「平井ー、どうか?まだ中村をかばって俺達にこみいられるか?それとも中村を売って楽になるか?」
「いえ、私も知っている事は全部話します…。金は確かに中村が全額管理しているはずです」
平井は静かにだがはっきりと中村について話しだした。
「私は会った事はないですが、中村には資金提供やトラブった時の処理をしてくれる人がバックに付いているはずです。ヤクザではないと思いますが、それに近い人だと思います」
「ほんで、そいつの名前は?」
「名前はよく憶えてないです」
「そうか…、お前の嫁さんはお前の博多の実家でお前のおふくろさんと一緒におるらしいのー、それから美和って女、ニュージーランドに行っとるらしいの、住所はどこやったっけ?まー、後でキムに電話して聞こう」
松は平井の持ち物から韓国人達が調べ上げた情報を口にした。
「本当に名前は憶えていません!勘弁してください!」
「まーいいやろ、どうせ中村を捕まえたら出てくるやろう。ほんで、まだお前隠してる事があったら今のうちに言っちょけ、後でボロボロ出てきたり嘘ついとったりしたらお前だけやないでお前の周りの連中も全員しまやかすぞ!」
平井はそのくたびれた顔に涙をボロボロ流して何度も首を縦に振った。完璧に心が折れている。
「いえ、私も知っている事は全部話します…。金は確かに中村が全額管理しているはずです」
平井は静かにだがはっきりと中村について話しだした。
「私は会った事はないですが、中村には資金提供やトラブった時の処理をしてくれる人がバックに付いているはずです。ヤクザではないと思いますが、それに近い人だと思います」
「ほんで、そいつの名前は?」
「名前はよく憶えてないです」
「そうか…、お前の嫁さんはお前の博多の実家でお前のおふくろさんと一緒におるらしいのー、それから美和って女、ニュージーランドに行っとるらしいの、住所はどこやったっけ?まー、後でキムに電話して聞こう」
松は平井の持ち物から韓国人達が調べ上げた情報を口にした。
「本当に名前は憶えていません!勘弁してください!」
「まーいいやろ、どうせ中村を捕まえたら出てくるやろう。ほんで、まだお前隠してる事があったら今のうちに言っちょけ、後でボロボロ出てきたり嘘ついとったりしたらお前だけやないでお前の周りの連中も全員しまやかすぞ!」
平井はそのくたびれた顔に涙をボロボロ流して何度も首を縦に振った。完璧に心が折れている。