☆☆☆  I LOOK UP  ☆☆☆       

~病に負けないで頑張っておられる方々、私の雑記帳を見てやって下さい~

【上を向いて - I LOOK UP】

お久しぶりです!

2013年12月02日 | 自分記事

お久しぶりです!         

前からの記事から随分日が経ちましたが、大腸がんの転移肝臓がんの摘出手術後に一度退院したのですが4日後には高熱が続き救急外来に行く羽目になりました。理由は肝臓の中に溜まり(膿のようなもの)が出来てしまい、中に含まれている濃のような物に加え胆汁を排出をしなければ成らないからです。方法は肝臓に3度チューブを入れ替え、徐々に太くしていき点滴注射による生理食塩水で溜まりの中から自動的に中身を押し出し回収するのです。チューブ交換時は、部分麻酔をしたのに大変な痛みを伴いました。私の場合の発症の原因は抗生剤使用過多と体調不全が相まって起きたものですが通常は滅多に起きるものではありません。

ここまでは、良かったのですが3日後にベッドごと個室に移される状態となり、その原因はMRSA(Methicillin‐Resistant Staphylococcus Aureus)に感染したのです。

MRSAの感染症の治療ガイドライン

http://www.kansensho.or.jp/news/gakkai/pdf/guideline_mrsa.pdf

癌の手術で入院した日が9月6日~10月4日、救急外来を受診したのが10月8日で直ぐに入院するように医師から進められましたが、突然の事なので入院支度も自分で行わければなりません(我家にも色んな諸事情があり自由に動く事が出来ません)。溜まりで入院したのが10月9日~11月13日でしたから、おおよそ2か月以上も病院にいた事になります、本当に嫌に成りました!。

少し落ち着いて来たので、無理をせずに記事を書いて行くつもりです。


スチバーガ錠治療失敗後の影響

2013年08月31日 | 自分記事

スチバーガ錠治療失敗後の影響     

治療失敗後、体全体の節々に痛みが起こり今も痛みが取れません。スポーツ後に起こる関節痛に比べると弱いものです。緩和するために鎮痛解熱剤カロナール錠を2錠飲用しています。一番驚いたのは皮膚の乾燥?が起きることで痒みや頭のフケが洗髪しケアしても中1日で頭皮を掻くとパサパサと落下します、また耳垢が溜まりやすく耳掃除をしなければ3日ぐらいで塞がる様な勢いです。今は、皮膚科から一番弱いリドメックスコーワクリーム0.3%を耳穴に綿棒を使用してぬっています。頭皮の方はリンデロン・Vローション0.12%をぬっています。手術日が近づいてくると気忙しくなり心に余裕が無くなってきます。

上行結腸癌(ステージ4)になって3年以上立ちますが、ステント交換を含めて17回目の入院、2回の開腹手術を行っているのに気持ちの慣れは無いようです。早く手術が無事終えることを考えている今日この頃です。


新経口分子標的薬スチバーガ錠 (5)

2013年08月20日 | 自分記事

 

新経口分子標的薬スチバーガ錠(5)                            

 

新薬は効果が有る人、無い人または副作用だけ出現し病状が悪化する人に分類されるようです。私は、スチバーガを2クール行いましたが副作用が酷く病状も悪化、肝臓に2cm強の腫瘍が新たに出現したことから後者に分類されるのでしょう。私の副作用は手足症候群が酷く歩くことも、ままならない状態でした、従ってスチバーガ治療は中止に成りました。肺も極めて小さな腫瘍みたいなものがありCT検査では判別出来ませんでした。異例ですが追加検査でMRI検査を行い異常が無い事が確認されました。また、幸いなことに毛細リンパ管・リンパ節にも転移していませんでした。ここまでは検査結果であり、これからの治療方針は何ら決まっていないのです。

 

じっくりと主治医と相談しましたが、肝臓のみに転移していることから、3度目の開腹手術を行うことに決めました。しかし、術後の治療方法が極めて限られていることです。同じ標準化学療法を行うと極めて危険な状態に陥るので、残された治療は対処療法に限らて来るのですが、アービタックス(分子標的薬注射)とTS-1(経口抗癌剤)の治療が少しは危険度は増すが効果が期待できる唯一の治療方法です(私の考えです)。存命しているうちに新たなレジメンが確立されていれば別ですが・・・。

 

23日に術前検査を行い9月9日以降に手術になります。ただし3度めの開腹手術は、それなりの危険が伴います。ICU治療に至らない事を心より祈るだけです。退院後、ブログを更新するつもりでしたが出来ない事も有り得るので、中途半端ですが書き込みます。無事に退院出来た折には詳しく補足説明していきます。

 


新経口分子標的薬スチバーガ錠 (4)

2013年07月24日 | 自分記事

 新経口分子標的薬スチバーガ錠(4)            

 

現在の状況を度のようにして表現するのが適切か悩む状態です。何故かというと、臨床試験(治験)者数が100人(プラセボ、スチバーガ投与者数)では絶対的に不足しており、スチバーガ治療が効果を上げているのか、悪化しているのか、誤差範囲なのかが識別が出来なく、医療関係者の間でも意見の隔たりが有り、エビデンスが確立されていないのが問題で表現が難しいのです。

 

現段階の病状は腫瘍マーカーが6月7日(CEA 21.0ng/mlCA19-9 35.3U/ml)と7月19日(CEA 26.6ng/mlCA19-9 45.0U/ml)を比べると徐々に悪くなってきていますが、スチバーガ錠が前文で説明したように効果が無いとは言い切れません。何故かというと通常の癌の進行は腫瘍マーカーが乗数的な増え方をしながら悪化するからです。参考までに、腫瘍マーカーの正常参考値はCEAが0.0~5.0ng/mlCA19ー9が37.0U/ml以下です。

 

体調は、手足症候群が徐々に悪化し、水ぶくれ状態から皮膚の剥離が起きてきていますが断裂には至っていません。しかし、痛みは休薬期間中は収まっていくのですが再開すると徐々に以前と同様に痛み、尚且つ悪化していきます。注意点とはして皮膚が剥がれていきますが正常な皮膚と継がっているので無理に剥がすと正常な皮膚が引きちぎれて出血、肉片の露出が起きる可能性があります。

 

すなわち、何処かで進行及び副作用が無くならないと治療が難しくなり、この状態が2~3回続くと治療中止になる確率が非常に高く成ります。その中でも一番恐れているのは、ビリルビンの数値が急上昇して肝臓系の疾患がおきることであり、それに伴って低い確率ですが多臓器不全の併発です。これは、間違いなく重篤な状態に至ると思われます。

 

幸いなことに、ビリルビンの値は正常値であり今のところ安心していますが、血圧降下剤を飲用し続ける事、手足症候群になり消炎作用の有るネリゾナ(ステロイド外用薬:バイエル薬品)とヒルドイド(保湿剤:マルホ)を毎日2~3回塗り続けるのは、可成り根性が要ります。それでも悪化して行くのですから新薬は恐るべしです。どのようなものかは、歩行困難な激痛、何気ない指先の鈍痛(キーボードを打つと響く)、皮膚の剥離が起きていますが裂傷には未だ至っていません、成ってしまうと治療中止になると思われます。

 

まさかと思うけど私の住んでいる都道府県で一番最初に使用許可が出たのは大腸癌患者の中で元気があり、ブッツケ本番の臨床試験に耐えられると思ったのかな(半分冗談です)。

 

使用出来る患者は、メスを入れた手術を行なっていること、標準化学療法を行なっていること、分子標的薬を2薬以上使用していること、スチバーガ錠の単剤使用出来る人、ある程度元気な人であること、が基準です。

 

 以下にスチバーガ錠を使用する時に使用する「はじめに読む本」とバイエル薬品のURLを記載しておきます。

 

 はじめに読む本

http://bit.ly/1bg9iA5

 

 スチバーガ錠ページ

 

医療関係者用(一部不可)、患者様・ご家族用どちらも閲覧出来ます。

 

http://www.stivarga.jp/ja/confirmation.php

 


新経口分子標的薬スチバーガ錠 (3)

2013年06月27日 | 自分記事

 

新経口分子標的薬スチバーガ錠(3)         

 

最近、手足症候群が悪化してきているようです。手のひら、指先、足の裏全般が少し水ぶくれの様に成り、立っているだけでも痛みを覚えます。裸足でフローリングのような平らな場所での圧着した時の痛み、少しオーバーですがカーペットの起毛した毛先が生花に使う剣山の上に足を乗せたような痛み、キーボードを打つ時に加わる力によって起こる痛みなどです。この様な状態ですから、歩くのも少しづつ難しく成って来ています。スチバーガ錠を使用してから1週間後に病院へ行った時に主治医が「タクシーでは無く歩いてきたんだね」と冗談のように話していたのは、この事だったのです。

スチバーガを飲用し始めてから、あと3日で3週間経つのですが、その間の経過を記します。飲み始めは胃もたれ感と声嗄れが4日間続いた後に顔・下腹部に軽い痛みと発疹が5日前後続きました。血圧の方は相変わらず下が88~100mmHG、上が150~170mmHGの高めで推移しています。ビリルビンの値は上昇するスピードが気がかりです。

もうすぐ2クール目に入りますが、このタイミングは重篤な副作用が起きる可能性があります。他の病気を併発して死亡する人も出てくるような時期なのです(肝臓系が多め)。主治医も減薬、休薬、中止などの判断する分岐点なので注意する範囲が大きくなります。もし、他の病気を患ったらスチバーガを直ちに中止して病を優先的に処置しなければ成りません。その後、病が回復したらスチバーガ錠の再開の是非を検討し、ASTまたはALTおよびビリルビンを相対的に考慮し(病に対し複数存在)グレード2未満であれば再開することに成ります。通常はこの様な状態が2~4回ぐらい続けばスチーバーガ治療は中止に成ります(繰り返すほど判断基準が高くなる)。すなわち2回目で治療中止の人も出てきます。

ASTALT、ビリルビンにおけるグレード(CTCAE Ver. 3.0)の説明は次回に回します。