Me&Night&Music…JAZZとお酒で素敵な夜を…

ジャズ&ブルースシンガーのローズが、好きなお酒と音楽について気ままに語ります。独断と偏見に満ちたウンチクも満載!

What A Diff’rence A Day Made

2007-06-16 22:42:50 | Weblog
「縁は異なもの」という邦題のこの曲は、元は’34年にメキシコの女性作家
Maria Greverが作った、ボレロの作品です。
後に(’50年代)Stanley Adamsが英語詞をつけてヒットしました。
私は、英語詞の方しか知らないのですが…。


「なんて不思議な日だったのかしら たった24時間なのに
 昨日はブルーだった 今日はあなたがいる
 私の寂しい夜は過ぎ去った あなたが私のものだと言ってくれてから… 」

…と、まあ、恋人との出会いを手放しで喜んでいる、オノロケ・ソングです。


でも、素敵な人との出会いがあった日には、こんな気分になりますよね。
景色がいつもと違って見えたりするもの。
あら、空ってこんなに青かったかしら、とか、
夕焼けの美しさにわけもなく涙ぐんだりして…

そう、恋は、人を詩人にするんです。
おおいに恋をしましょう! 幸せな人の笑顔はとっても素敵。
それに、幸せな人は、周りの人に優しくできますから。


この曲は、恋人と二人で聴くよりも、一人の部屋で出会いの喜びや不思議さを
かみしめながら聴きましょう。(にんまりしちゃってもいいし)

まず、歌詞を大切に歌うダイナ・ワシントンのバージョンは、はずせません。
踊り出したい気分の人は、前回も登場したエスター・フィリップスの
ディスコ・サンバ風のバージョンで、どんどん踊っちゃってください!!
(ちなみに、エスターはダイナをこよなくリスペクトしていますから、二人を
聞き比べると面白いですよ)
私の一番のお気に入りは、ルネ・マリーのジャズ・サンバにアレンジしたもの。
これは2000年に発売されたCDですから、現在(いま)の時代のジャズのパワーが
みなぎっている名演です。それもそのはず、マルグリュー・ミラーのピアノです。

では、何を呑みながら聞きましょうか?
この曲には、甘いドイツワイン(猫ちゃんの絵のカッツがお薦め)をソーダで割った
スプリッツァーがいいかな。
元は、メキシコの曲ってことなら、テキーラ・サンライズもいいですね。
(テキーラとオレンジジュースとグレナデンシロップのカクテル)
ただ、一人の部屋でカクテルは無理があるので、恋人と「この出会いに乾杯!」
な~んて、見つめ合ってくださいな、もう。