Sharroodの illustration Diary

イラストレーター・ブックデザイナーのシャルードです。
絵画・馬・子育て・趣味などを書いています。

NZの旅(5)~ミルキーブルーな湖と南十字星

2007-07-15 14:41:28 | Weblog


「南十字星を見てみたい」
それがうちの旦那の夢だったようです。
日本で唯一、南十字星を見られる場所は沖縄県の最南端「波照間島」だと聞いています。(小笠原諸島では見られないんだっけ??)
私も小学生の頃、学校の行事で聞いた歌で「~サザンクロス」というフレーズがとても印象的だった曲がありましたから(タイトル忘れた)、ちょっと憧れていました。

東京ではオリオン座くらいしか確認できない今、NZではもっと星が見えるんだろうなあー、見たいなー・・・と思っていたら。
ハーミテージホテルのロビーで「星空観察ツアー」のパンフを発見。
テカポツアーズという、日本人がやっているツアーで、当日予約ができるということで、うちの旦那が申し込んでいました。
この日は雲ひとつない夜空でしかも新月という(NZで一度も月を見なかったんです)、滅多にないベストコンディションのため、参加者を集めてバスで灯のない牧草地へ移動。
ハーミテージホテルは日本の旅行社がツアープランによく入れているため、日本人がとても多かったです。
着いてみると、南北に流れる天の川!(天の川見たの、十何年ぶりだよ)
北の空には、逆さまのオリオン座!
そう、日本で見るのとは逆に見えるんですよ。NZでは頭の星が下になるし、右下の星は中心の三つ星からの距離が特に長いんですが、日本では左上の星の三つ星からの距離がとくに長くなります。
そして南の空には天の川にかかる南十字星!

テカポツアーズの小澤さん、NZ旅行の雑誌にも載っていたんですが、本当に説明が上手な人でして。楽しく聞けた上に望遠鏡で土星・天の川・プレアデス星団を見せてくれました。
土星って本当に輪があるんだね。生で見たの生まれて初めてだよ。
星団きらめきすぎだよ星団。
天の川ゴミみたいだったよ天の川。
そして南半球でしか見られないモノ、もう一つ発見。それはマゼラン星雲。
地球から見ると雲みたいだったんですけどね。
南十字星の写真が欲しいと思っていたら、ポストカードまでくれました。

そして北半球でないと見えないモノ。
カシオペア座や北斗七星など。
きっとNZの天文オタさんは、北半球でカシオペア座を見たときに私たちと同じように感激するんでしょうね。
埼玉のちょっと田舎に一軒家住まいをしていた中学生の頃までは、カシオペア座も北斗七星も簡単に見つけられたんですけどね。
その後南向きのマンションに引っ越して北の空が見られなくなり、東京に引っ越したらオリオン座とシリウスと金星くらいしか見つけられなくなってしまいました。
あんなに判りやすかったWとひしゃく型は何処へ・・・


翌日ハーミテージホテルを後にし、バスでクライストチャーチへ向かう途中、楽しみにしていたプカキ湖とテカポ湖へ寄りました。
テカポ湖は「旅サラダ」で紹介していて、「綺麗な水色だなあ」と思っていました。
テカポ湖畔の「良き羊飼いの教会」は日本人カップルで結婚式を挙げる人が多くて人気だそうです。
左はプカキ湖。右はテカポ湖。
どちらも溶けた氷河特有のミルキーブルーなんですが、プカキ湖には本当に驚いた。
個人的には透明度が高い方が好きなので、テカポ湖の方が好き。温泉は白濁している方が好きですが。
この地域では、水力発電をおこしてキングサーモンを養殖しています。
NZ産サーモンは日本で買うとちょっと高いですね。
原子力発電を使わず、水力発電100%・・・うらやましいですね。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿