Sharroodの illustration Diary

イラストレーター・ブックデザイナーのシャルードです。
絵画・馬・子育て・趣味などを書いています。

猿丸さん語録。

2006-04-11 10:22:24 | Weblog
「風のハルカ」より。猿丸さん、風来坊の役だったけど、いつも良いこと言ってました。

「勘違いすんなよ、忙しい人間が、偉いと思うな。
君はフランス革命前のナポレオンか何かなわけか。あーそれともあれか、宇宙人が責めてくる前の地球防衛軍か。
ええか、君なんか偉ない、特別でもない。君は必死で働いて、化粧して、手帳を予定で埋めて、忙しいことで誰かに求められ、充実した人生をおくっていると思いこもうとしている、ただのアホ女や。
人生の寄り道も楽しまれへんような人間は、人間やない。俺の好きな言葉は、暇と無駄。この二つや。」

「暇」は好きだけど「無駄」は嫌いです、啓太郎さん(笑)

なんで彼がこういうことを言うようになったのかというと。

「何年前やったかな。いや、俺そのころそこそこ売れててさ。働き過ぎで、自分が何やりたいのかよう分からんようになっとったやん。名声ちゅうのは怖いよな。「かっこいい」とか「天才や」とか言われているうちに、なんや自分が本当にそういう人間になったような気がしてくる。1枚脱いだら、ただの泣き虫の俺と全然変わらへんのに。」
「…その気持ちはなんとなく分かる。K-TAROさんも泣き虫だったんですか?」
「ああ、子供のころはな。俺、親に捨てられたんや。そやから今も寂しがりやで。ま、それはええけど、そんなこんなで、窮屈になってしもて、仕事辞めて。で貯金降ろしてバッグ一個もって日本一周の旅に出た。その途中で大分に寄って…あ、そやけどあそこ、湯布院は呑気な町やな!いろんな町歩いて、いろんな空気にふれて…そしたら身も心も軽なったんや。財布の中身も軽なったけどな。」

DTPやってる人なら、何か感じるものがあるんじゃないでしょうか?
猿丸さんはフリーのカメラマンという設定なので、余計に説得力ある。こういうドラマ好き。
「忙しいことで偉いと思い込もうとしている」「終電まで働いているのが偉いと思っている」
こういう人、いたんですよ。自分の周りに。
デザインの世界は恐い。徹夜するのが偉い、と思い込まされそうになる。
でも私は徹夜しません。しようと思っても出来ません。座ってても意識は遠のきます。徹夜できても翌日、目が開きません。人相変わります。自然の流れにさからって仕事してもしょうがないんです。

いつか自分の視野が狭くなりそうになったとき、↑の言葉を思い出したいものです。それにしても湯布院行きたいな。

話は変わって。「野ブタ。をプロデュース」のDVD-BOXを買ってしまいました。
主人公3人のビジュアルが美しいから、というのもあるけど、これも脚本が優れているので、名ゼリフ・名シーンいっぱいです。しかも国内ドラマDVDで売り上げ1位なんだって?生まれてはじめて買ったドラマDVDが1位とは嬉しいですね。
野ブタ。ファンは彰ファンが多いです。彰もね、猿丸さんに負けないくらい魅力的なキャラでした。

これで私は山下くんのファンになったんだった。
金10ドラマ「クロサギ」観ないとね。ちなみに4/9はケーキ買って密かにお祝いしておきました。

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