天と地の間

クライミングに関する記録です。

2021松ヶ尾谷遡行

2021年01月11日 | フェース
年末の冬山遠征から帰って、あらかた冬山装備を片付け終えたら、年末年始以上の寒波が到来する
との予報。今年は松ヶ尾谷は期待できそうだと、冬山のメンバーに連絡を入れ、連休初日の土曜日
に松ヶ尾に入った。メンバーは年末の遠征メンバーUさん、アリキチさん。
駐車したところは、-10℃。期待が持てる。


思ったほどの雪はない。

7時出発、8時10分、関門着。薮漕ぎでかなりもたついた。ここで装備を装着。
期待してきたが、氷は薄く、つながっていないところが目立つ。


行けないことはないが、スクリューが効きそうにない。
ここは無難に右から巻いた。


リードするアリキチ君。

薄いが上部までつながり、要所要所にスクリューをセットできる。近年では良いほうだ。
取り付けずにここで敗退ということも聞く。実際、9年前に来た折には滝の直下は氷っておらず、
やむなく、左の側壁をドライツールで登ったが、数少ない残置ピトンは朽ち、岩は不安定で実に怖
い思いをした。それを思えば、格段の差だ。


大滝をリードする私。
意外と立っており、かつ、薄いためにリード取りが難しい。




谷を抜けて。ここからもうひと踏ん張りある。


装備を解く私。下山が一番緊張。

本日の移動距離14,6k。移動時間10時間。
スケールこそ小さいが、総合力を試される良い谷だ。

翌日、重い腰を上げ、今年初のクライミングをしようと、久しぶりに本匠に行くと0度。風もある。
昨日と比べるとはるかに暖かいが、クライミングをするには寒すぎる。加えて昨日の疲労もあって、
動き極めて悪し。なじみのメンバーとのクライミングは楽しかったが、何の成果も得ずに、4時そう
そうに切り上げた。
コメント
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