人が亡くなるということ

私は両親が既に他界しているのですが、最近になって
時たまふと、人が死ぬことってどういうことなんだろう…と
考える時があります。

芸能人が亡くなったりするニュースを立て続けに見たせいかな。
その人の元気な時の映像が流れ、誰でもやってくる老いというものに
立ち向かい、そしていずれは亡くなるのだけど
その芸能人と話したことも接触したこともないのですが
もう元気な姿はテレビで見られないのだと思うと
そうか、それが亡くなってしまったんだなと言うことかと
考えます。

母親が亡くなったとき、不思議な感覚がありました。
実家は下町で、母親の葬儀は今では珍しいですが
実家で執り行いました。
ご近所や町内で葬儀があると、皆お手伝いに行きます。
母も、よくお手伝いに行っていたものです。
それが、母自身の葬儀の時のことですが
ご近所の人がたくさんお手伝いにきてくれているのに
なんでここに母親の姿がないの…、こういう時お母さんは
てきぱきと皆に指示していたじゃない…、なんでここいないの？
もちろん、亡くなった本人がいるはずもないことは
当たり前のことなのですが、何故かその時そんな気持ちに
なったことを今から14年前のことですがはっきり覚えています。
…と悲しみというよりも、素直に不思議な気持ちでした。

こういうことが身近な人が亡くなったときの、実感だったのです。
もちろんこのうえない切なく苦しい気持ちはありましたが
ここに居るべき人がいない寂しさというもを感じることによって
亡くなってしまったんだ…と実感するものでしょうか。

時間の経過とともに、葬儀当時のショックや辛さなどは薄れていきましたが
やはり、ここに母がいたらどう反応するだろう、なんと言うだろう…と
いうことを、ふと考えることがあります。

自分の死についてはあまり考えたこともないですが、
人生80年としたら折り返し地点も過ぎた今
これからの人生、私はどう生きていけば良いのか・・・と
考えていても良い時期なのでしょうか。
まあ、当分は仕事とフラと趣味の旅と、人生楽しくやって
いければ良いや！くらいの軽い気持ちですが
心と体の健康管理だけはね、しっかりしないとね。

人生観を考えることより、まず、我が家の大掃除をして
すっきり暮らしていくこと考えなくちゃね！！
たまにはこんなことも書いてみたくて…。

写真：友人宅から見えた月とタワー。
相変わらず素敵な眺め♪