藤城清治さんの影絵展

以前ブログ友のまーちゃんさんの記事にもあったのですが、
今回、宮崎美術館で開催されています。
本日、コハクさんと行って来ました。

お昼にコハクさんと美術館で待ち合わせて、
「LUNN」でランチしました。
フランス料理で、パスタランチは、970円。
ちゃんと前菜とデザートまでついていてこの値段。
落ち着いたお味でなかなか良かったです。


ランチ後に、美術館に戻って、コハクさんが持ってきてくれた割引券で
入場料1100円。

美術展というと、有名どころが数十点あって終わり、
でもでも、今回のは、見ても見てもまだまだある。
しかも、絵本がそのまま原画である感じ。

水と鏡を使って、どこまでも絵が続いている。
不思議とファンタスティック。
もう感動の連続。
しかもあの「ケロヨン」が、藤城さんのキャラクターだったとは、
初めて知りました。もうびっくり～。

色使いや貼り絵の技法も素晴らしくて、
ざっとした感じのところもあるけれどそれも計算されたざっとさ？
みたいに、動きがある。
絵の中に、空気が確かに動いている感じがしてもうエクセレント。

動物が好きなのでしょう。
いろんな動物が生き生きと描かれていました。
ロンきゅ～んは特に猫派なので、猫が出てくる絵がお気に入り
その中でも「猫の相撲」という絵は、たまりませんでした。
猫の横綱の絵の隣ののぼりが、「アビシニアン」と読めるよとコハクさんが言ったときには、
美術館ということも忘れて、大笑い。
もう、細かなところまで笑えます。
このポストカードを買おうと思ったけれどなかったのでがっかり。



あと、新作7月7日に作成されたばかりの「宮崎の風景」
宮崎の神話。高千穂峡。青島神社。神楽舞。
素晴らしかったです。

一番心に残っているのは、東日本大震災の後にその地を訪問して作成された絵の数々。
とくに、「福島の原発」を描いた作品では、実際防護服に身を包んでスケッチされたとか
その後放射能検査としたら、人の数倍もあったと書かれていました。
そこまでして描かれる絵です。心を打たないわけがありません。
絵を見ながら、「祈り」を感じました。
もう、福島のような悲劇はないようにしてほしい。
先日、福島在住の方から福島の今の現状と子どもたちのことを聞く機会があったが、
原発がなければ、あんなにも被害は受けなかったのに…。
未来に負の遺産が残るのかな。
チェルノブイリと比べてみて、・・・・・。政府が言っているけど、
それは違うのじゃないかな？
場所が違う、被害の規模が違う。
今でも、福島県内の子ども達は、放射能の影響で外で遊ぶこともままならない。
子どもが外で遊べないなんてかわいそうです。
それなのに、今また原発の再稼働に向けていろんなところが動いている。
危険と分っているのに…。
今回の事故で、しっかり政府も電気会社もクリーンエネルギーに移行する方向で考えてくれないかな？
それが仕事だと思うのだけどね。
もっと、未来を見据えた平和な世界を目指してほしいものです。

うちの周りには、仔猫さんの気配がないけれど、
しりあいの方は、親子3匹を譲渡した日に新しい仔猫が3匹庭に現れて、
またまた保護したそうです。
この子たちも新しいおうちが見つかるといいな。