フィレンツェからベネツィアへ・・・画家白井良磨(Ryoma Shirai)のブログ

ご訪問どうもありがとうございます。ベネツィア在住画家の実態をこっそり垣間見てください。

アンティークの布

2009年01月22日 00時55分40秒 | 制作活動
普段は新しい布に絵を描いて最終的に前、後ろを汚してあたかもアンティーク風に(昔描かれたかのように)見せるのですが、たまに本物のアンティークの布に描いて、絵だけを最終的にアンティーク調加工することがあります。

写真の布は18世紀のもので穴が開いて破れていたところなどを同僚が修復し、前面に描かれていた絵を色つきジェッソ(褐色系顔料を混ぜた石膏と膠)でつぶした状態。

いつものように大きさが分かるようにワインのビンを置いてみました。
久々に大きな絵の注文。2mx1m30cmが2枚!! いったいどこに飾られるのでしょうか??

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5 コメント

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Unknown (カメ)
2009-01-22 21:46:33
18世紀の布に絵を描かれるのですね!
大きな絵はどのように描くのでしょう?
絵のことは分からないので、手や目の届かない所はどう描くのかなあと思いました。
大きな絵はやはり時間もかかるのでしょうか?
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Unknown (白井良磨)
2009-01-23 03:19:57
この布は後で木枠に張って壁に立てかけて描きます。

今回は縦長で描くので高さが2mになりますが、このぐらいの大きさなら上まで手が届くので問題ありません。大きな絵は離れて見た時の事をいつも考えて描きます。だから描く時、離れたり近寄ったり...いい運動ですよ(笑)。

大きいからと言って時間がかかるとはかぎりません。描く内容によって大きく左右されますね。
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Unknown (fraise)
2009-01-23 05:12:31
こんにちは、復活されていたんですね。
以前から気になっていましたアンティーク調加工ですが、前後にするというのは意外でした。
これは、色つきのニスを塗られるんですか?
あっ、企業秘密でなかったらで結構ですので・・笑。
それにしても、貴重な布ですね。
どんな絵が仕上がるのか楽しみです。
がんばってください。
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Unknown (白井良磨)
2009-01-23 05:42:55
fraiseさん、こんにちは。

う~ん、企業秘密ということですいません(苦笑)。人それぞれいろんなやり方があってみんな教えたがらないですねぇ...ニス使ったり、色つきのロウ使ったり、粉ふりかけたり...その絵の仕上がりによっていろんなやり方があります。

貴重な布なのですが何の絵が描かれていたのか気になるところ。

穴の開いた布は一生懸命直しているにもかかわらず、描かれていたアンティークの絵が気に入らないからつぶして新しく絵を描くっていうのはよく考えてみるとなんだか矛盾してるんですけどね。いったい修復してるのか破壊してるのか(苦笑)。

fraiseさんのフランスでの生活&仕事、すごく興味あります。ちょくちょくブログ覗かせてもらいます!
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Unknown (カメ)
2009-01-23 07:51:11
お返事、ありがとうございます。
大きな絵は描く時に、離れたり、近寄ったりするのですね!
どんな絵になるのか楽しみにしています!
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