ドリー

23:11

23:11
電話ボックスの常夜灯が
妙に明るい
海岸線はオレンジのランプがひかる
ここまで走ったら
潮の香りが濃くなって
もうすぐ夏になるんだね

カルミア

不思議でかわいい花なんだ、と
竹富島で出会ったひとが
教えてくれた

影法師はなくなる

かなしいくらい
夜明けみたいな空に
机上の空論
いまは静かに
ただ静かに
影法師はなくなるそのうち

機略縦横

ヒューガルデン

ヒューガルデンで乾杯

飽く事もまた

飽きてしまった事に
すこし安心する
どんな冒険も好奇心も
寄り添う日常があるから
また新しく触れられる
忘れず頭に仕舞っておけば
いいのだろう

「空耳のホイッスル」

高原の太陽はプリズム
奪い合い　空翔けるボールは
埃りの中の日食

少年は苦しさと向き合う
ほとばしる水道の飛沫に
燃える魂を打たせて

GLORIA GLORIA
遥かな勝利
どれだけ自分を痛めればとどく
答えを知らず　ただ走り抜け
少年は戦士になる

いつの日か老人は佇む
遠い日の仲間の呼ぶ声と
空耳のあのホイッスル

GLORIA GLORIA
静かな自由
どれだけ相手を倒したらわかる
はかない夏が過ぎてゆく頃
少年は戦士になる

シオドキ

調べごと

ジムで４キロのランニングと
マシンで軽くトレーニング
ガイドブックを手に調べごとを進め
オプショナルツアーの予約を検討