Sharroodの illustration Diary

イラストレーター・ブックデザイナーのシャルードです。
絵画・馬・子育て・趣味などを書いています。

NZの旅(1)~テ・アナウ~ミルフォード・トラック

2007-03-30 14:49:22 | Weblog

帰国いたしました。今回、New Zealand航空を利用しました。
直行便で、しかも一番料金の高い時期(2月は真夏)で大変でしたが、なかなか良いです。各座席にモニターがついていて映画とか音楽とかゲームとか楽しめます。
キャビンアテンダントも、英語ですが感じが良いです。
前回サイパン行きで利用した、ノースウエスト航空のフィリピン人CAがあまりにもダメすぎたので、余計そう感じます(サービスってさ、と言いたくなるほど)

いろんな映画のロケ地に選ばれているだけあって、とても美しい国でした。
川とか湖とか、どこへ行っても透明度が高いのですよ。
NZの自然保護はかなり厳しく「水が汚れるから」の理由で、工業製品を作っていません。日本製があふれかえっていました・・・その詳細は後ほど。

1日目は、成田からクライストチャーチ空港へ。国内線を乗り継いで、クイーンズタウン空港へ。
そこから日本人ドライバーのスタッフに「テ・アナウ」という小さい町まで送ってもらいました。
テ・アナウはかなり治安が良いらしいです。皇太子夫妻が、テ・アナウ湖を警備なしで散策されたとか。
ここでNZ最大規模の、鍾乳洞と土ホタルを見るツアーに参加しました。
写真撮影できませんでしたが、とても綺麗でしたよ。
ここの土ホタルは、日本のホタルと違って点滅せず、ずっと星のように青白い光を放っています。
日本人ガイドさんによると「スタジオジブリのパヤオは、土ホタルを見て飛行石の色を決めたらしい」です。

1・2泊目はテ・アナウのLakeFront Lodgeに泊まりましたが・・・困った。
湯船にお湯をためられない・・・これは日本人にとって辛いんだよね。

2日目。大手の旅行会社では絶対予約のとれない、世界遺産の「ミルフォード・トラック」でトレッキングしました。
「世界で一番美しい散歩道」と言われているところで、世界中から予約があり、すぐ埋まるらしいので、半年前から予約しました。
3泊4日の54kmコースは1日50人の入山規制があります。
日帰りの10kmコースを選びましたが、これでも少人数のガイド付きWalkになりました。
どのくらい美しいかっていうと・・・日本の上高地を巨大にしたような感じ。
エメラルドグリーンの川を見ながら美しい森を歩いていきます。
ガイドさんが、NZの生態系について解説してくれます。
モウセンゴケを発見。食虫植物、生まれて初めて見ました!
イギリス人が発見するまで、NZには4つ足の哺乳類はいなかったそうです。
また、南半球特有のブナ林で、赤ブナ・銀ブナ・山ブナの3種のブナがあります。
日本のブナと違って、常緑樹です。こちらの人はブナを大事にしているそうです。
日本では「木に無」と書くんですがね(用の無い木、ということ)
たとえ木材に使えなくても、ブナ林の癒し効果はすごいんだけどね。
私はブナが大好きです。
もう一度、白神山地に行きたいと思っています・・・今度は黄色く染まった秋に。
また、NZのシンボルとして「シダ」の葉がよく使われます。
表が緑で裏が白のシダが確かに多かった。これはマオリ族が矢印に使っていたそうで、形が綺麗な葉でした。