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ろっくんのうさ日記

12歳のネザーランドドワーフのろっくんと我が家の庭に居ついた猫たちとの楽しい暮らしを綴ります。

うろこ雲が広がる季節です。

2015-09-27 16:19:16 | うさぎ

★ 何気ない変化から秋の気配が濃くなっていることを感じる。今日は青空いっぱいにうろこ雲が広がっていた。つい先日まで積乱雲が湧きあがっているのが見え、まだ夏が居座っているような思いがしたが、うろこ雲を目にするとようやく秋らしくなってきたと実感する。

 季節を先取りするように一番早い変化を見せているのは、玄関の前のハナミズキだ。葉には少しずつ朱色が混ざってき始め、実は既に真っ赤に色づいている。枝の先にはもう来年の春に備え、花のつぼみが膨らみ始めている。今年は例年に比べ、実の数が少なく、その反面つぼみが付くのがずいぶん早いような気がする。栄養が実よりも花に消費されるということらしく、来春の花は見ごたえがありそうだ。

★ ろっくんは特にこれといった変化もなく、平穏な毎日を過ごしている。午前中には日課の身繕いにいそしみ、後ろ足の先まで舌でぺろぺろ舐めてきれいにする。あまり舐めすぎるせいか、近頃は毛がくっついて固まっている部分が目立つので、ブラシを使って手助けをしてやらねばならない。

 食事も日課に従ってほぼ規則正しくその時間ごとの種類のものを食べている。先日、先週届いた梨を切って皿にのせてやってみたが、やはり一口も食べようとはしなかった。食べてみたらきっと美味しいと感じるはずだと思うのだが、ろっくんはイレギュラーなことをするのは嫌いなようだ。

 身繕いと食事の時間以外はお休みタイムだ。いくらでも寝ていらるようで、こんこんと眠っている。若い頃は寝ている時でも目を大きく見開き、頭を下げることもなく起きている風を装っていたが、今では何の遠慮もなく熟睡している。昼間に寝すぎて夜眠られなくなるということもなく、夜は夜で静かに寝ているので、お母ちゃんはろっくんは全く手がかからなくて良い子だと褒めている。

★ 猫たちの食事事情に変化が現れてきた。シッポとフクの関係が以前のように回復し、また3匹そろっての食事風景が見られるようになったのだ。フクはシッポを見ても逃げなくなり、顔を寄せて挨拶しに行くし、シッポも威嚇するような態度を見せない。シッポは他人が食べているものが気になるようで、自分の分の餌は残っているのに、隣のコウを押しのけてコウの皿のを食べだした。シッポとフクは身体を寄せ合う状態になったけれど、どちらも気にならないようだ。

 秋になり涼しくなってから、コウとフクが一緒に過ごす時間が長くなってきている。デッキの上でくつろいでいる時、互いに身体を舐め合っているのをよく見かける。見ていると、自分では舐めることができない部分を交互に舐めている。こんなふうに互いに協力すれば、より快適に暮らせるというものだ。

 庭に出ると、足音を聞きつけて2匹がやって来た。人の後を追うようについて来るが、途中で2匹がじゃれあっって遊びだす。コウが高いところに跳び乗ると、それをフクが追ってついて行く。赤ん坊のころからもそうだったが、2匹の間ではコウの方が主導権を握っているようだ。

秋彼岸となり。

2015-09-20 17:12:37 | うさぎ

★ 今あちこちの田んぼでは曼珠沙華が咲いている。そういえば、今日からは秋彼岸。だから、この時期に咲く曼珠沙華は彼岸花とも呼ばれている。黄緑色の穂波の中で、赤い色がひときわ鮮やかに映えている。こんなにきれいな花なのに、この花を家の中に持ち込むと火事になるとか、根っこに毒があるとかの理由で持ち帰る人がいないので、かえって自然の美しさを満喫できるというものだ。

 食欲の秋となりいろいろ美味しいものが出回ってきた。梨もその一つであるが、うれしいことに今日その梨が一箱届けられた。一つ一つがずっしりと重く見るからに美味しそうだ。ろっくんに見せてみるとくんくんと匂いをかいで、少し興味を示していた。今日のリンゴの時間に、試しにこの梨もあげてみてもよさそうだ。

 今日はもう一つサプライズがあった。今イングランドでラグビーのワールドカップが開催されているが、今日早朝に日本代表が南アフリカ代表と試合を行い、なんと34対32で勝利したのだ。速報では歴史的大金星とか史上最大の番狂わせとか言っていたが、午後にテレビで録画放送を見てみるとこれは決して奇跡なんかではなく、十分に実力を発揮した結果だとわかり、これからの試合に俄然興味がわいてきた。

★ 季節変わりのこの時期は、ろっくんの換毛期でもある。冬毛に生え変わるために夏毛がさかんに抜けている。ラビットブラシで身体を梳いてやると、結構抜け毛が取れてくる。でも、ろっくんが嫌がって身体をくるくる回転させて逃れようとするので効率が悪くなかなかはかどらない。

 あまりしつこくし過ぎてもストレスになるかと思い、ほどほどで止めておいたのだが、ろっくんはすっかり機嫌を損ねてしまい、ブラシを口でくわえるとブンブン振り回していた。いつもブラッシングに行っているお店ではおとなしくされるがままなのに、家ではなかなかいうことをきかない。内弁慶な性格は小さいころから少しも変わっていない。

 ブラシを取り上げてもまだ怒りはおさまらないようで、今度は例によってクッションのとめひもをくわえて、噛み始めた。噛むだけでなく、首を上下に大きく振っているところをみると、怒りモードは相当強いらしい。歳は取ってはいるけれど、要介護老人のように扱われることはまだまだ抵抗があるということだろうか。

★ 過ごすにはすっかり爽やかな季節となり、夏の間はご飯時以外は我が家の庭にいつかなかったシッポが日中も庭でよく見かけるようになた。ろっくんの部屋の前に置いてある猫用ベッドは暑い時期は使われることは全くなかったけれど、今はシッポが入り込んで寝入っている。ご飯時は、玄関辺りに人の気配がするとたちまち飛び起きて走ってくるけれど、その他の時間は人がそばに近寄ろうが知らん顔で寝たままだ。

 気温が低い朝方は日向ぼっこが気持ちがよいみたいで、フクは北側の庭で草の上に寝転がって朝の日差しを浴びている。近寄って行くと、一緒に遊んでほしいのか、こちらを目で追ってくる。なでてやるとお返しにこちらの手をぺろぺろと舐めてくる。次にはこちらの指をがぶりと噛んでくる。最初はちゃんと加減して甘噛み程度だが、次第に本嚙みになるので長く噛ませてはいけない。

 季節を追うごとに日の高さが次第に低くなってきたのにつれ、木陰も長く伸びてきた。デッキの上には程よく木陰が覆い、晴天の日中でもさほど暑さを感じないので、コウとフクが一緒に寛いでいる。猛暑日が続いた真夏の頃はどこに避難していたのか知らないが、これから真冬が到来するまではここで二匹そろってのんびり過ごせることだろう。

年の功でしょう。

2015-09-13 17:29:07 | うさぎ

★ 秋雨前線が停滞し、雨模様の鬱陶しい日が続いていたが、一昨日は久しぶりの晴天となった。水に濡れるのを嫌う猫たちは雨の日は見るからに物憂げそうにしていたが、久しぶりに日の光を浴びてのんびりと気持ち良さげに庭を歩き回っていた。庭の一角で雨に打たれ続けていたホオズキは、太陽の光をいっぱい受けて橙色の実がいっそう鮮やかに見える。

 ホオズキの実を一つもいで、皮をめくってみると中には皮と同じ橙色の実が大きく育っている。ホオズキの実をまだ見たことのないろっくんに見せてみると、かなり興味深そうだ。皮よりも実の方に関心があるようで、しきりに匂いを嗅いでいた。花は何でも好きだけれど、見慣れない果物や野菜はほとんど興味がないろっくんであるが、ホオズキの実の香りはお気に召したようだ。

 この季節には隣の蛇姫池のほとりにはネコジャラシが茂っている。昨年このネコジャラシをコウとフクに初めて見せた時は、2匹はまだ幼く、見るもの聞くもの初めてのものが多かったので、おっかなびっくりの様子だった。まずコウがおそるおそる手を出したが、フクはその様子を見ているだけだった。

 それが1年経った今では、目の前に突然差し出してもフクは平然とした態度で何だこれといった様子だ。穂先をくるくると動かせてみせると、手を出したり、くわえてみようとしたりはするけれど、喜んで遊ぶというほどでもない。もう少しは喜んでくれるものと期待していたのに、拍子抜けだ。コウとフクはこの1年でそれなりに大人になったということらしい。

★ 一昨日上のお姉ちゃんが旦那さんと一緒に韓国から我が家にやって来た。それに合わせて、従姉妹のMちゃんも金沢からやって来たので、にわかに我が家は賑やかになった。普段は静かに暮らしているろっくんには騒々しくて、生活のペースが乱れるかと心配したが、何のことはないいつも通りの様子だ。

 ろっくんは若かった頃は知らない人がたくさん家に来た時は、決まって部屋の隅っこに逃げて行って、翌日には下痢状のウンチをしたものだが、今回は普段通りリビングにいて眠り込んでいるし、ウンチの状態も変わらない。上のお姉ちゃんとは長らく会わなかったが今でもちゃんと覚えているのか、歳を重ねて動じなくなったのか、これも年の功というものだろうか。

★ 家で飼われている猫ならともかく、野良猫は大人になったら別々に離れて暮らすもので、コウとフクの少なくとも一匹はいずれこの家を離れ、いなくなると思っていた。しかしながら、生まれて1年以上たった今でも、昼間はどこかへ出かけていても夕方にはどちらも戻ってきて一緒に過ごしている。

 それなりに大人になってはいるけれど、2匹が一緒のときは赤ん坊の頃と同じ様にじゃれあったりしており、この調子だとこの先もずっと離れずに暮らすように思える。みいのように突然一方がいなくなったとしたら、きっと残った方は悲しんで気落ちするに違いないので、どちらもいつまでも健康でいてほしい。

ろっくんのこだわり

2015-09-06 16:22:30 | うさぎ

★ すっかり秋めいてきた。秋晴れの空が広がればもっと爽やかな気分になるのだろうが、こう雨の日が続いては台無しだ。
 庭にあるムラサキシキブの木についた実が緑色から次第に紫色に染まってきている。このムラサキシキブの実が色づくと秋の始まりを実感する。

 この木は植えてから今年で3年目となり、当ブログには毎年9月に登場している。1年目はみいがそばにいて、2年目の昨年はコウとフクがそばに一緒に写っている。毎年少しずつではあるが着実に大きく成長しているのが見て取れる。来年もさらに大きく育った姿をコウやフクと一緒に見せてくれることを期待しよう。

★ ろっくんは今日も平穏な一日を過ごしている。毎日決まった時刻になるとその時間ごとの食べ物を用意してやらないといけないが、それ以外は自分でひとり静かに過ごしており、介護などの必要は全くなく、ほとんど手がかからない。

 ただ、年齢に応じて少しずつ対応の仕方を工夫しなければならないこともある。例えばリンゴの与え方などは、若いころはリンゴ1個の12分の1ぐらいをひと塊にして食べさせていたが、今はそれを細長く切り分けて皿に盛ってあげている。以前はこれを一気に食べ終えたが、今では時間をかけて少しずつ食べている。

 ろっくんは夜の7時になると寝るために自分でサークルの中に入って行くのだが、その時になっても皿に食べ残したリンゴが残っていることがある。その時は、その皿をサークルの中に入れてやる。しばらくすると、ガチャガチャと皿と金属が触れる音が聞こえてくる。これは、ろっくんが空になった皿をサークルの隙間から鼻先で押し出しているためで、ろっくんは毎度皿が空になるとこうしている。広いサークルの中に皿が1枚ぐらいあっても気にすることはないと思うのだが、ろっくんには我慢できないことのようだ。

★ 暑さが去り、コウと同様にフクも我が家の庭で過ごす時間がながくなってきた。コウは眠るときはデッキの下の発泡スチロールの箱の中に入って眠っているが、フクは箱にはあまり入らずデッキの上などで寝転んでいることが多い。そして、リビングで人の動く気配を感じると、音のする方を見て様子をうかがっている。

 退屈になると人の気を引こうとするかのように、ニャアニャアと鳴きながら家の周りを歩き回る。フクは今では台所脇の勝手口の網戸が開いているときはここで鳴くのが一番効果的だということを知ったのか、ここで立ち止まり鳴いている。

 コウはほとんど鳴き声をあげることはなく、鳴くとしても人のすぐそばに来て蚊の鳴くような声でミヤアと一声出すくらいだ。それにひきかえフクは大きな声で鳴き歩く。同じきょうだいなのにこうも違うののは、フクは以前シッポに連れ立って行動しており、大きな声で鳴くシッポの影響を受けたのが一因と思われる。

 また、フクはコウと比べ猫だけでなく人に対してもとてもフレンドリーであり、人にかまって欲しいという気持ちを鳴くことで表しているのだろう。人が出かけたり帰ったりした時はいつも駆け寄ってきて、横をついて歩く。人が2階のバルコニーにいるのに気が付いたときは、さすがにその近くに行こうとはしないが、その姿をずっと目で追い見つめている。こんな従順で人懐こいフクはただ今3匹の猫の中で人気ナンバーワンの地位を占めている。

秋雨シーズン到来

2015-08-30 16:23:52 | うさぎ

★ 今年の夏は終了し、早くも秋雨のシーズンが到来したらしい。秋雨前線が停滞しているため、これから先の一週間の天気予報を見ると曇りと雨の日ばかりが並んでいる。いつまで続くかと思われたつい先日までの酷暑にももう悩まされることもなさそうだ。エアコンなしでも過ごせるようになり、ろっくんはゆったりと休んでいる。

 うさぎにとっては暑い夏の季節は一年のうちで最も身体に負担がかかる時期であり、これを無事乗り切れたならこの先当分は元気でいられるだろうと一安心する。元気とはいっても、ろっくんは今ではほとんど寝姿ばかりでの登場となっているので、普段の様子を知らない人はろっくんが寝たきり老人になってしまったと思うかもしれない。

 今日もお昼の野菜を食べている途中で眠気に襲われたようで、気が付いたら葉っぱを両手で押さえ、その腕の上にあごをのせて眠り込んでいた。しかし、どこか体調が悪くて苦しんでいる訳でなく、ただ気持ちよさそうに寝入っているだけなので、これからも安眠を妨害することなく心安らかに余生を過ごさせてやりたい。

★ 猫たちは酷暑の頃は人間と同様に食欲を少々失い、餌を食べに来る時間や量が不規則になっていたが、暑さが緩み食欲が戻ったようだ。シッポを嫌がりシッポがいない時間を見計らって餌を食べにきていたフクが、空腹を我慢できずに一緒にやって来ることもあるようになった。最初はそれぞれの皿の餌を食べていたのに、他人の皿の中身が気になるシッポが隣のフクの皿に割り込んでいった。せっかく元のように3匹がそろったと思っても、こんなことがあるとまたフクが遠慮して近づかなくなってしまう。

 暑さが和らいでからは、コウは日中も我が家の庭で過ごすようになった。ある時は、玄関前のハナミズキのそばの塀の三角屋根の上で体を伸ばして休んでいた。よりによってこんな不安定な場所を寝なくてもいいものをと思うが、小さいころからこの場所が好きなコウは案外ここが落ち着くのかもしれない。

 今度は外の階段の踊り場でごろごろしていた。この家の者が横を通ろうがおかまいなしで超リラックスモードだ。ただし、それ以外の人の気配を感じたら即座にどこかに身を隠してしまう。生まれてすぐからの付き合いになるので、今では我が家の者には全幅の信頼を寄せているようだ。

 姿が見えない時はデッキの下の発泡スチロールの箱の中を覗き込むと、案の定コウがその中にいた。気が付いて目をさましたけれども、まだ眠たいのか大あくびをしている。

 コウの名前を呼んで出てくるように促すと、コウがようやく箱から出て、デッキの上にやってきた。まずは箱の中で窮屈な姿勢でいた身体を大きく伸ばして身体をほぐす。それから人の手に頭や身体をぐりぐり押し付けてきて、かまってくれよと催促する。手のひらで頭と背中をなでてやると、気持ちが良くなるにつれのどをグルグルと鳴らす声が大きくなってくる。

 でも、そんなこともじきに飽きてしまい、階段の途中まで下りていき腰を下ろしてしまった。本当は一番したいことはフクと一緒に遊ぶことなので、出掛けているフクが門扉をくぐって帰って来るのを待っているのだ。でも、フクが餌を食べに帰ってくるは毎日午後4時前後なので、コウはそれまで一人で辛抱しなければいけない。