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ろっくんのうさ日記

12歳のネザーランドドワーフのろっくんと我が家の庭に居ついた猫たちとの楽しい暮らしを綴ります。

久しぶりの更新です。

2016-01-24 18:40:57 | うさぎ

★ ろっくんが生きている間は続けようと、週1回ではあるが当ブログを更新し続けていたが、ろっくんがいなくった途端に使命感、義務感のようなものが薄れてしまい、特筆すべき出来事もなかったためここ一か月くらいの間更新もしないままとなっていた。しかし、最近ちょっと感動させられることがあり、お母ちゃんが是非皆さまにも紹介したらいいのではないかとのことなので、久しぶりの更新となった。
 本題に入る前に、まずは近況を若干述べておこう。今年は暖冬と喜んでいたのもつかの間、ここ数日は急に気温が下がり寒い日が続いているが、この寒空の下どうしたことか庭のモッコウバラが花を咲かせた。咲いたのはわずか三輪だけであるが、春に咲く時と同様の見事な咲きっぷりなので、寒風の中でも春めいた気分になってくる。ろっくんの49日もはや過ぎ、お骨を土に還してやらねばならなくなった。しかし、この寒々とした季節に土に埋めるのは気が引けるので、春が来てたくさんの花が咲くころに庭に埋めてやろうと思っている。

 赤ちゃんは生まれて一月半が過ぎた。夜泣き癖はおさまり、大人たちも夜安眠できるようになりやれやれだ。しかし3時間ごとに授乳の時間になるとこの小さな体からよくそんな大声が出るなと驚くほどの威勢の良い泣き声をあげ、お乳を催促する。1回ごとの授乳量も多くなり、体重は1kg以上増えたので、抱っこするのも重くて大変になってきたが、順調に成長しているのでなによりである。

 コウとフクにとっては2度目の冬であるが、寒さにも負けず元気に過ごしている。コウは相変わらず我が家のデッキの下をすみかにし、発泡スチロールの箱の中で暮らしている。コウは箱の中がお気に入りのようで、日向ぼっこをするとき以外は日中でも箱に入っていることが多い。冬の季節は太陽の高度が低いのでデッキの下までも太陽が射しこむので、箱の中に入りながら日向ぼっこをしていることもある。

 フクはお向かいの家をねぐらにしているが、最近は我が家の前の側溝の中にいることが多い。家から出かける時や、家に帰る時に、人の足音を聞きつけて側溝の中からひょっこりと姿を現せるのをよく見かける。側溝は蓋で覆ってある部分が大部分でトンネルのようになっているので、その中は風が通らず案外暖かいのかもしれない。それから、フクも最近木の枝に登れるようになった。コウのしぐさを真似て自分もできるように頑張ったようだ。フクはおっとりした性格ではあるが、いろいろと努力したり工夫しながらがそれなりに頑張って生きている。

★ さあ、いよいよ本題に入るが、それはシッポに関する出来事である。
 毎朝欠かさずご飯を食べにくるシッポが2日ほど続けて姿を見せないことがあり、お母ちゃんは、これはみいの時と同じようにシッポが何か事故にあったに違いないと心配しだした。そうこうしていると、一昨日の午前中シッポの甲高い鳴き声が庭の方から聞こえ、お母ちゃんが急いで玄関の扉を開けるとそこに久しぶりに見るシッポの姿があった。お母ちゃんは、シッポに餌をやり、その食べる姿を見ていたが、急に大声で叫び始めた。何事かと行ってみると、シッポの尻尾が手術されているとのことだった。よく見ると、確かにいつも血にまみれていた尻尾が肌色の皮袋を縫ったように形を変えている。尻尾の毛を剃ったうえで、腐っていた肉と骨を取り除き、皮の部分を黒い糸で縫合してある。2014年5月初めにシッポの尻尾が半ば辺りできつく縛られているのを発見し、翌週には自分で食いちぎったのを知ってから1年半以上経ったが、ようやく治療を受けることができたというわけだ。
 実はお母ちゃんも動物病院を数軒当たっていたのだが、どこも野良猫は病原菌を持っているので病院では扱えないとか野良は自分で自然に治すからとか言って断られ、やむなく抗生物質の薬だけを何度か与えていた。しかし、尻尾の腐敗はなかなか完治せず、いつもシッポが自分で腐肉をかじってしまうので、初めは半分ほど残っていた尻尾が次第に短くなり、いつかは尻尾だけでなく身体まで傷が及んでしまうのではないかと心配していた。

 ところが、この近所のどなたかがこんなシッポの姿を見かねて、シッポを動物病院に連れて行き、手術を受けさせてくれたようなのだ。大柄で、尻尾が血膿で汚れているシッポを捕まえて病院へ運ぶだけでも大仕事なのに、そのうえ手術代まで負担しようとはよほど奇特な方に違いない。ちなみに、手術は尻尾の治療だけでなく、去勢手術も併せてされており(オス猫なので左耳がカットされている)、手術代はずいぶん高額だったと思われる。
 また、シッポの手術を請け負ってくれた本当に動物思いの医者が実在したことに認識を新たにした。
 お母ちゃんは、この近所にこのような心優しい人がおられることに感激するとともに、不治と思っていたシッポの傷が完治し、今後は何の心配もなく幸せに生きていけると思うとうれしくて自然と涙がこみあげてきて、是非皆様にもこの出来事を紹介したいのだそうです。

少しずつ成長しています。

2015-12-27 15:50:07 | うさぎ

★ 思えばろっくんが亡くなってから早1か月が経った。上のお姉ちゃんの出産の前後の時期と重なっていたのであわただしく時が過ぎ、ろっくんがいなくなったこともつい忘れがちになっていた。ろっくんが亡くなった直後は寒々としていたろっくんの部屋は、今では見た目にも可愛らしい赤ちゃん用品がいっぱいあり、一番華やかになった。ろっくんも空っぽの部屋で一人ぽつんといるよりも、赤ちゃんのそばで一緒にいるほうが楽しいというものだ。

 出産の際に来日していた旦那さんはその後いったん韓国へ帰ったが、3日前に再度我が家にやって来た。今回は大みそかまで滞在予定だ。前回は我が家と病院を行き来しただけだったが、今回も特に出かける予定はなく、ずっと赤ちゃん一緒に過ごすそうだ。まだ日本でゆっくり観光したことがないので、長期滞在できるこの機会に観光に出かければよいと思うのだが、赤ちゃんのそばにいるだけで十分楽しいらしい。確かに、赤ちゃんは表情が豊かになってきているみたいで、眺めていても飽きることがない。

 旦那さんは赤ちゃんのお世話も積極的にしてくれ、赤ちゃんが夜泣きをすれば深夜でもとび起きてあやしてくれる。赤ちゃんのお世話で少々疲れ気味のお母ちゃんは、これ幸いと旦那さんにミルクの作り方や沐浴の仕方を実地指導し、しばらくは一息つけそうだと喜んでいる。

★ 暖冬とはいいながらも、次第に寒さが増してきた。外で暮らすコウとフクは毛皮を身にまとっているとはいえやはり寒さを感じているのだろう、暖を取ろうと日の当たるを探している。我が家の庭ではこの辺りが一番日当たりが良いので、午前中はここでコウやフクが過ごしているようだ。

 2つある猫用ベッドだが、今では使用者が固定し、猫ベッドはシッポ専用となりコウやフクはシッポが使っていない時でも絶対に入らない。今日はコウがピンクのベッドに入り込んでいた。たっぷりと陽射しを浴びたので身体が十分に暖まったのか、気持ちよさそうに身体を伸ばしてくつろいでいた。

 もちろんフクも決して猫ベッドを使わない。フクはベッド自体をあまり好まないのか、近頃ベッドに入っているところを見たことがない。日向ぼっこをするのは、このエアコンの室外機やデッキの上、階段の所などで、腰を下ろして、きちんと座っている。何か考え事をしているのか、身じろぎもせず遠くを見つめている姿を見ると、生まれて間もなしにきょうだいでふざけあっていた頃に比べずいぶん大人になったなと感じさせられる。

無事退院しました。

2015-12-20 16:10:04 | うさぎ

★ 上のお姉ちゃんが退院し、赤ちゃんと一緒に我が家に帰ってきた。赤ちゃんはろっくんが使っていた部屋で寝かせることとした。実は、ろっくんが生きていた時には2階の部屋を赤ちゃんの寝室にするしかないと話していたのだが、1階のこの部屋のほうが赤ちゃんの面倒を見るには都合がよい。ろっくんが亡くなりこの部屋を心おきなく使うことができるようになったのだが、まるでろっくんがこんな事情を察してこの部屋を譲ってくれたかのようで、最期までろっくんはみんなのことを気遣ってくれていたみたいだなあと感心している。

 赤ちゃんもこの部屋の居心地がいいようで、新しい布団の中でごきげんな様子ですやすやと眠っている。何か楽しい夢を見ているように時々にこっと笑ったような表情を見せたりし、寝ている顔を見ているだけでも飽きない。

 目が覚めても、お腹がすいていたり、おむつがぬれたりしていなければ、泣いたりすることもなく、もぞもぞと動きながら一人で遊んでいる。こんなふうに昼間は手間がかからくて結構なのだけれども、これが夜中になると一変する。大きな声で泣き続け、なかなか寝付こうとしない。抱っこしてようやく寝かしつけたと思い、床に置くとまた泣き出す始末で、昨晩は午前5時頃になりようやく寝付いたという状況だ。

 家での沐浴は昨日が初めてだったが、大人3人がかりでああでもないこうでもないと大騒ぎだった。赤ちゃんは暖かいお湯に浸かっている間は気持ちよさそうな表情でおとなしくしていたが、お湯から上がった途端に泣き出し、着物を着せるのも一苦労だ。一つ一つが慣れないことだし、生活リズムも赤ちゃんに合わせないといけないので、当分の間は気疲れする日々が続きそうだ。

★ このような家の中での騒ぎとは関係なく、猫たちは我が家の庭でのんびりした姿を見せている。シッポは朝ご飯を食べた後は、猫ベッドに入り眠りこけている。余程寝心地が良いのだろう、長い時は朝から夕方のご飯の時までこのベッドの中で寝て過ごしていることもある。ご飯時分は、玄関を開けた途端に走り寄って来るけれど、それ以外の時間は間近に近寄っても知らん顔で寝続けている。

 コウとフクは相も変わらず仲が良い。今の季節はこの日当たりのよいエアコンの室外機の上がお気に入りのようで、2匹が寄り添いながら座り込んでいる。すぐ傍まで近づいていっても、もうすっかり2匹の世界に浸っているらしくその場から動こうともしない。これからますます寒くなるにつれ、2匹が寄り添って暖をとる光景を目にすることが多くなりそうだ。

初孫誕生

2015-12-13 14:00:44 | うさぎ

★ 昨日、ろっくんが生前お世話になっていたうさぎ専門店に行ってきた。このお店のお姉さんにはろっくんが生まれた時以来ずっと爪切りやブラッシングなどのケアをしてもらっていたので、最後にろっくんが亡くなったことの報告とこれまでお世話になったお礼を伝えたかったからだ。お母ちゃんはろっくんの最期の様子などを話し、帰り際に店のお姉さんから思いがけないプレゼントをいただいた。それはお店が作成した来年のカレンダーで、お店を利用しているたくさんのうさぎの写真が載っており、その中にろっくんの姿を発見し大喜びした。聞けば今年用にもろっくんが載っていたということで、在庫がまだ残っていたのでそれもいただくことができた。ちなみに、ろっくんの写真は、来年用は上から9段目、左から4番目に、今年用は上から8段目、左から2番目にある。

★ 12月10日、待ちにまった上のお姉ちゃんに赤ちゃんがついに生まれた。前日に来日した旦那さんと一緒に、病院の待合室で緊張の面持ちでその瞬間を待っていたが、元気な産声が大きく響くと、一同ようやく顔がほころんだ。しばらくして看護師さんが赤ちゃんを連れてきてくれて初のご対面となった。妊娠中の頃から女の子と知らされていたとおり、かわいらしい女の子だ。

 特に旦那さんは感激ひとしおの様子で、大事そうに抱きかかえ食い入るように赤ちゃんの顔を見つめていた。旦那さんは早くも赤ちゃんにデレデレ状態で、一週間ぐらい休暇をもらってきたので、毎日病院通いをし、面会時間の始まりから終わりまでをずっと病院に入り浸っている。

 ろっくんが亡くなり少々落ち込んでいたお母ちゃんだったが、初孫の顔を見て元気を取り戻し今では赤ちゃんに夢中だ。何かと赤ちゃんに関わりたがり、ミルクを飲ませようとしたものの約30年ぶりのことなので何だかぎこちない。赤ちゃんの画像や動画はスマホですぐに韓国の両親にも送信されており、あちらでも初孫ということもあり大いに盛り上がっているらしい。これからは赤ちゃんが話題の中心となるのは間違いない。

★ 赤ちゃんだけでなく猫たちもろっくんが亡くなった後の心を慰めてくれている。中でもフクは近頃ますます人懐っこくなり、人が庭に出るとすぐに現れる。フクは、母親のみいがねぐらとしていた近くの家の軒先を同じようにねぐらにしているみたいで、こちらの気配を注意深くうかがっているらしい。やって来ると、ずっと人について歩き回り、デッキに腰かけて日向ぼっこをしている時はそばで一緒に座っている。

 時々フクの頭や身体を撫でてやると、少しも嫌がることはなくずっとされるがままだ。むしろ人に触られるのがうれしいようで、自ら身体や頭を摺り寄せてきて、もっともっととせがんでくる。ろっくんが亡くなり家の中での飼い猫になるチャンスだったけれど、これからは赤ちゃんがしばらく家にいることになるので、残念ながら実現は先延ばしにならざるをえない。

 一方コウであるが、我が家のデッキの下をねぐらにしているのにフクほどは顔を見せない。人が庭に出たのが分かっていても、ベッドにしている発泡スチロールから出てこず、寝たままのこともある。だからといって、コウは人に関心がないということでなく、世にいうツンデレ系で気分がのった時は人にべたべたしてくるのに、それ以外の時はクールに振る舞うのである。猫でも雄より雌のほうが扱いが難しいようである。

もう少しブログ続けます。

2015-12-06 16:21:22 | うさぎ

★ 当ブログは「ろっくんのうさ日記」というタイトルで長らく続けていたが、そのろっくんが亡くなったのだからこれを機にきっぱり終了するのが潔いというものだろう。しかし、長年の習慣が身に染みついてしまい、日曜日の午後になるとブログの更新をしなければと気が落ち着かなくなり、今日もパソコンに向かってしまった。
 ろっくんがいなくなり、ろっくん用の部屋としていたリビングの隣の和室にあったケージ、サークルやペレット類などろっくんが生前に使っていた用品をすべて片づけた。4畳半の狭い部屋だけれど、以前より急に広くなった印象がする。しかし、寒い冬の季節と相まって、ろっくんがいた頃に比べるとやけに空疎で、寒々しい感じがする。でも、出産間近の上のお姉ちゃんの赤ちゃんが生まれたら、しばらくの間はその子の寝室として使う予定なので、その時はまたにぎやかで温かみのある部屋となるだろう。
 上のお姉ちゃんが赤ちゃんと韓国へ帰るまでは、とりあえずこのブログは続けることにしようかと考えている。

★ すっかり寒くなり、こたつの中が恋しい季節となり、テレビを見る時にはついこたつに潜り込み、寝転んでしまう。ろっくんがいた時は、必ず胸の上にとび乗ってきたものだ。息をするたび上下する胸の動きにあわせて、ろっくんもゆるやかに上下に身体を揺らしていた。ろっくんは、それが心地よいようで、こちらが身体を起こすまでずっと居座っていたので、いつも長々と同じ姿勢でテレビを見てしまったものだった。

 思えば、ろっくんは人の傍らで寄り添っているのが本当に好きだった。リビングのソファに座っていると、ろっくんはソファの上に跳び上がり、それから人の太腿の上によじ登ってきた。それだけでは満足せず、身を起こして、人の胸を這い上がろうとまでした。

 人が食卓テーブルでパソコンを使っている時には、ろっくんは横の椅子の上に跳び上がってきて、そこに座りながらこちらの様子を興味深げに見つめていた。いつまでもかまってくれない時は、こちらの太腿の上に乗り移り、背伸びをして前足をパソコンのキーボードに乗せてしまうこともあった。

 庭に出て遊んでいても、走り寄ってきて腿の上によじ登ったりした。ろっくんと一緒に暮らすようになり、うさぎの性格などについて知るにつれ、驚かされることがたくさんあり、その一つが人懐っこさである。うさぎは餌をもらう時だけ人に近づいて来るものだぐらいにしか考えていなかったが、食べ物がない時でも、こんなに人を慕って寄り添ってくれたのは本当にうれしい誤算だった。

★ この寒さにも負けることなく、コウとフクは元気に過ごしている。太陽の高度が低くなるにつれ、庭に日の当たる時間は短くなり、その範囲も狭まってきた。しかし、猫たちは状況に合わせ、快適に過ごす術を身に付けているようで、ちゃんと日向ぼっこに都合の良い場所を知っている。例えば、庭の裏のアジサイの所はあまり日当たりは良くないが、時間帯によってはスポット的に陽が射すこともあり、その時間は二匹どちらも集まり、身を寄せ合っている。

 コウの前足の怪我は今ではすっかり治ったようで、元気に走り回ったり、跳び上がったりしている。痛い目にあったので、少しは懲りて危ない場所を避けるようになるのではないかと思っていたが、何のことはない以前と同様に塀の三角屋根はもちろん、不安定な細い枝の先までも平気な顔で上っている。

 それどころか、最近はさらにパワーアップして、素早い助走から一気に樫の木も駆け上がるようになった。最初の頃は、フクはコウのそんな様子を見ていただけだったが、今ではそれを真似てコウと一緒になって樫の木に登っている。フクも頑張っているとはいえ、高い所に登ることに関してはコウの方が一日の長があり、フクはいつもコウの後に従ってついて行くしかない。