今、巷ではフェルト原毛でふわふわマスコットを作ることが流行り始めているらしい。この正月休みに下のお姉ちゃんがデパートに出かけた時に手芸店に羊毛フェルトの特設コーナーがあるのを見かけ、以前から気にかかっていたこともあり材料や道具、本などを買い込んで帰ってきた。
フェルト原毛の毛糸を丸め、フェルトマットの上におき先に小さな突起があるフェルト針で何度も刺していくと形がまとまってくる。最初は試しに簡単な作品を作っていたが、うさ飼いとしてはやはりウサギを作ってみたくなったようだ。ということで出来上がったのがこの作品だ。
でも、なんだかろっくんはこの作品が気に入らない様子である。それもそのはず、このウサギの頬が異様に大きくて重症のお多福風邪の患者か瘤取り爺さんのようだからだ。お手本の本を見ると、確かに頬を膨らませた作品になっているが、いくらなんでもこれはやり過ぎだ。本物のウサギを間近で見たことがない人ならともかく、実際にウサギを飼っている者がこんなふうに作るなんて許されない。
下のお姉ちゃんはさすがにこれはマズイと思ったのか、今日作った携帯ストラップ用のマスコットは頬の膨らみはずっと控えめになっていた。お母ちゃんはこのストラップが大層気に入ったようで、自分の携帯に付けたいので欲しいとお姉ちゃんにねだっていた。結局、お姉ちゃんは家族全員分を作ることになり、これからは家族みんなお揃いでこのストラップを付けることになった。