましたが、以前は「日本政府が経済制裁を発動しないのは拉致事件の幕引きを謀っているからだ」との声もありました。
日本政府は「拉致・核・ミサイルの解決の後に国交正常化。拉致・核・ミサイルの解決なくして国交正常化なし。」とし、国内外に対して明確なメッセージを出しています。
また、経済制裁は条件が整わなければ発動出来るものではなく、実際に今に到るまで発動されていません。
このような現実の中で「日本政府が経済制裁を発動しないのは拉致事件の幕引きを謀っているからだ」との声が強くなればどうなるでしょうか?
経済制裁が発動されない現実と照らし合わせれば、「日本政府が拉致事件の幕引きを謀っている」との誤ったメッセージになってしまいます。
実際に入港してくる船を前に「北朝鮮の船が日本の港に入港許可されるのは政府が拉致事件を解決するつもりがないからだ」と言う事もまた、誤ったメッセージとなるでしょう。
同様に「経済制裁を発動しない日本政府は拉致事件を軽視している」との声が強くなれば、現政府が日本国民から大きな支持を受けて選挙に“歴史的大勝”した現実と照らし合わせれば「日本国・日本国民は拉致事件を軽視している」との誤ったメッセージにもなりかねません。
これら「日本政府が経済制裁を発動しないのは拉致事件の幕引きを謀っているからだ」「経済制裁を発動しない小泉首相は拉致事件を軽視している」等と発言している人達が何を意図しているのか、私には解りません。
或いは、自分たちの意図と異なるメッセージを発してしまっている事に気付いていないのかも知れません。
しかし現実は現実として望むと望まざるとに関わらず存在しているものですから、メッセージを発する際には現実を理解すべきでしょう。
日本にとって必要なのは「経済制裁を発動しようとしまいと、拉致事件を中途半端に幕引きしない」「北朝鮮の船を入港させようとさせまいと、拉致被害者は取り戻す」との姿勢を明確に打ち出す事ではないでしょうか。